二葉鍼灸療院 院長のドタバタ活動日記

私が日頃行っている活動や、日々の鍼灸臨床で感じたことなどを綴っていきたいと思います。

自分の内面に潜む可能性

2009年02月28日 | 言葉のちから 心のちから
心と体は、自分の内面にある可能性を引き出すこともできれば、撹乱することもできます。

≪外の世界は内面の反映です。外側にあるように見えるものは、内から見いだされたものなのです。内面世界には、無限の叡智とパワーが潜んでいます。そこでは、成長し花開くのを待っている、必要なもののすべてが無尽蔵に供給されるのです。内面世界にそうした可能性が潜んでいることを認識すれば、それらは外の世界に形を持って現れます。≫

『ザ・マスター・キー』 チャールズ・F・ハアネル著
 

自分の心と体の内面に広がる「場」にこそ、自分の本来の力、本来の使命、本来の姿があるということなのでしょう。そこに意識を向け、自分の人生に活かせば、人生は素敵なものとなり、可能性に満ちた一生を送れるということなのかもしれません。

思考が内面を引き出し、そこに可能性に満ちたパワーが存在する。
皆ひとりひとりが、そんな存在なのでしょうね。

二葉鍼灸療院 田中良和
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平成21年2月 酔耀会(勉強会)

2009年02月21日 | 酔耀会(すいようかい)
2月18日(水)、今月も第3水曜日が来ました。勉強できる場があるということはありがたいことです。

さてさて、今月も発表に質疑応答にと、白熱した展開でした。やはり時計の針は0時を大幅に過ぎてしまいました。

≪内 容≫

◎不妊症に対する鍼灸治療の2症例  豊島先生
不妊症は豊島先生の診療の柱としていきたいと思っているテーマ。患者様とのコミュニケーションを大切にしながら、鍼灸師としては患者様のために悩み考えながら、前向きにこのテーマに取り組んでいます。私のところ(当院)にも多くの不妊症の患者様が来院されています。行く末は「不妊症の鍼灸治療で、小松・能美は豊島、金沢は田中だ!」と言われるようになろうとの話も出ました。
今回はめでたく妊娠された報告と、治療継続中の報告の2症例でした。

◎股関節の総合的機能における筋の作用  田中(私)
 ~腸腰筋と腰方形筋を中心に~
先日行われた県民公開講座での質疑応答で疑問が生じたのと、スポーツ選手を診ていると、筋の作用も解剖学の教科書に出てくるような機能ではなしに、それぞれの関節の角度、重心、筋肉の強さ、バランスなどにより、その場面に応じて様々に機能が変化していきます。そんなことを腰痛や運動能力に大きく、そして、見えないところで作用する腸腰筋と腰方形筋を中心に話をさせて頂きました。

◎帯状疱疹、帯状疱疹後神経痛に対する対応  宮川先生
 ~鍼通電刺激の実技~
先日の加賀・三策塾での症例報告の話の中で出てきた、明治国際医療大学の論文の中の疼痛抑制を行う鍼通電方法に関する実技を直接大学で行っていたという強みもあり、実技をしてもらいました。これで帯状疱疹や帯状疱疹後神経痛の痛みの辛い患者様が来院されたときの治療方法が一つ増えました。


やはり患者様に喜んで頂くためには、学問、技術、そして人間性(心)をどんどん研鑽する必要がありますね。そして、鍼灸師と患者様がともに幸せになれるために、これからも楽しく、情熱を持って勉強していこう

と、雪がちらつき冷え込む深夜に思ったのでした

二葉鍼灸療院 田中良和
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笑って、笑って、そして笑おう!

