二葉鍼灸療院 院長のドタバタ活動日記

私が日頃行っている活動や、日々の鍼灸臨床で感じたことなどを綴っていきたいと思います。

鍼灸マッサージ師会 女性青年部 主催 ナイトセミナー

2009年07月31日 | 鍼灸
7月25日(土)、能登島の割烹旅館「勝雄館」にて、(社)石川県鍼灸マッサージ師会 女性青年部主催の「ナイトセミナー」が開催されましたので参加してきました…って私が女性青年部長をしていますので、行かないと始まりませんよね。

金沢市鍼灸マッサージ師会の交流会終了後、午後8時~9時の1時間の予定でしたが、熱が入り20分ほど超過。旅館の方からは「翌朝の朝食の準備があるので9時半までには終わってくださいね」と言われていましたので、ギリギリでした でもいいセミナーになり、明日からの臨床に何らかのプラスになる話が盛りだくさんでした。

◎内 容
  演 題:私が今思うこと~未来に向けて~
      「今ここ」から思うベテラン先生の過去そして未来
  講 師:林 俊秀 先生 林針灸院 院長
              (社)石川県鍼灸マッサージ師会 会長
      川本力雄 先生 かわもと接骨院・針灸院 院長
              (社)石川県柔道整復師会 副会長
              (社)石川県針灸師会 監事


20名ほどの若手、中堅、ベテランの先生方がナイトセミナーに参加して頂きました。講師の先生方も、その話に耳を傾ける会員にしても、前に行われた金沢市鍼灸マ会の交流会にて美味しい食事と美酒を頂き、気分よくナイトセミナーに入っていけたと思います。ということにしときましょう

1時間余りではありましたが、先生方の生き様の一端を垣間見ることができ非常に貴重な有意義な時間になったのではないかと思います。

林先生は、26年もの間、金沢市、石川県の鍼灸マッサージ師会の中心となり、また、全鍼師会でもスポーツセラピー部長、マッサージ部長などを務め、鍼灸マッサージの普及、あるいは鍼灸マッサージの保険治療(委任払い)の向上に向け過去も現在もご尽力されている先生です。開業されて46年目を迎えられたベテランの先生です。


 熱く、元気よく語る、林先生

川本先生は、(社)全日本鍼灸学会に昨年まで存在した地方会(石川地方会)の会長を9年間勤められ、また(社)石川県針灸師会の副会長などを歴任され、業界団体、学術団体の両方で活躍され、現在は(社)石川県柔道整復師会の副会長をされています。非常に人情がありカリスマ性のある先生であり、私がこの鍼灸の道に入るきっかけになった先生です。JATAC認定アスレティックトレーナー、日本陸連C級トレーナーの資格を持ち、星稜高校野球部のチームスタッフで選手の治療をして頂いています。私も高校現役時代、治療をして頂いておりました。あのニューヨーク・ヤンキースの松井秀喜が星稜在学中3年間ケアを行った先生です。星稜野球部の甲子園出場時には春夏あわせて14回にわたり帯同され、選手を支えてこられました。開業されて40年目を迎えられたベテランの先生です。


 盛りだくさんの経験を語る、川本先生

現在は私も星稜高校野球部のチームスタッフとして選手のケアをさせて頂いておりますが。大会での大事な場面や、ケガの程度が強いときには今でも先生にお世話になっております。

林先生には、血気盛んな若いころは、朝方まで同年代の先生方と、世の中の流れや鍼灸や医学の勉強に励んだお話や、昭和30年代、40年代は鍼灸マッサージの保険の委任払い運動を患者様のため、会員のため、積極的に頑張ってきたお話がありました。ほんと近いところではありますが歴史の流れを知った感じで勇気づけられるお話が多かったです。

川本先生は、林先生とともに金沢から車でご一緒に乗ってこられ、その車中で本日の打ち合わせができていたようです。さすがですね 冒頭では、感激・感動することの大切さのお話がありました。

先生が鹿児島の知覧特攻平和会館に行った際、特攻隊として戦闘機に乗り込む前に両親にあてた若者の手紙をみて涙が出るほど感動したということでした。「今まで育てて頂いた親を思い、親に感謝し」書く手紙には心がこもっています。文字に命があります。「両親のため」「国を守るため」戦争はいけないことであるにしても、この他を思う純粋な心は大切に受け継いでいかなければいけないのでしょう。また。そこにこそ”人生の本来の幸せ”があるのではないでしょうか。

北里柴三郎の銅像に記されている言葉で、氏の生き様を一言で表す「終始一貫」という言葉を目にした時、これだと思ったそうです。他の意見は聞かないというのではなく、自分がこれだと思ったこと、目標として定めたことに関しては貫き通す姿勢が大切だということです。

「今を一所懸命」努力していけば、必ず自分に通ずる道ができるものとの話もありました。銭儲け、銭儲けばかり考えていては一時的によくても、うまくいかなくなる。「利他の心」こそ大切であるというお話もあり、患者様のみならず自分と接する全ての人、または、大きい意味では、この日本も、世界も同じ地球に住んでいるのだから、すべての人を思い、自然を思い、自分が自分がではなく、他を思いやる気持ちの大切さも再認識させて頂きました。

鍼灸マッサージは素晴らしい仕事であるから、これからも行政と対話をし広く国民の皆様に知って頂きたいというお話もありました。

また、甲子園大会が8月8日から開幕しますが、バックスクリーンの上に国旗、大会旗とともに「F」の文字が中心にある紫の旗があります。これは高校野球に大切な三つのFを表します。フェアプレイ、ファイト、フレンドシップがそれです。正々堂々、全力で戦い、試合ができるのも同じ目標に向かう友がいるから、と私は解釈しているのですが。その「三つのF」の話をされ、これはどんな場合にも大切なことであり、甲子園に行くことになり学んだことだというお話でした。星稜の野球部について甲子園へ14回帯同している先生ならではの話ですよね。

