第103回全国高校野球選手権大会は、智辯和歌山高校が優勝して幕を閉じました
感染症や長雨など多くの難問が立ちはだかりましたが、そのストレスに打ち克ち試合を行った選手全員に称賛を贈りたいと思います
また、大会が無事最後まで行われるよう運営された全ての皆様、チームスタッフ、ご家族の皆様に感謝です
今大会も歴史に残る大会となったのではないでしょうか。
さて、私は第101回目の夏の甲子園決勝を振り返り、試合編を締めくくりたいと思います。
第101回全国高校野球選手権大会 ~ 決 勝 ~ 8月22日(大会第14日目)
星 稜 履正社高校(大阪)
履正社 003 000 020 5
星 稜 010 000 200 3
投手:(星 稜)奥川 9回 投球数127 被安打11 四死球2 奪三振6 自責点5
(履正社)清水 6回2/3 投球数120 被安打10 四死球3 奪三振6 自責点3
岩崎 2回1/3 投球数 33 被安打 3 四死球1 奪三振0 自責点0
攻撃:星 稜 13安打 残塁9 併殺0
履正社 11安打 残塁9 併殺2
守備:星稜に失策1 暴投 :0
優 勝:履正社高校(初優勝) 準優勝:星稜高校(24年ぶり2回目)
試合時間:2時間9分 観衆:約44000人
選手たちは、ここまで来ました。
そして平生の立ち居振る舞いや挨拶、気づかい、すべてにおいて最高のチームでした。
何も言うことはありません。
試合で選手の活躍を見ながら、私のトレーナー活動の反省や振り返りばかり考えていました。
そして星稜ファンや石川県民、学校の皆さんの大声援に包まれ、素晴らしい試合を展開してくれました。
勝った方が強い、それは紛れもない事実ですが、最後の最後までどちらが勝つか分からない展開は、その差が僅かであったことを物語っているのだと思います。
点をとり点を取り返し、逆転し、同点に追いつき、一打サヨナラのシーンをつくる、野球の面白いところをギュッと集約した試合でもあったと思います。
星稜も素晴らしいチームでした
履正社も素晴らしいチームでした
奥川投手、決勝戦も投げきりました。智辯和歌山戦を100とするとどれだけの調子だったかは分かりませんが、私なりに前日の疲労はとれていたかなと思います。が、万全ではないことは確か。やはり今大会ナンバーワンの強力打線ですから後半のややコントロールが乱れたところを痛打。さすが履正社だなと思いました。
それに、中盤から変化球にキレがなくなり・・・とは言っても、普通の投手とは違います。そのストライクからボールゾーンのギリギリの所をファールされ、見逃されたところもさすがで、これも投球数が多くなった部分で、後半やや疲労が出てきた要因でもあったでしょう(完投では普通の投球数なのですが)。
彼は、もちろんこの大会で大きく成長しました
山瀬捕手、よく奥川投手を引き出しました。そりゃ~小学校からバッテリーなんですから。打撃も決勝で3安打。すべての試合で安打を打っています。彼は甲子園などの大舞台へくると力を発揮するタイプです。
キャプテンとして、この2019チーム星稜をひっぱり、チームも成長し、彼自身も大きく成長しました
東海林選手、彼も星稜打線の特攻隊長として、外野の守備の要として大活躍し、大きく成長しました
有松選手、決勝で2安打。今大会、悩みに悩んだ一人ですが、サヨナラ目前の9回をヒットで演出し、粘りの星稜を体現してくれました。
彼も成長し、次のステップへの大きな過程を踏みました
知田選手、2年生ですが、このチームのクリーンナップとして大活躍しました。この決勝、最後のバッターとなったのは本当に悔しかったと思いますが、次の新チームに繋がる一戦になりました。
彼は大きく成長する秘薬(飛躍)をこの大会で得たのではないでしょうか
内山選手、身体は小さいけれど大きな存在感で星稜の4番に君臨しました。守備でもそつなく内野の要を守り、決勝戦では先制点につながる安打を放ちました。次のチームは彼がキャプテンになるだろうことは誰にも予測がつきます。
彼も今大会で大きく成長し、山瀬キャプテンより心の面においてもバトンを受け取りました
大高選手、彼は地方大会から好調を続け、甲子園でも打ちまくりました。甲子園でも進化を続けました。夏に大きく大きく成長した一人です
福本選手、決勝戦は安打は出ませんでしたが、初戦からあの智辯和歌山戦におけるキーマンでした。そして、彼もこの夏の大会で大きく大きく成長した一人です
岡田選手、春の北信越大会から打撃に関して悩みに悩んだ一人でした。夏に入ってからは好調を保ち、甲子園でも下位打線の4番として打ちまくりました。決勝での先制点、あわやホームランという当たりは見事でした。