2009年02月19日 | 言葉のちから 心のちから
笑いの医学的効用など、最近よく耳にしますね。

笑いは、対面している相手を幸せにし、自分も楽しい気分になり、そして、そこの空気があったかいものになってきます。

これが世の中に広がっていけば、なおけっこうですね

≪さあ、今日から笑うことにしましょうや。とにかく悲しいことや辛いことがあったら、いつにもまして笑ってごらん。悲しいこと、辛いことのほうから逃げていくから…。≫

≪笑いは無上の強壮剤であり、開運剤なんだぜ。≫

≪終始一貫、笑顔でとおすようにしてごらん。不運な人、体が弱い人は、ひとしお、笑顔に努力するんだ。笑うにつれて、人生の幸福と幸運がどんどん開けてくるから…。≫

『心が強くなる言葉』 中村天風 著 


”幸福のカギはあなたの顔にあり!”ですかね

素敵な笑顔の持ち主に幸せが訪れるのかも~しれません

二葉鍼灸療院 田中良和
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県民公開講座&中央学術研修会

2009年02月17日 | 鍼灸
2月15日(日)、保険者懇談会に続き、(社)石川県鍼灸マッサージ師会主催の県民公開講座&中央学術研修会に参加しました。



演 題:「元気に生きるコツ 元気になるツボ」
      ~快適に長生きするために~
講 師:半田 美香子(はんだ みかこ)
    筑波大学大学院博士課程 人間総合科学研究科
     スポーツ医学専攻
    研究テーマ「高齢者のヘルスプロモーション」

日 時:2月15日(日) 午後1時30分~3時30分
会 場:東洋医学臨床研究所 2階
    金沢市鞍月東1-8-2(映寿会みらい病院付設)
    石川県立中央病院向い
交 通:北鉄バス 映寿会みらい病院 下車

主 催:(社)石川県鍼灸マッサージ師会
共 催:映寿会みらい病院 (財)東洋医学臨床研究所
後 援:北国新聞社



 司会の常盤先生(右)と講師の半田先生(左)



年齢を重ねるに従って活動量が減ってくるため筋肉量も減る。転倒予防や疾病予防のため運動することが大切であるということや、簡単な自重や重力を利用した運動方法も、説明+実際に皆さんにやってもらい教えて頂きました。





また、鍼治療を運動を組み合わせると、筋力(身体活動量)の増加がみられたという研究結果も示して頂きました。この分野はまだまだこれからの研究の課題(半田先生の)だそうです。


 誰の足(短い…

ヘルス=健康
プロモーション=昇進・増進・促進

ヘルスプロモーション=個人が健康になるための知識を得る努力をすることと、地域や家族、専門家がそれをを支援することによって、一人一人が健康になるための社会としてのシステムづくり
であるそうです。

いわば「予防」であり「治未病」という古来から受け継がれている東洋医学の考え方に行きつくわけです。ヘルスプロモーションという和製英語のような言葉になっていますが、その意味は昔の人々は肌で感じ実践していたのだと思います。

昔は生活の中に運動がありました。雑巾がけ、箒ではくなど掃除をすること、田や畑で作物をつくること、道路が整備されていなかったり、自動車なども少なかったため歩行の機会が日常に多々ありました。水を汲みにいく、トイレの和式もしゃがむという運動です。子供たちは近くの自然の中で川に入ったり、山に行ったり、木に登ったり、一日中外を駆け巡って遊んでいました。(そのような場所も少なくなりましたが…、危険も多いことは多いのですが…)

社会が変化したとはいえ、あまりにも人間は楽をしすぎたのかもしれません。ですから筋力も弱ります。刺激がないということは脳の働きもアンバランスになるということなのです。

自分の周りのできること、日常生活の中で体を動かすことが大切です。無理なことはできませんし続きません。そして、疲れたら鍼灸治療をしてみるといいと思います。疲労や筋肉痛もとれやすいですし、運動がその人に適していなければ、そういうアドバイスもできるというものです。

動かせば、それなりに結果は出ます。すぐには出ませんよ
元気で、笑顔で、楽しく、豊かに人生を謳歌しましょうそのためには、まず「あなたの第一歩」が大切です。

二葉鍼灸療院 田中良和
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保険者懇談会&石川県鍼灸マッサージ師会事務局会

2009年02月17日 | 鍼灸
2月15日(日)、午前10時30分から12時まで、鍼灸の保険を扱っている先生方の懇談会が行われ、保険審査員の先生方が書類を書くうえでの注意事項や、会員の方々からの質問が行われました。