会員からの「診療する際のこだわりは」という質問に…
林 :治したいという気持ちをもって治療にあたる
   大きい病気になる前に処置できるように伝える
川本:皮膚から骨まで全体を診る
   上から診る
   まず患者様の体に触れる
   手を目にするまで感覚を磨く
   足音を聴く

最後の質問「先生方の情熱の源泉はどこにあるのか
林 :”患者様のため””社会のため”その一言に尽きる
川本:常に学ぶ姿勢を忘れない 脳に定年はない
   命キラキラ、心キラキラ、いつもでも青春という心
   いい人と交わり、いい風景を観て、いい書物から学ぶ

女性青年部の企画としては初めての企画でしたが、皆に喜んで頂き、また、講師の先生方にも「ここへ来て、話をしてよかった」と言って頂けましたので、大成功だったと思います。

実はこの後の「ミッドナイトセミナー」の方が盛り上がったのですがね。
皆様、午前3時・4時まで盛り上がったご様子。よかった。よかった。

素晴らしい時間を過ごさせて頂きました。ありがとうございます


二葉鍼灸療院 田中良和
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癌(ガン)に対する見方・考え方・捉え方

2009年07月29日 | 癌(ガン)
癌(ガン)は科学的な検査技術や治療技術が開発、発展してきたにも関わらず今もなお増え続けている生活習慣病です。また、西洋医学での三大療法と言われる手術、放射線、抗がん剤などの治療を受けても再発する人がかなりの確率で存在するのもまた現状です。

西洋医学を否定することはありません。かなり進行したものに関しては必ず西洋医学的処置が必要となります。それに検査技術の進歩により早期にガンを発見できるようになり、そのおかげで助かる人もいることは確かです。

しかし、本来大切なのは、「なぜ癌になったのか」「原因はなんなのか」「生活習慣はどうだったか」「自分の心の状態はどうであったか」「過度のストレスを感じていなかったか」など、その人自身の人生史がガンを治癒に向かわせる重要なポイントであろうと思います。その部分の改善なくして、ガンは改善、自然退縮もしないことでしょう。もしガン自体が小さくなったとしても再発、転移する可能性も高くなるんではないでしょうか。

ガンが見つかった場合は、適切な処置を行い、その後は、自分の生活習慣や心の在り方などを改め、体に優しい生活にしていくことが、ガンからのメッセージでもあると感じます。

≪ガンの原因にストレスがあることが科学的に証明されなくても、ガンとストレスの間に密接な関係があるという事実があれば、それはきわめて重要な意味をもつことになります。この事実によって、ガンの予防や再発防止のために基本的な生活様式を変更する必要性が明確になり、さらには治療効果の向上にも繋がっていくのではないかと私は思っています。

ガンの原因究明は科学的な側面からよりも、むしろ個人の体験の中から行うほうが有効であり、治療の方法が見つかる可能性もそのあたりに潜んでいるのではないかと考えています。

ガンを物質とみなすのが西洋医学です。確かに、ガンは物質と捉える方が、医者にとっても患者さんにとっても都合がよいのです。医者はガン細胞についてだけ話をし、医者と患者さんが協力して撲滅することを目的とするわけですから、話が明快で取り組みやすいでしょう。

しかし、今のところ、科学だけでガンを撲滅することは不可能と言えます。進行ガンにおいては、一時的にガン細胞を減らすことはできても、完全に消滅させることはできません。治療が効果的で、ガンが消失したという症例は、科学の領域を超えた何かが働いて治癒をもたらしたものと考えざるを得ません。もちろん、ガンと診断するまでの段階は科学的手法で十分です。十分どころか、診断においてこそ科学の力が発揮され、頼りになります。

ところが、治癒する過程は、科学の領域を超えた非科学的(あるいは超科学的)な世界ではないでしょうか。それを個人差というより、いろいろな要素を含んだ患者さんの個人差であり、患者さんの個人差が治癒過程をも左右すると思います。西洋医学ではこのことは扱いません。医学のデータは個人の意識や感情といったものを一切排除した、すべての人に共通する横並びのものでなければならないからです。科学的根拠に基づいた医学とは、人間を物質とみなしたデータ至上主義の医学なのです。

今の医療は、EBM(Evidence Based Medicineの略=科学的根拠に基づいた医学、と訳されています)を基にして、ガイドラインに沿って行こうと目指しています。すべての医者はこの線で医療に取り組んでいるわけで、私自身もその中の一人ですが、本当のところ、この現状は怖いことだと思います。今の医療の世界では、私たち人間は理性も感情も関係ない共通した物質として扱われているのですから。

私は、患者さんの生き方の中に、ガンの本当の原因となる重要なものがあるのではないかと考えて、ガン患者さんの心の中ののぞき見るような質問をしてきましたが、長年の経験から、ガンが治ったという現象を起こすのは、患者側の要素がもっとも大きいと考えたのです。今では、どんな治療にしろ、治療を受けるだけでは、ガンとりわけ進行ガンは治らないとさえ断言することができます。

医学による治療を受けるにしても、治療が終わってから、患者さんが自分自身で改めなければならないことがあります。ガンが生活習慣病と言われるのは、患者さんが自分の生活を改めなければならない病気だということなのです。生活習慣を変えることによって、再発も防ぐこともできると私は考えています。≫

『ガンをつくる心 治す心』 土橋重隆 著


土橋先生は、外科医であり、日本消化器内視鏡学会認定医です。2000例以上の食道静脈瘤の内視鏡的治療や腹腔鏡下胆嚢摘出術など多くを手がけ、その道のスペシャリストです。患者さんを治すために積極的に新しい治療方法を取り入れ、磨いてきた先生が、西洋医学的治療を突き詰めれば詰めるほど、そこに限界があることを実感し、糖尿病、高血圧、ガンなど病院では治せない慢性病が増加し、病院へ来る患者さんの数も増加していることに疑問を持ち、「なぜ、人間は、病気になるのか?」という根本をテーマにして現在にいたるそうです。その後、帯津三敬病院にて終末期医療を体験され様々な刺激や発見があったことがこの書籍に書かれています。