彼もこの夏で大きく大きく成長しました。
寺沢投手、2018年春、夏の悔しい試合を糧に、最高学年になり、心も野球も大きく成長しました。今大会も終盤の大切なところで投球し結果を残しました。納得してないかもしれませんが、悔いの無い夏だったと思います。
次のステップアップへ大きな起爆剤を今大会で掴んだことでしょう
荻原投手、彼の制球力とスライダーのキレは奥川投手にも匹敵、いやそれを凌ぐ精度の球を投げます。今大会もしっかりと結果を出しました。新チームでの成長が楽しみです。
彼も今大会で成長し、大きな何かを掴んだことでしょう
寺西投手、登板機会は少なかったですが、新チームには必要不可欠な存在です。秘めた思いを持ちながら、今大会で何か大きなものを得たことでしょう
山本選手、県大会から調子は上がりませんでしたが、甲子園では守備の助っ人としてピンチや終盤に出場し、ファインプレーを難なくやってのけるところは非凡さだと思います。
彼は甲子園において、うまくいかないことと伴にチームの準優勝を通じて大きなものを手に入れたことでしょう
竹村選手、一打席ですが代打で登場、初ヒット、初打点、素晴らしい成長と運をもらったのではないでしょうか
鈴木選手、新保選手、高木選手も代打や守備で出場。試合本番のグランド内から甲子園の景色をみることができたことは、成長以外の言葉がみつかりません
今井選手、仙台育英戦での打撃は素晴らしかったです彼が新チームの打撃を、内山選手や知田選手とともに引っ張っていってくれるでしょう。
彼は、そのための大きな経験を積むことができました
マネージャーの濱塚選手は、陰に日向に選手を支えている姿は素晴らしかった。監督、コーチ、部長と選手を繋げ、選手同士を繋げるマネージャーの役割はチーム星稜では大きなパワーです
レギュラーではないですが、練習で、そして試合でレギュラー選手が心置きなくプレーできるようにサポートしていたチーム星稜のメンバーも素晴らしかったです
優勝にあと一歩素晴らしいチームをつくった監督、部長、コーチの力量は、これまた素晴らしかったです
こんなチームはなかなか出来ないとは思います。苦労は絶えなかったと思いますが、選手たちを率いてここまで上り詰めたことは星稜高校、甲子園大会の歴史となりました
履正社高校の各選手ともレベルの高い選手ばかりで1回から9回までヒヤヒヤでした。
4番、井上選手のスリーランホームランは度肝を抜かれました。
清水投手のピッチングも精度が高く、岩崎投手の2年生ながら落ち着いたピッチングも圧巻でした
星稜高校野球部として、石川県代表として、北陸の地域として初優勝の機会でしたが、あとほんの少し、僅かのところで準優勝となりました。
その”僅か”を埋めることが、実は大変な作業なのかもしれません。
星稜高校野球部の3年生には、心からお疲れ様でした最高のチーム、選手でした
私も貴重な体験をさせていただきました。感謝の言葉しかありません。
当初、患者さんと話していた、「どうせトレーナー活動に行くのなら、最後まで帰って来んでいいよ~笑」という言葉が実現してしまった2019年夏の甲子園大会となりました。
「時間を巻き戻そう😁」24年前の決勝戦(星稜 vs 帝京)の甲子園球場は、2019年ほど超満員ではなかったんですよね。
私は、名古屋の東洋医学研究所で修行中でしたが、黒野院長先生から「応援へ行ってらっしゃい」という言葉をいただいて、1塁側アルプススタンドで応援していたのでした~。
また、この年は夏のお盆休みの4日間を利用してトレーナー活動をサポートしていました(県岐阜商業、関西高校戦あたり)。当時のトレーナー川本先生から、お手伝いのお誘いがあり有り難かった思い出があります。
話は変わりますが、帝京の前田監督も2021年で監督を勇退されたんですね。確か放送でこのとき監督24年と言われているので50年務められたんですね。間違っていたらすいません。たいへんご苦労様でした。
⚾【平成7年】帝京 対 星稜【高校野球・決勝】
shukongohjinさんのYouTube動画より
連日、甲子園球場に応援に駆けつけていただいた皆さまに感謝です。
大会運営の皆様、阪神甲子園球場、阪神園芸の皆様、すべての皆様に感謝しかありませんね
2020年、2021年は中止や、制限がかかっての開催となっています。
多くのファンが見守る中、安心してプレーすることができる高校野球が早く開催できることを祈るばかりです。
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二葉鍼灸療院(金沢)