私も保険審査員をしております。診療が終わって8時くらいから始まりますので、遅い時は夜の11時半くらいまでかかるのです。県師会事務所(金沢)でやるので小松市から審査に来る先生は本当にたいへんだと思います。

また、石川県鍼灸マッサージ師会では年会費の値上げを来年度行う予定です。保険登録料も少し上げたいという説明がありました。

執行部の説明が、いろんなことがゴッチャになって説明が分かりずらいところがありましたが、値上げということになると非常に皆さんシビアです。

値上げせずに現状でやっていくことができれば、その方がいいのですが、こんな時期だからこそ会としてはしっかりと事業を行い、鍼灸マッサージの普及、あるいは保険診療の向上に努めなければいけません。そして、何年も先を見越してどれだけ値上げしなければならないか、執行部の皆さんは、ちぎれるくらい頭を絞っているのです。郵政民営化のようにトップが悪知恵を働かすなら、いろいろできるかもしれませんが、そんなことはできません。

文句を言うなら、まず会の活動に参加し、ともに切磋琢磨する。ただ批判、文句を言うのは簡単ですが、一緒にいろんな活動に参加し、一緒に悩むことが大切ではないかと思います。実際、私の治療院へも、かなざわ市民マラソンや県民健康祭、金沢健康フェアの鍼灸マッサージボランティア活動をきっかけに来院された方が多い…とは言いませんが、けっこういらっしゃいます。

今は、会の、あるいは、鍼灸の発展・向上・成長のための肥やしづくりなのかもしれません。

なんせ、継続させることの大切さ、自分のことではなしに、子孫いわゆる若い(私もまだ若いですが )先生方にいい姿で会を引き継いでいくこと、そんな大きな視点に立って考えることが大切なのだと思います。

その後、県民公開講座(参加)を挟んで県師会の事務局会がありました(わたくし広報局長ということで…)。

3時30分から6時までと、なかなか長く議論が白熱しました。

私も若干、脳細胞を使いましたので、帰りにはケーキを食べて、脳細胞へ糖分を補給して、気持ちを落ち着け帰路についたとさ。

おしまい

二葉鍼灸療院 田中良和
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西郷隆盛の思い 福沢諭吉の思い

2009年02月13日 | 言葉のちから 心のちから
政治家や官僚は何のために存在するのでしょうか。司法、行政、立法は誰のために行われるのでしょうか

世界で、日本で、社会や政治、経済、文化が混迷を来しています。悲惨と言っても過言ではないほどに乱れています。昨今では国を動かす人たちの悲しいニュースが多々報道されます。何を見て、何に信念を持ち、誰のために仕事をしているのでしょうか。

≪天は自ら万民の世話ができないから天子を立て、天子も自分だけではできないから諸侯に命じて人民を安堵させようとする。諸侯も同じく有司に命じる。そのすべては万民のためであるから、役人は万民の涙苦を自分の涙苦とし、万民の歓楽を歓楽とし、日々天意にそむかず報いるところがあるべきで、この天意に背けば天罰が降るはずだ≫

≪万民の心がすなわち天の心であり、民心を一つにして立てるのが天意に従うということだ≫

≪福沢諭吉は『学問のすすめ』で言う。

現代の学校といい工業といい陸海軍といいみな文明の形のみだ。大切なのは、それらを生み出す無形の文明の精神、すなわち人民独立の気力である。しかも日本の社会のさまを見ると、政府が天降りに与える文明の形に酔うだけで、人々は少しも自主的に受けとめていない。人民独立の気力なくば、文明の形を作るも無用の長物であり、反って民心を退縮させるだけだ(要意)≫

『西郷隆盛の思想』 上田 滋 著


何事も上に立ち、あるいは代表となり様々な組織を動かしていく時の基本的な心の在りようを西郷さんは言っているのだと思います。現代社会ではあまりにも忘れ去られていることではないでしょうか。