鍼灸学会も現在EBMに基づいてということを大きなテーマに掲げています。これは私たち東洋医学を行うものにとって一つの要素として大切なことではあると思います。しかし、上記にもあるように、人は一人一人違うんだ、病を診るのではなく患者さんを診るんだという東洋哲学的思考を忘れてはいけないと思います。東洋医学の本来の長所をさらに発展させるためのEBMであればよいのです。

話はガンに戻りますが、当院にも西洋医学的治療を受けたガン患者様が再発予防に人数は多くないもののご来院されています。鍼灸治療がガンを消失させる!なんてことは現在の私の力量では言うことができません。しかし、鍼灸治療が「ガンにならないための体づくり」のために活用できたり、「手術、抗がん剤や放射線の副作用の改善」や「ガンの再発予防」には適していると思います。

鍼灸治療は、それ自体がガンをはじめ病を治すのではなく、私たちの治療はあくまでも、体が治そうとするきっかけの刺激を与えているに過ぎません。私たちが治すのではなく、患者様の体が心が正常にしようと働くのです。そう考えると病治癒の主役は患者様自身なのです。

身体への施術はもちろん、ガンの患者様は、恐怖、怒り、不安、憂慮など様々な精神的ストレスを抱えています。「ガン」と聞くとイコール「死」に直結させたり、「常に進行するもの」と思ってしまいます。そこに消極的思考に陥ってしまう原因があります。また、ガンを物質ととらえてしまえば、この精神的部分(心)はまったく関係なくなりますが、人の体は心が大きく支配しています。その心の在りようで体はどうにでも変化すると言っても過言ではありません。体が辛いことははたいへんですが、自分の心は自分でコントロールできます。病にコントロールされることはありません。常に希望、喜び、感謝、笑顔、思いやり、優しさ、そのような積極的思考や行動をしていれば、自分の心は常に体を正常な方向へ向かわせるべく働くでしょう。そのようなことを診療中あるいは診療後に患者様とお話できるのも鍼灸治療院のいいところだとも思います。

西洋医学と東洋医学(鍼灸)の長所を生かし、患者様のその時々の状態、状況、環境により上手に東西両医療を活用していけば、患者様、国民にとっては「ガンにならない体づくり」「再発しない体づくり」が実践でき、健康で豊かな生活になっていくのではないかと思います。

病気を治す主役はあくまでもご自身であり、適切な身体的処置と生活習慣の改善、心の積極的な在り方、これだけ揃えば”鬼に金棒”もう怖いものはないでしょう

長々とお読み頂きまして、ありがとうございます
感謝

二葉鍼灸療院 田中良和
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金沢市鍼灸マッサージ師会 会員交流会 in 能登島!

2009年07月29日 | 鍼灸
7月25日(土)、午後6時半~8時まで、金沢市鍼灸マッサージ師会の会員交流会が能登島で開催されましたので参加しました。

当初は、梅雨が明け、素晴らしい天気の中、開催されると予測しておりましたが、天気だけは人間の力ではどうにもなりませんね。でも、この日は雲はかかっていましたが、そんなに雨も降ることなく、気候もすごしやすく良かったと安心しました。

場所は”活魚料理と旬味の宿 割烹旅館 「勝雄館」”でした。団体の予約を取れるところを片っ端から探したところ、ここに行き着きました。能登島に入り少し車を走らさなければいけませんが、たいへん場所も、旅館も、対応も、素晴らしいところでしたよ。ここを選んで良かったと思いました。



 「勝雄館」の全体と玄関です 

この「勝雄館」、宴会でのお料理、またまた、朝食の美味いこと美味いこと 開発されてない土地、新鮮な空気と水、とれたての魚や野菜、お米、そんな能登島のエキスがいっぱい詰まった食事だったと思います。皆さん大満足でした そのためか、皆さんお酒のすすむことすすむこと


 旅館の前の道です。のどかです。
 ウグイスやヒグラシが鳴いていました。
 空気もすごくキレイでしたね。

翌日、七尾市観光会館で(社)石川県鍼灸マッサージ師会の中央学術研修会&県民公開講座があるということで、急遽「前泊して能登島で交流会をやろう!」ということになり、交流会担当の一人としましては「人数が集まるんかい」と思っていましたが、金沢師会や小松、七尾など他の支部からも先生方に参加を頂き、また、ご家族の参加もあり21名もの人に集まって頂き交流を深めることができました。感謝×∞

交流会の後に、石川県師会 女性青年部主催のナイトセミナーが控えていたのも皆様に集まって頂けた要因だったかもしれませんね

「日本一を目指す金沢市鍼灸マッサージ師会という大きい目標を旗印にしている、新保 均会長から最初に挨拶があり、その後、美味しい食事とおちゃけでご歓談、途中、”夏は花火だ 花火をゲットしよう 新保会長とジャンケンゲ~~~~ム”という、担当者で急遽考えたアトラクション(単純ですが…)があり、「盛り上がるかな~」と不安でしたが、皆さまノリがよく、すんごく盛り上がったのでした。アラー先生のお孫さんが一番豪華な花火をゲットできたのは、あまりにも出来すぎた展開でした(交流会担当者でこうなって欲しいと願っていたのでした)。


 宴会の風景で~す。

参加会員も、重鎮の先生、中堅の先生、若手の先生、教育関係者など、いろんな立場から、お酒の力も借りて無礼講でいろんな話をさせて頂き、得るものが多い交流会だったと思います。また、この後のナイトセミナーも盛り上がり、さらに貴重な時間となり、さらにさらに興奮冷めやらず、場所を大広間から部屋に移し、午前3時・4時まで鍼灸マッサージや人生について、熱く熱く、そして熱く語り合っていました(勝雄館の若女将さん、宿泊していた他のお客様、ごめんなさいね。相当うるさかったようです)。