また、福沢さんは、これを受ける人民もしっかりと何が正しいか判断し、自分に力をつけること、自律することの大切さを言っているのだと思います。形だけで中身(精神)が伴っていなければ、自己の成長は望めないと思います。

郵政民営化、後期高齢者医療制度、司法制度改革、道路公団民営化、最近、起きていることは国民が無知であったため、その先頭で日本を代表して政治を行ってきた人たちによって引き起こされたことです。これらには全て表向きとは違った目的が秘められているようです。世界においてもしかり、9・11テロ、各地での様々な紛争、世界的恐慌、皆人為的に操作されている所が多々あるようです。

現代は大量の情報を得ることができますが、自分の信念、直感に照らし合わせ、自分の責任で、その情報から知恵を絞りだし、人生を歩むことが大切だと思います。

西郷さんも、福沢さんも、時代が流れても、変化しても、変わらない何かを掴んでいたのではないでしょうか。一人一人が他人を労わる優しさ、自分の信念から生まれる情熱、皆”つながり”の中で生きており全ての人に価値があるということなど、変化の激しい時だからこそ、変化しながら、変化してはいけない芯を持つことも必要なのかもしれません。

二葉鍼灸療院 田中良和
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星稜野球部 練習

2009年02月13日 | 高校野球
2月11日(水祝 建国記念日)、年頭から日曜、祝日ともに予定が入り、なかなか練習を見に行く機会がありませんでした。 

本日も午前中は、(社)全日本鍼灸学会 中部ブロック支部集会の実行委員会に参加しました。午後から天気が荒れてきましたが、この日を逃すとまた2月は見に行けなくなるので練習を見に行きました。

やはり選手の動きを見るということは大切ですね。

成長している選手、目的を強く持って練習している選手、この「強く」というところでチームの中でも差が出てきています。



星稜高校の室内練習場には、「一日一生」という文字が掲げられています。まさに練習も人生をそのとおりです。「今」をどう生きるかで、未来の自分の姿が形づくられていきます。

そんなことを高校から実感として体験できるのですから、野球に限らずスポーツというのは素晴らしいと思います。

さて、選手たちが、もうすぐ始まるグランドでの戦いで、どんな姿を見せてくれるか楽しみです。

外は雷と霰で北陸の冬の空が広がっていますが…気分は晴天、選手たちと接するといつもそんな気持ちにさせてもらえます

二葉鍼灸療院 田中良和
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リストラ報道に思う ② 松下幸之助さんの言葉

2009年02月12日 | 経営って何?!
仕事とは、経営とは、会社とは、個人にとって社会にとってどういうものなのでしょうか。人それぞれ違うと思います。

≪われわれ人間にとって最も大切なことは、やはりお互いがすべて幸せに生きていくことであろう。企業のあり方というものも、お互い人間の幸せにとって、はたして好ましいかどうかという観点から考えねばならないことはいうまでもない。大規模経営の企業、巨大企業というものによって、いかに経済性が高まり、生産性が向上しようとも、その経済性、生産性というものによって人間の幸せ、共同生活の安定というものが損なわれる、というようなことがあってはならないと思う。

人間が企業というものに主座を奪われてはならいのである。あくまでも人間が主座を保持して、そして人間によって企業が駆使されるという姿が望ましいわけである。  『松下幸之助発言集』より≫

『松下幸之助に学ぶ人生論』 飯田史彦 著


会社は人の繋がりで成り立ちます。会社にいる多くの人たちが、自分の利益ばかりではなく、他者の幸せも考えるそんな社長であり社員であって欲しいということでしょうか。

物質は有限、大自然、地球の資源も有限だから大切に、感謝して使わせて頂かなくてはいけません。そして、心や思考は無限であり、宇宙の果てよりも広いものです。温かい、優しい、愛で溢れる心や思考を持ち、世界を覆いつくして行きたいですね。

二葉鍼灸療院 田中良和
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リストラ報道に思う ①

2009年02月12日 | 経営って何?!
パナソニック、ソニー、日産など大企業が現在進行中の不況の波に晒され、事業縮小、休止に追い込まれ、それに伴い多くの社員をリストラする報道が後を絶ちません。

これは大企業や大手ゼネコンの下請けをやっている中小企業にとっても、さらに大きな不況の波に晒されるということだと思います。大企業よりももっとたいへんな人たちが存在するわけです。

会社や職種により様々な環境、状況が考えられますが、本当にあれだけ多くの人たちをリストラしなくてはいけないのか、会社のトップの人たちはリストラされた人たちの苦しみを自分の苦しみとして捉えているのでしょうか。確かに会社が存続することは大切ですが…

会社とは、社員(その家族)のためのものであり、お客さんのためのものであり、社会のためのものであり、そして最後に株主のためのものであると思います。現在の大企業の株式会社は、”大株主のため”を最優先にしているのではと思ってしまいます。

また、世界的不況といいますが、不況とは何なんでしょうかお金は燃やすか、紙屑にしない限りなくなることはありません。不況とはお金が世に流出ている量が少なくなっている状態と言われていますが、では誰が持っているのでしょうか。だれが調節しているのでしょうか。日本でも国民の熱狂的な支持を受けてトップに立った方の国の運営により、経済格差がさらに大きくなっています。

なぜ今、「かんぽの宿 疑惑」など郵政民営化(いや、郵政利権化郵政欧米化)が問題になっているか考えなくてはいけない時なのだと思います。日本人が汗水たらして稼ぎ将来の安心のために残しておいた貯金や保険が、大株主のために配当として当てられ、さらに運用に使われる。民営化とは株式会社になるということです。確かに社会保険庁にせよ、郵便局にせよ、国民が貯蓄した貯金や保険を、財政投融資という形で、公共事業や為替介入(米国債購入など)に使用したことは事実であり、特別会計、一般会計とともに国の予算として使われていました。

これはこれで正すべきことですが、民営化になるということは、もし外資系の会社がゆうちょ銀行やかんぽ保険の大株主になった場合、見えないところで、国民の貯蓄が海外へ流出するということにもなるのではないでしょうか。

おっと少し話が変わってしまいましたかね。

格差がこれだけ進んできた背景として、現在の金融制度自体(無から創った価値=紙幣などを利用し利子をとるという仕組み など)の問題が指摘されてきています。最終的に金融機関やそれと連携している会社に儲けが集まるようになり、そこで景気が左右されてしまうことです。マネー経済が主流となっている米国では、現在、上流階級の1%の人々が92%の人々の所得を合わせた以上の富を所有しています。世界のトップクラスの富裕層447人の資産合計は、全世界人口の半分の人の年収を合計した額を超えていて、世界三大億万長者の資産は最貧国48カ国のGDPを上回っています。富めるものの影で多く人々が一日1ドル以下の生活、食べるもの、住むところ、着るものがない、世界ではそんな状況に追い込まれている人たちがたくさん存在します。

富める者はより豊かに、貧しい者はより貧しく、そんな不公平な社会、経済システムが世界を覆いつくしています。なぜ豊かな者は、広い視野を持ち、弱い立場の人を助けないのでしょうか (助けている人たちも多くいることも事実です)

様々な状況の中、「今」が経済システムを含めた社会の大きな転換点なのかもしれません。不況の影響を受けている真っ只中の方々は、本当に辛いと思いますが、希望の光を失わずに、人生の谷から山の姿そして、そこから昇る太陽を見ていて(意識に置いて)欲しいと願うばかりです。

短く書こうと思いましたが、長くなりましたので、②では、松下電器(現 パナソニック)の創始者、松下幸之助さんの言葉を記して終わりたいと思います。

二葉鍼灸療院 田中良和
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レノヴァ鹿児島 JBL2 チームサポート②

2009年02月09日 | バスケットボール
2月8日(日)、快晴 朝から気持のよい天気でした。

プロバスケットボール(JBL2)公式戦
 いしかわ総合スポーツセンター 12時試合開始
 
 レノヴァ鹿児島石川ブルースパークス

  前半1P:16-21
     2P:25-20
  後半3P:16-23
     4P:13-27
    ――――――――
  合計  :70-91(石川ブルースパークス勝利)