皆さんタフですね~

私は交流会の企画・運営などのお世話(交流会・ナイトセミナーともに司会をしてました)、8月9日に開催される「はり・きゅう・マッサージの日」の県師会での総合担当、星稜の高校野球県予選に向けてと、いろいろ動いていたせいか、美味しい日本酒を飲んでいるところまでは覚えているんですが、その後は”神の領域”に入り「早く寝なさ~い」という言葉が聞こえたかどうかは分かりませんが気づいたら布団の中で朝でした。話をしたかったけど、まあいいか。

本当に参加して頂いた皆さん、勝雄館の皆さん、ありがとうございました。
やはり人は繋がりの中で活かされていると感じますね。

二葉鍼灸療院 田中良和
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第91回全国高校野球選手権 石川県大会 ~準々決勝~

2009年07月27日 | 高校野球
7月25日(土)、今日もぐずついた天気で、雨が降ったりやんだりしています。天気はどちらのチームにも同じ条件で与えられます。どう自分の心の中で「勝つあるいは克つ」という気持ちをしっかり持つかにかかっているのでしょう。

星稜の試合の前に、優勝候補の筆頭であった遊学館高校が延長のすえ敗れ、非常に心が引き締まる思いでした。この結果、石川県大会はディフェンディングチャンピオンの金沢高校が敗れ、春の大会のシード校が全て敗れるという波乱の大会となっています。

今日も仕事が忙しくて~観にいけませ~ん。甲子園でゆっくり観るしかないでしょ

第91回全国高校野球選手権石川県大会 ~準々決勝~
  7月25日(土)  石川県立野球場

  星稜羽咋工業
  
  星 稜 000000122 5
  羽 咋 001000000 1


この試合は、試合開始から雨がぱらついていました。3対1とリードした8回表には雨が強くなり20分ほどの中断がありました。しかし、いい緊張感を持続できたことが後半の突き放しに繋がったのでしょう。

相手投手の気迫と切れのある球に前半なかなか得点ができませんでした。逆にエース宮本の甘く入るスライダーを狙い打たれ先制点を許してしまいました。

しかし、4回からリリーフした川口が6回を2塁を踏ませないピッチングと気迫で抑え込み、打線の流れをつくりました。ナイスピッチングです。

打線も宮川、池端という伏兵の活躍、4番の宮本の勝ち越し2塁打を放ち、苦しみましたが、最後はいい形をつくり終盤に5点を挙げ逆転で勝ちました。油断大敵です。どんな相手であっても一戦一戦、一球一球大切に戦っていかなければいけません。

さて、ベスト4進出です。
常に挑戦者の気持ちで戦っていけば、自分たちの力が思う存分発揮されることでしょう がんばれ星稜

二葉鍼灸療院 田中良和
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植福

2009年07月25日 | 言葉のちから 心のちから
なかなか梅雨が明けませんね。
しかし、自然は思い通りにならないものです。じっくり待ちましょう。
雲の上には必ず青空があり、太陽が常に存在しているんですからね

≪幸田露伴の教えに、『植福』というのがあります。

つまり、将来よいことが起こる種を蒔いておこうという意味です。
たとえば、自分の裏山に桜を植えます。桜の木は成長するのに時間がかかりますので、植えた人自身には何の恩恵もありません。しかし後世の人がきれいな桜を見ることができます。

この考えが『植福』です。≫

『鍵山秀三郎 一日一話』 鍵山秀三郎 著


今の政治に、経済に足らないものかもしれません。そして地球の環境破壊が急速に進んでいる現在においては、”後世の人のために”自然と共生できる、人間に都合がよい(便利)のではなく、地球(あらゆる物質も)と生物と人間が共存共栄し、すべてが恩恵を受けることができ、幸せな循環する社会を構築するために重要な考え方なのでしょう。

さて、今日一日、「今ここ」の大切な時間で、どれだけの”未来に花咲く幸せの種”を植えることができるでしょうか 些細な出来事、小さな行動の中に実は素晴らしい種があったりするかもしれませんね。

二葉鍼灸療院 田中良和
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第91回全国高校野球選手権 石川県大会 ~3回戦~

2009年07月24日 | 高校野球
7月23日(木)、ベスト8進出をかけての3回戦が行われました。本日も平日のため試合は観にいけず、お昼の試合でしたので少しだけ中継を観ました。

「携帯のテレビなんて使わないよね~」なんて、最近、新しくした携帯電話のことを友人と話していたのですが、なんのなんの、お昼休みに往診があったので、この携帯電話のテレビが役に立つこと立つこと…どんな試合をしているかイライラせずに済みました。ありがたいことです。

第91回全国高校野球選手権石川大会 ~3回戦~
  7月23日(木)  石川県立野球場

  星稜野々市明倫

  明 倫 01000000 1
  星 稜 01120031x 8 (8回コールド)


野々市明倫は2回戦で春の北信越石川大会準優勝であり第2シードである輪島高校を破って勢いに乗っているチームでした。打線も投手も一癖あるチームだったので気を抜くことができません。また、一昨年の石川県大会の決勝戦を戦ったチームでもあます。

この日も、宮本-坂のリレーでテンポよく試合が進み、打線も繋がりが出てきました。両投手ともに調子が上がってきています。マウンド上でも何か、その姿が大きく見える…ということは気が充実し余裕があるということなのでしょう。

打線は11安打で8点と効果的に得点を重ねました。この試合で光ったのは、この大会で初めて起用されたセカンドの宮川です。3打数3安打1打点と素晴らしい活躍。また、2年生で主に外野を守りセンスが光る島内も3打数2安打3打点と当たっていました。下位打線が攻撃を引っ張り、監督の起用に「待ってました」とばかりに期待に応える、んん~いい流れになってきているよ~