午前9時30分に、昨年できたばかりの、いしかわ総合スポーツセンター入り。チームも9時にホテルを出発していたので、会場で合流。9時30分から11時までテーピングを中心にケアを行いました。

その後、12時まではコートで練習でした。さて、ケアした選手の動きは練習での身体の動きを見ながら、自信を持ってケアしたが、さて試合になったらどう選手が動くのか、やはり不安があるものです。





素晴らしい体育館だな~と感動しながら、試合前の練習を見ました。

コート周辺に星稜野球部の後輩発見。彼は北国新聞社のスポーツ担当の記者をやってます。レノヴァ鹿児島のサポートをしていることを告げると、「石川は5位でプレーオフに出れるか出れないかの瀬戸際にあるんですよ」「今年は石川県でプレーオフがあるので、もう星は落とせない」とのことでした。「スパイがいる~」とも言われました。んん~確かにね

試合開始


 青が石川ブルスパ 白がレノヴァ鹿児島



間近で観るプロバスケットはやはり迫力があります。動きや展開も速くめまぐるしく変化します。あれだけ急激に体を止めたり、回転させれば、足、膝、腰の負担も相当なものだと思いました。常に勉強です。

試合は前半(第1・第2ピリオド)を終わって41-41の同点。いい試合でした。まさに我慢比べ、激しい動きの中の心理戦という感覚でコートのベンチ後ろで観戦していました。

後半、石川ブルスパの粘りと集中力、作戦がうまくいき(詳しいことは分かりませんが…)21点の点差がついてしまいました。

2日間だけでしたが、この敗戦は、すごく悔しかったです(石川県人としてはブルスパが勝ってくれたほうがいいのですが…)。そして、さらに足の機能や、身体の構造などをしっかり勉強し、さらに選手が最高の力やパフォーマンスを試合で発揮できるように腕を磨いていくんだと心に焼きつけさせて頂きました。

私にとりまして、選手のバスケに取り組む真剣さ、プロとしての意識、いろいろな刺激を受けた充実した2日間でした。レノヴァ鹿児島の選手の皆さん、スタッフの皆さん、ありがとうございます

今季、残り2試合ということですが、さらにチーム力をあげ、強いハートを持つ集団となって連勝されると信じています

二葉鍼灸療院 田中良和
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レノヴァ鹿児島 JBL2 チームサポート①

2009年02月09日 | バスケットボール
先日、ホームページの当院の活動をご覧になり、”レノヴァ鹿児島”というプロバスケットボールチームを運営されている会社((株)スポーツフロンティア鹿児島)より電話がありました。

今季よりJBL2というバスケットボールリーグに所属した若いチームです。

今回、石川遠征にて公式戦(石川ブルースパークス)があり、チームのサポートをお願いしたいということでした。私は野球とサッカー選手をよく治療させて頂いていますが、バスケは施術経験が少なかったので、自分でいいのか悩みましたが、サポートをさせて頂くことにしました。

2月7日(土)は、レノヴァ鹿児島の皆さまが朝、鹿児島を出発→伊丹空港→金沢(北陸電力石川体育館)へ午後3時30分到着という予定でしたので、午後2時まで診療を行い、北電体育館へ向かいました。

3時30分から4時30分まで主としてテーピングを中心にサポートを行い、4時30分~6時30分まで練習を見ました。鹿児島から朝、飛行機で大阪へ、バスで金沢へと長旅にも関わらず、テキパキと2時間の練習をこなしていました。短い時間で集中して流れるように練習していました。さすがですね。



その後、酔耀会の研修会という名の新年宴会が午後7時から入っていましたが、宿舎であるキャッスル・イン金沢へ向かい、午後8時30分まで、足関節、背中を中心に身体のケア(鍼灸治療&マッサージ)をいたしました。(…ということで、酔耀会の新年宴会は2時間遅れでした