今日、セカンドの先発メンバーを外れた塩見も終盤に代打で出て、右越えの2塁打を放ちました。監督と選手の息がピタッと合ってきています。ベンチの雰囲気をもいいのではないかと思います。

一戦一戦、選手たち、チーム星稜は成長していってます。
これからも一球を大切にさらなる進化を遂げて欲しいと思います。

さて、あと3試合をベストな状態で選手が戦えるようにサポート頑張りまっせ

二葉鍼灸療院 田中良和
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第91回全国高校野球選手権 石川県大会 ~2回戦~

2009年07月24日 | 高校野球
7月20日(海の日)、星稜の甲子園に向けての2回戦が行われましたので、朝、星稜グランドからチームと一緒に球場の方へ向かいました。

今年は全国的にぐずついた天気の中、各地で大会が行われているようです。そんな中、早朝は雲が広がっていましたが、試合が始まる頃には、夏という素晴らしい天気になりました。こんがりと美味しいお焦げのように肌を焼かせて頂きました。

話は変わりますが、集中豪雨で水害の被害に遭われた山口の人たちが少しでも早く落着きを取り戻されますように祈っています。また、残念ながらこの災害で命を失った方々のご冥福をお祈りいたします。

本当に、素晴らしい天候のもと野球をできる、それをサポートできることに感謝です。


  試合前、応援の最終確認。気合だ 

第91回全国高校野球選手権石川大会 ~2回戦~
  7月20日(月祝 海の日) 小松末広野球場
                  (弁慶スタジアム)

  星稜門前

   星 稜 6000020 8
   門 前 0010000 1 (7回コールド)


1回戦の反省や課題を踏まえ、皆、この試合がこれから頂点に登るべく重要な試合になるという認識のもとにチームの同じ思いが初回から爆発したゲームでした。

このようなゲーム運びは久しぶりです。初回、1アウト1・2塁から4番の宮本が右越えの3ランホームラン、その後も攻撃の姿勢を崩さず、一気に6点をあげました。この試合はエースで4番の宮本の活躍につきると思います。今日はマウンドは他の3人に任せ、ライトを守り、打線を引っ張りました。4打数4安打5打点、素晴らしい活躍でした。



  宮本君ではありませんが… 


7回の2点もランナー1塁からエンドランがかかり、宮本が非常にコンパクトに、そしてヘッドスピード素早く振り抜き、右越えの2ランホームラン、この日2本目のホームランで試合を決めました。バットが体に巻きつくというか、鞭のように見えるスイングとでもいうのでしょうか…4番が打つと打線の活気が違ってきますね。また、すごいところはホームランの後の2打席は来た球に逆らわず、レフト側へ流し打ったことです。彼の成長の跡が現われた打席でした。

他の選手たちを見ると、今一つ精彩がないと周囲から観ているとそう感じるかもしれませんが、調子が悪い選手でも何かきっかけを掴みかけているようです。彼らの目がそう語っているんですよね。

2回以降、単調な攻撃になったことは課題ですが、門前高校の投手も非常に球威があり、変化球もキレがあり、素晴らしいピッチングをしていました。相手のバッテリーの術中にはまった2~5回でした。選手たちはいろいろ勉強になったと思います。



投手は、坂、西川、川口と宮本以外のすべてが投げることができて良かったと思います。それぞれに反省点や注意点、課題を少しずつ修正して、また、さらに調子を上げ、強固な星稜投手陣をつくっていって欲しいと思います。全体的には投手陣は上り調子ですし、投手陣同士でお互い切磋琢磨してチームを引っ張ってくれるでしょう




  坂、西川、川口リレー トリャ~  

さ~て、次はベスト8をかけての戦いとなります
自分たちのいつも通りの力を出していけば必ず勝てるでしょう。
選手たちは日々進化しています。私も選手に恥ずかしくないように日々進化していきますぞい。

一歩一歩、甲子園へ

二葉鍼灸療院 田中良和
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星稜 甲子園への道 2回戦に向けて!

2009年07月23日 | 高校野球
7月19日(日)、明日の2回戦に向けて午前中練習があったので観てきました。

1回戦で甲子園に向けての課題が多くみつかったので、短い時間ではありましたが、内容の濃い練習となりました。守備での声かけ、そして特にバッテイングの確認と徹底。皆、真剣に意識しながらバッテイングをしていました。

良きも悪きも全てをパワーに変えて、明日からの戦いに臨んで欲しいとただ願うばかりです。

ケガ人はいつもの年より少ないのは、優勝への好材料です。

投手も、打者も、守備も、大丈夫でしょう

二葉鍼灸療院 田中良和

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第91回全国高校野球選手権 石川県大会 ~1回戦~

2009年07月23日 | 高校野球
星稜は、春の北信越大会石川県予選で初戦敗退でしたから、ノーシードからの戦いとなります。開会式の翌日の試合となりました。甲子園への第一歩の始まりです

第91回全国高校野球選手権石川大会 ~1回戦~
  7月16日(木) 石川県立野球場

  星稜金沢二水
 
  星 稜 000010001 2
  二 水 000000001 1


平日なので試合は観にいけませんでしたが、1回戦はなんとか辛勝です。いろんな面で緊張していたのでしょう。エース宮本が本調子でなかったけれど、要所要所をしっかり抑えました。打線もやや湿りがちですが、これから徐々に調子を上げていくでしょう

選手たちを信じていま~す
ケアも頑張ります

二葉鍼灸療院 田中良和
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平成21年 7月 酔耀会(勉強会)

2009年07月23日 | 酔耀会(すいようかい)
7月15日(水)、午後8時より酔耀会がありましたので勉強してきました。この日は第91回全国高校野球選手権 石川県大会(夏の甲子園)の開会式の日でもあり、なぜだか興奮気味でもあったのでした。