本格的なバスケの動きも、選手の身体も初めてみるわけですから、いろんなことが勉強になりました。私も知識をフル回転して、一日目のケアをさせて頂きました。「練習を見る」「選手の動きを見る」ことは非常に大切だと思いました。コートが狭くめまぐるしく点数が入り、さらに接触プレーが多いバスケという競技。今回の練習を見る中で、この選手には、明日の試合にはどうテーピングしたらいいかな~と反省しました。

そして、鍼灸治療は初めての選手が多かったのと、明日、試合でもあるため軽めの治療をしました。できればゆっくりと治療したかったのですが、選手の睡眠のことも考えると、今回は適切な治療であったかなと思います。

その後、急いで酔耀会の新年宴会へ~皆、まだ熱く語っていて良かった~ その後、さらにこれからの鍼灸界について若い先生方で語り合い、そして、夜が…

明日は初めてのプロバスケットボールの試合への帯同です。

二葉鍼灸療院 田中良和
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運命は「今」決まる! ~シルバー・バーチ~

2009年02月07日 | 言葉のちから 心のちから
本を手に取りパッと開いた。その言葉

≪右を向いたり左を向いたり後ろを向いたりしてはなりません。やってしまったことを悔やむのは間違いです。過去のページはすでに閉じられたのです。もう二度と開くことはできないのです。大切なのは今日です。明日の運命は今この時点で取る態度によって決まるのです。≫

『シルバー・バーチの霊訓(十二)』 近藤千雄 訳編


「今」を大事に、「今」を楽しく、「今」を全力に、「今」に愛を注ぎ、肉体としては限りある人生を有意義に生きていきたいですね 

さて、これからレノヴァ鹿児島というプロバスケットボールチーム(JBL2)のチームサポートへ行ってきます。
「今」を一所懸命に、選手が全力を出せるようにサポートしてきます。

二葉鍼灸療院 田中良和
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県民公開講座(石川県)

2009年02月06日 | 予告
(社)石川県鍼灸マッサージ師会が主催する県民公開講座のお知らせです。

”自分の健康は、自分で守ろう!”
東洋医学の古典「黄帝内経素門(こうていだいけいそもん)」の中に『未病治』という考え方があります。「未だ病まざるを治す」つまり「病気にならない体をつくる」ということです。
さあ、皆さま!一緒に先人の知恵を学び、健康で楽しい毎日を過ごしましょう!!

演 題:「元気に生きるコツ 元気になるツボ」
      ~快適に長生きするために~
講 師:半田 美香子(はんだ みかこ)
    筑波大学大学院博士課程 人間総合科学研究科
     スポーツ医学専攻
    研究テーマ「高齢者のヘルスプロモーション」

日 時:2月15日(日) 午後1時30分~3時30分
会 場:東洋医学臨床研究所 2階
    金沢市鞍月東1-8-2(映寿会みらい病院付設)
    石川県立中央病院向い
交 通:北鉄バス 映寿会みらい病院 下車

主 催:(社)石川県鍼灸マッサージ師会
共 催:映寿会みらい病院 (財)東洋医学臨床研究所
後 援:北国新聞社

 ※公開講座終了後、無料体験治療&健康相談会があります。


会場が、ちょっと車がないと不便かもしれませんが、高齢者、いやいや、人生のベテランの方、あるいは介護や老化予防に関わりのある方、ご興味がある方は是非お話を聴きにきてくださいね

お問い合わせは…076(233)0565
        (月~金 10時~15時)
        石川県鍼灸マッサージ師会事務所 まで

二葉鍼灸療院 田中良和
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第17回 加賀・三策塾(学術研修会) 参加

2009年02月05日 | 鍼灸
2月1日(日)、第17回加賀・三策塾が開催されましたので参加しました。最近、1月、2月はほとんど日曜、祭日と休みがない状態です。まあ、仕事は休みだから休みには変わりありませんが。それだけ充実してるということですね。

勉強できる場所があるということは幸せです。勉強したくてもできない子供たちもたくさんいるのですから。

◎内 容
 症例報告:帯状疱疹による腹筋麻痺の一症例 
              木下鍼灸院 木下 滋 先生

 地域健康つくり指導者講習会:経絡ストレッチについて 復習
               新保鍼灸治療室 新保 均 先生 

 鍼灸・医療最新ニュース:
            マッサージ等将来研究会報告(中央団体)
                  高田針灸院 高田外司 先生
            中央学術研修会&市民公開講座について
                 ときわ鍼灸院 常盤和成 先生
            書籍の紹介  