≪内 容≫

◎治療院探訪  
 ~松邑先生~ 
小松で活躍されているベテランの先生のお話を聞き、自分の感じたことをレポートして頂きました。先生の”この道”を志したきっかけや、治療において得意にしている疾患やそれに対する考え方、患者様と対応する時の心構え、そして、若手へのアドバイスなどの報告があり、「こんなことも考えているんだな」と勉強になりました。長く地域で活躍されている先生方は、何かそこにあり、また皆様に必要とされているから存続しているのだと思います。

◎有痛性下肢筋痙攣の症例
 ~豊島先生~
先生が患者様の悩み(下肢の痛みを伴う痙攣、あるいは夜に起こる痙攣、下肢だけではなく手の痙攣など)に対して、いろいろ試行錯誤していたところ、0.6mmの円皮鍼を下肢に貼付するだけで、その日のうちに効果が現れ、夜の痙攣が治まりました。、簡便な方法であるので、患者様のご家族が悩んでいたところ、その患者様にツボの場所を教え、円皮鍼を貼付したところ、そこでも効果がみられ痙攣が治まったという症例を5例発表して頂きました。”治療技術が向上する””技術の精度が上がる”この自分の内在する感覚が向上していくのは全て”患者様の悩みを真剣に聴き、患者様の痛みを自分の痛みと捉え熟慮すること”なんでしょうね。そんなことが勉強になりました。

◎ハント症候群に対する鍼治療の一症例
 田中良和
ハント症候群とは水痘・ヘルペスウイルスが再活性化し炎症を起こす疾患で、ヘルペス症状と難聴、耳鳴りなどの耳の神経に由来する症状、顔面神経麻痺の三兆候が存在する疾患です。症例は、31歳 女性。右耳のチクチクする痛みを5月中旬に発症しヘルペスの治療を行っていたが改善なく、25日に耳の違和感とともに顔面神経麻痺を発症。総合病院へ入院し治療。ヘルペスは改善するも顔面神経麻痺は改善されず、心配になりネットで「顔面神経麻痺に鍼がいい」と知り当院来院。全身調整と局所治療を行い、7回の治療(1ヶ月あまり)で残っていたヘルペス症状、顔面神経麻痺はほぼ消失。7月23日の治療にて自他覚的に正常となったので治癒としました。まず、病院で適切な処置を行ったこと、それに加え退院後すぐに鍼治療を始めたことにより生体調整機能、自然治癒力が賦活されたのでしょう。自然経過なのではとも思いましたが、治療直後に必ず顔面症状が改善していたので、鍼の効果るでしょう。患者様も真面目に定期的に通院して頂いたのも良かったんでしょうね。


やはり酔耀会のメンバーは勉強熱心。 終わると深夜になっちゃうんですね。これも患者様のためであり、人の喜びが自分の喜びとして直に感じることのできるこの仕事に巡りあえたのですから、感謝して勉強し、人間的にも成長し、向上していくのが私たちの使命であるのでしょうね。


「天知る、地知る、子知る、我知る」 『十八史略』
日頃の行いは、原因があり結果があります。まず実行せずに結果は出ません。勉強もしかり。自分が行ったことは自分が知っているし、仲間が知っているし、天地大自然の摂理もすべて熟知しているところです。

さあ~勉強が面白くなってきたぞ~

二葉鍼灸療院 田中良和

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ありふれた事物の背後を見抜く目

2009年07月18日 | 経営って何?!
日々発見の連続です。仕事は船のようなもので、目的地に到着するまで、様々な思考を繰り返し、また、常に順調とも限らないし、困難ばかりでもありません。そして、常に状況判断の連続です。

そう考えると、目的地につくプロセスにこそ船乗りの醍醐味があるといものです。人生においては、日々新たに、日々努力することが大切であり、例えば成功した人を見るなら、そのプロセスが大切であり、今の成功や富だけを見ているとそこから得るものはないのだと思います。

≪何かの偶然から大発見が生まれたという話はよく耳にする。だが、よくよく調べてみれば、ひょうたんから駒といったケースは皆無に等しい。偶然の出来事と呼ばれるものの大部分は、実は天才的な努力の末に勝ち取られたものなのだ。

ニュートンは、足もとに落ちてきたリンゴのおかげで万有引力の法則を考えついたと伝えられている。だがニュートンは、それまで長年の間、重力の問題に専心し、こつこつと研究を続けていたからこそ、目の前にリンゴが落ちるのを見てインスピレーションがひらめき、万有引力の法則を理解するに至ったのである。

物理学者ヤングの場合も、ニュートンと同じことが言える。

彼は、シャボン玉に光線がキラキラ照り映えるのを見て光の干渉理論を考え出し、それが光線の回折現象を解明する糸口となった。凡人の目には単なる「光のいたずら」としか映らない現象から新しい真理を導き出したのは、彼が多年その問題を研究していたためなのである。

世間では、偉人は浮世離れした問題のみ扱っているなどと考えがちである。だが、このニュートンやヤングの例を見ればわかる通り、むしろ彼らは誰にでもなじみ深い平凡な事物をよく観察し、そこに潜む重大な意味を汲み取ろうとする。

ありふれた事物の背後にある本質を深く理解するところに、偉人の偉人たる最大のゆえんがあるといえるだろう。≫

『自助論』 S・スマイルズ 著  竹内 均 訳


たゆみない天才的な努力ができること。
それを継続して実践できること。
一つの事柄に専心できること。情熱があること。
ものごとの真実は平凡なことと表裏一体であること。
それを気づく人間の感性を養うこと。

人間関係にしても、日々の出来事にしても、そして私の仕事である患者様を診療するにしても、表面的なものだけでなく、そこに存在するありふれた部分から、その裏に潜む真実をみつめることができる目(脳 心 魂…)を意識することが大切だと感じます。

よくよく考えてみると、この言葉がぴったりと合致し、身近なお手本が師匠なんですよね
その他にも、星稜野球部の総監督、私を師匠にひき合わせて頂いた鍼灸の先輩も、上記の言葉に合致するんです。素晴らしい人の繋がりで私の人生があるんだな~と感謝、感謝ですね

私も周囲から「おかしいんじゃない」と言われるくらい、この仕事に専心、没頭し情熱を燃やし続けていきたいと思います

二葉鍼灸療院 田中良和
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2009 夏の甲子園に向け 最後の練習試合

2009年07月16日 | 高校野球
7月12日(日)、夏の甲子園が15日の開幕に迫るなか、最後の練習試合が行われましたので一日しっかり観てきました。

実はこの日、25日に行われる金沢市鍼灸マッサージ師会の交流会の打ち合わせで、星稜の練習試合が終わったあと、能登島まで行かなくてはいけませんでした。いや~1時間半の道のりは、なかなかでしたね~

練習試合  星稜高校野球場
 星稜富山工業(富山)
 星稜北陵(石川)    


仕上がりは順調。そりゃあ、調子のよい選手もいれば、悪い選手もいますが、、チーム全体としてはいい状態だと思います。後は、練習でやってきたことしか試合には出ないし、それを100%、120%出し切って甲子園の切符をつかんで欲しいと思います。もう自分たちしか甲子園へ行くチームはないんだと思いこむしかありませんね。




星稜高校は春に早く負けてしまいましたので、16日の1回戦が第一歩となります。日曜日に試合があるのは決勝戦だけ ということは、私は決勝戦まで観にいけないことになります。いやいや決勝戦を観にいく予定にしています




これから約10日間で代表が決まります。どうも梅雨もあけたようですから、体調管理、身体のケアを、そして心のケアを、私も悔いの残らないように選手を全力でサポートしていきたいと思います。


甲子園に向け、最後の練習試合相手を送るウエーブ


汗と涙と情熱を振り絞り練習させて頂いたグランドへの感謝と、ここまでの時間の記憶を呼び醒まし、チーム皆が心一つに繋がり甲子園へ突き進むため、皆で和(環)をつくり団結


目指すは甲子園、そして、甲子園の頂点

甲子園へ向けて、ガンバレ星稜の選手たち
そして、石川の球児たち


二葉鍼灸療院 田中良和
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第22回 加賀・三策塾(合同学術研修会)

2009年07月16日 | 鍼灸
7月5日(日)、午前10時~午後12時、加賀・三策塾が開催されましたので参加しました。この日は、午前中はこの研修会、午後から(社)石川県鍼灸マッサージ師会の臨時総会、その後、金沢市鍼灸マッサージ師会の理事会と、午前10時~午後7時まで予定がギューッと詰まっていた一日でした。

この時期は高校野球に集中したいのですが、いろんなお役目を与えられると、欠席できない会もあるんですね~。ありがたいことなんですがね

◎内 容
 ・講習会:『外来診療の実際と総合診療』
         金沢大学付属病院 救急部 尾山 治 先生

 ・鍼灸・医療最新ニュース



 進行役の中田先生(左)と尾山先生

本日は、金沢大学付属病院 救急部の尾山先生をお迎えして、上記の表題で講義をして頂きました。もともと尾山先生は、金沢大学附属病院にあった総合診療科に所属されていましたが、様々な事情により今年の4月より総合診療科が廃止され、救急部へうつられた経緯があります。救急部にあってその仕事を真剣にされることはもちろんなのですが、総合診療的思考を常に持って、また、総合診療の重要性を常に追求する姿勢をもって日々取り組まれている先生です。

病院の外来で行われている総合診療を、模擬症例をあげ患者側から、家族側から、その訴えをどう捉えるか。医師としてどうアセスメントし、診断・治療・患者教育のプランを立て、EBMに基づきあるいは経験に基づき、患者を診ていくのかというお話がありました。医師がどんな診療をしているか非常に勉強になりました。私たちの治療院にも、病院に通院している患者様が多くみられるのですが、患者様を通じての医師とのコミュニケーションを考える上でも勉強になりました。

また、総合診療とはという項目では、総合診療とは明確な定義はないということですが、専門性が顕著な今の医療現場にあって、各科の専門医と協力して、様々な分野に横断的視野に立ち、患者に全人的診療(医療)を提供する役割であるとのお話がありました。このような診療科があってくれると患者様も安心できると思うのですが…。



総合的立場で患者様を診るという点では鍼灸医療もまったく変りはありません。私の師匠が常々言っているのは”鍼灸医療は総合内科である”です。鍼灸は幅広い疾患に適応します。腰痛や膝痛などの整形外科的疾患だけでな、糖尿病、高血圧、肝臓病などの生活習慣病、不妊症、月経困難症、更年期症候群など婦人科疾患、癌治療のサポート、リウマチ、アトピーや喘息などのアレルギー疾患、あげるとたくさんあるのですが、東洋医学を考えると、やはり総合診療科あるいは総合内科ということになるんだと思います。

また、西洋医学では、このような総合的に判断する流れがあり、これから医学教育をされて出てくる医学生においては総合診療科は教育の一環として組み込まれているというお話がありました。私たち東洋医学の立場で診療している側も、その取り組みを理解して、大きな視点から医療を患者様を診ていかなければ、本来の患者様の立場にたった診療はできないんじゃないかなと思いました。



鍼灸師が苦手なことの一つに医師との情報交換、医師とのコンサルテーションがあると思います。医師と医師との間でもこのような能力が必要であり、それを橋渡しするもの総合診療の役割だというお話もあり、私たちも医療を担うという立場にあるなら、どう医師と対話していくかが課題であると思いました。

最後に、実際にあった症例から、総合診療の流れの解説があり、たいへん分かりやすく勉強になる講義で時間があっという間に過ぎてしまった感じでした

日々の臨床を行ううえでヒントがたくさん見つかりました~

二葉鍼灸療院 田中良和

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音楽について 2

2009年07月10日 | 東洋医学研究所 コラム
東洋医学研究所のコラムが更新されました

~音楽について 2~

   山田鍼灸治療院  山田 耕 先生


『音楽について 2』 研究所コラムはこちらをクリック!