本日の症例報告は、臨床鍼灸懇話会という全国の学術団体の会長を昨年まで務められていた木下先生でした。臨床経験も豊富で、知識も豊富な先生ですが、そんな先生でも分からない、謎の症状が現われ、迷い考えた。そんな症例の経過を報告して頂きました。


 症例報告 木下 滋 先生

非常に勉強になりました。

帯状疱疹や帯状疱疹後神経痛はよく聞く病名ですが、それに伴う腹筋麻痺というと非常に稀な症状です。帯状疱疹の患者の0.11~0.77%の確率だという報告があるそうです。




木下先生のところへ健康維持を目的に治療に来院されていた中年女性が、右背部痛を訴え来院。その数日後、ソフトボールを半分にした「おっぱいの柔らかさ」のような膨隆を突然発症。右背部痛だけ治療し膨隆は内科で調べてもらうように言う。その後、膨隆の下部から下腹部にかけて皮疹が出現。帯状疱疹と内科で診断。しかし、膨隆については説明なし(2件の内科医も分からず)。

悩みながら、帯状疱疹の治療を中心に施術。そんな時、「医事新報」に帯状疱疹による腹筋麻痺について書かれてあるのを読み「これだ!」と患者さんに説明し、治療者、患者ともに安心し治療できるようになったということです。

背部痛は1か月で消失。掻痒感も2か月くらいで気にならなくなる。膨隆は1年後にもわずかに残存(75%の患者さんは完治するとのこと:医事新報)。帯状疱疹による激痛は出現しなかった。

貴重な報告で、本当に勉強になりました。

日々、いろんな患者さんが来院します。様々な症状で、病気で来院します。私たちは「知らない」ことを自覚し、患者さんの症状が消失し少しでも楽になり、安心して日常生活を送ることができるように、常に勉強していこうと思いました。

今回も、知識さえあれば、患者、治療者ともに不安にならずに対処できたとお話sれていました。


 経絡ストレッチを指導する新保先生 


 経絡ストレッチを教えてもらっている、運動不足の先生方

明日に繋がる、いい勉強の時間を過ごさせて頂きました。

二葉鍼灸療院 田中良和
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ストレスと掻破行動

2009年02月04日 | 東洋医学研究所 コラム
東洋医学研究所のコラムが更新されました

~ストレスと掻破行動(そうはこうどう)~
東洋医学研究所 主任 中村 覚 先生


『ストレスと掻破行動』 研究所コラムはこちら

今月のコラム担当は、東洋医学研究所 主任 中村 さとる先生です。所長の黒野先生は中村先生の長所を捉えられ教員の道もあるぞとのことで、教員免許を取得し、東洋医学研究所で主任を勤め、診療を行うとともにトライデントスポーツ学院で教員として鍼灸を教えています。

なかなか温厚で、おっとりしていて、しかし、気配りがあり頭の回転が速い先生です。お酒を飲むとすぐに顔が赤くなります。アセトアルデヒドを分解する酵素が足らないのでしょう~ね。(笑)

ストレスと掻く行動を、ただ乾燥するから痒くなり掻きむしってしまうというだけではなしに、情動(怒り、悲しみ、喜びなどに伴う行動)の反応の一つであり、ストレスの代償行動として、さらには感情を落ち着かせるために行う行動が「掻く」という行動である、そんなことを分かりやすく書いてあります。

そして、心をかえるため(過剰なストレスを回避)、日常生活において簡単な行動を行うことや、相手に対する見方を変えることで、ストレスが軽減され、「掻く」ことや様々な症状が改善され、ひいては日常生活がストレスの少ない楽しいもになってくる、そんなことが書いてありますので、研究所コラムをご覧くださいね

二葉鍼灸療院 田中良和
コメント (2)
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