今月のコラム担当、山田先生は岐阜県多治見市で開院されています。非常に温厚な先輩であり、師匠の黒野先生の影響もあると思いますが、心や脳にはやくから注目し勉強をされていました。精神疾患を得意とされる先生であり、温かい大らかな心で包み込むような治療をされる先生ですので、近隣の方は是非、山田先生の鍼治療を受けてみてくださいね

今回のテーマは「音楽」。
音楽と脳の関係について説明されています。様々な刺激はそれを担当する脳の領域があるのですが、音楽に関しては脳全体で反応し、例えば、心地よい音楽はそのとき最も必要とされる領域が中枢となるようです。音楽のパワーはそんなところにあるのでしょうね。

最近、クラッシックの癒しが脚光を浴びています。特にモーツァルトなどは音楽療法によく取り入れられています。モーツァルトの楽曲は他のものと比較し高音領域(高周波)を多く含んでいるため(3500ヘルツ以上の)、脳から脊髄の神経系を効果的に刺激するようです。そのようなことで、他のクラッシックより癒しの効果は秀でているということです。

人それぞれ、好みの音楽の種類は違うと思います。しかし、どんな時代も音楽が廃れないということは、人間に必要なものなのではないでしょうか。また、人が自然から離れれば離れるほど、自然の醸し出す交響曲を聴けなくなり、その分、脳は音楽に癒しを求めるのかも…なんて想像するのでした。

ちなみに当院の診療時間中流れている音楽は、『ネイチャー・サウンド』です。 立体的に聴かせる録音技術を使用しているようで、目を閉じると”そこに川の流れがあり、鳥がすぐ近くいる”感じがします。なかなか患者様には好評ですよ。人間がつくった音楽とは違った味わいがあります。

自然のサウンドを聴きに、心を癒しにご来院くださいませ~

二葉鍼灸療院 田中良和
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アフガニスタンからお金の使い方を考えてみた ②

2009年07月07日 | 社会
アフガニスタンのバーミヤンに住む子どもたちの「今」を描いた映画『子供の情景』が、日本での一般公開を前に、ユニセフハウスで特別試写会が行われ、その際、映画を監督した、ハナ・マフマルバフさんから日本の支援者のみなさんへご挨拶がありました。
そのご挨拶を紹介します。

 「私は今20歳ですが、11歳から、やはり映画監督だった父と一緒にアフガニスタンに何度も行って、住んだこともあるので、アフガニスタンのことをよく知っています。
 映画を撮りに行っているのに、人々があまりにも悲惨な状況の中に生きているのを見て、父も私たちも映画を撮るのを止めて、みんなを救うために、パンを買って分けたり、水を分けたりといったことをしていました。ある日、私はその時11歳だったのですが、父がパンをあげた11歳の女の子が父の腕の中で亡くなってしまうという出来事がありました。
 アフガニスタンを救うためと言ってアフガニスタンに侵攻して、アフガニスタンを壊してしまった人たちがたくさんいます。この地球上で、たくさんのお金を使って他人の国を破壊することが多く見られますが、そのお金を少しでも再建のために使えば、今の地球はもっと平和で、みんながもっと良い暮らしができるようになると思います。父がよく言っていたのですが、空から爆弾を落とす代わりに本を落としていたら、どのくらいアフガニスタンを救うことができるでしょうか。
 アフガニスタンを救うために侵攻してきた人たちは、破壊をした後、再建をしないでアフガニスタンを出ていってしまいました。要するに、アフガニスタンを忘れてしまったのです。そして、世界はまたアフガニスタンのことを忘れてしまっています。みんなの注目は別の破壊される土地に向かってしまいました。
 父はアフガニスタンの中でたくさんの学校を作り、アフガニスタンの教育のため、様々な活動をしました。私も父とともにいろいろな町を回り、自分の目で見て、子どもたちの教育について考えたことがたくさんあります。アフガニスタンの様々な地域で学校を見て回ったとき、また、イランの中にあるアフガンの学校を見て回ったとき、ユニセフの存在を強く感じました。今、この場を借りて、心からユニセフに支援をしているみなさまに感謝したいのです。アフガニスタンの子どもたちを忘れなかったのはユニセフだけでした。
 『子共の情景』は決して「楽しんでください」とは言えない映画ですが、映画を観ながら、アフガニスタンの痛みを感じていただければ幸いです」

『ユニセフ・ニュース』 vol.222 より抜粋


この『子供の情景』は、アフガニスタンの子どもたちの学校への思いや、未だに癒えてない心の傷を描き、2007年、ローマ映画祭でユニセフ賞を受賞した作品だそうです。

世界を見て回った人の言葉は重いですね。大切ですね
自分の生活を振り返り、そして世界の状況を見つめると、自分がいかに幸せかがわかります。ありふれた、普通の日常が実は世界では普通ではなく、すごく贅沢であることが分かります。

広い視野を持ち、弱い者の立場になって、相手の痛みや幸せを我がことのように感じることが大切だなと、私はこの文章を読んで思ったのでした。そして、思っているだけではなく行動すること、明るい未来のため、社会のため、子どもたちのため、自分を高めて、小さな一歩を踏み出すことが肝心かなとも思いました。

お金に限らず、すべての地球上の物質は、それを利用する人の心によるのだと思いますね これからも広い視野と温かい心ですべてにおいて対応していきたいと思います。

二葉鍼灸療院 田中良和
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