もう2009年の足音が聞こえてきている年末に、悲惨な事柄が次々に起こります。イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザを空爆しました。400名近い人々が亡くなり、1700名以上の方が負傷されています。
アメリカはいち早く、ガザを実質支配しているイスラム原理主義組織ハマスが悪いとしてイスラエルの空爆に理解を表明しました。中東各国はイスラエルを強く非難しています。
国と国にとって何があるかは私たちの知るところではありません。しかし、被害にあうのは老人、女性、子供の弱い立場の人たちが多いのです。その人たちは何もできません。ただ平和を祈るばかりです。戦争は憎しみ、悲しみ、無気力、絶望感などのマイナス感情しか生みません。生むとすれば、戦争を商売にしている人たちの大きくなった私腹だけでしょう。
インド・パキスタン関係が緊張し、イスラエルとパレスチナとアラブ各国との緊張が高まり、サウジアラビアでは王位を継承するサウド家が揺らぎ国内情勢もあまり芳しくない様子。イラクはアメリカにより戦前より悪い状況になっており、イランは軍事力を高め中東や中央アジアに力を伸ばしてきています。アメリカ軍はイラクからは撤退したもののアフガニスタンには派兵を増強しています。中東からアジアにかけてが気まずい雰囲気になってきています。
日本はインド洋上のアメリカ軍へ給油を行います。これは弱い立場の人々が苦しめられている戦争に参加していることを忘れてはいけません。人事ではないのです。すべて国家予算(税金)が使われているのです。
世界を見渡せば、戦争、紛争、経済恐慌、金融制度の行きづまり、日本においても凶悪事件の増加、自殺が減らない、食品偽装、政治家・官僚の腐敗、言い出したらきりがないほどに、不安、怒り、絶望、悲哀などのマイナスの空気が充満しています。地球という生き物が自分を治すため膿を出しているんじゃないかとさえ思ってしまいます。
地球も生き物です。自然治癒力にも限界があります。ガン細胞が体に蔓延してしまえば宿主である体自身(地球)が死んでしまうことにもなりかねません。
このような殺伐とした、強欲に満ちた世の中であるからこそ、自分自身の内側の内側を見つめ、そこから世界や地球、宇宙に思いを馳せ、考え、祈り、行動することが「今」大切なのかもしれません。「今」だからこそプラスの、温かい思考や行動で世の中を小さなところから変えていくよう一人一人が考えなければ、地球や宇宙の変化に人間の感情がついていけない時期がやってくるかもしれません。
世界は65億人以上の人々が一つの細胞となって、地球という一個体を形づくっています。そこには上も下も、金持ちも貧乏もありません。皆、平等だと思います。体の中には必要のない部分、細胞は一つもありません。世界でも同じでしょう。力あるもの、お金を自由に動かせる人、世界を指導する立場の人たちは、それぞれの利益、国益も大切かもしれませんが、もっと大きな視野で思考し行動してほしいと思います。これは自分にも言えることなのです。
米国は年間500億ドル(5兆円)もの軍事予算を使っているなら、それを世界の貧困を解消するために使うべきです。それは各国の軍事費にも言えます。PTSD(外傷後ストレス症候群)という精神疾患はベトナム戦争を機に言われるようになってきました。米国では退役軍人の方で年間、相当数がこの疾患で自殺しているようです。ホームレスの25%は退役軍人とも言われています。
戦争は人間にとって有益なものは一つもありません。戦争を操作している人たちの自己満足でしかありません。そう考えるとタバコのようなものかもしれません。
年末31日に、こんなことを考えてみました。世界が平和になり、愛で満たされ、すべての人(生き物、植物たちも)が幸福を感じることができる世界、地球に来年は方向転換できますように祈ります。
今年もありがとうございました
二葉鍼灸療院 田中良和
アメリカはいち早く、ガザを実質支配しているイスラム原理主義組織ハマスが悪いとしてイスラエルの空爆に理解を表明しました。中東各国はイスラエルを強く非難しています。
国と国にとって何があるかは私たちの知るところではありません。しかし、被害にあうのは老人、女性、子供の弱い立場の人たちが多いのです。その人たちは何もできません。ただ平和を祈るばかりです。戦争は憎しみ、悲しみ、無気力、絶望感などのマイナス感情しか生みません。生むとすれば、戦争を商売にしている人たちの大きくなった私腹だけでしょう。
インド・パキスタン関係が緊張し、イスラエルとパレスチナとアラブ各国との緊張が高まり、サウジアラビアでは王位を継承するサウド家が揺らぎ国内情勢もあまり芳しくない様子。イラクはアメリカにより戦前より悪い状況になっており、イランは軍事力を高め中東や中央アジアに力を伸ばしてきています。アメリカ軍はイラクからは撤退したもののアフガニスタンには派兵を増強しています。中東からアジアにかけてが気まずい雰囲気になってきています。
日本はインド洋上のアメリカ軍へ給油を行います。これは弱い立場の人々が苦しめられている戦争に参加していることを忘れてはいけません。人事ではないのです。すべて国家予算(税金)が使われているのです。
世界を見渡せば、戦争、紛争、経済恐慌、金融制度の行きづまり、日本においても凶悪事件の増加、自殺が減らない、食品偽装、政治家・官僚の腐敗、言い出したらきりがないほどに、不安、怒り、絶望、悲哀などのマイナスの空気が充満しています。地球という生き物が自分を治すため膿を出しているんじゃないかとさえ思ってしまいます。
地球も生き物です。自然治癒力にも限界があります。ガン細胞が体に蔓延してしまえば宿主である体自身(地球)が死んでしまうことにもなりかねません。
このような殺伐とした、強欲に満ちた世の中であるからこそ、自分自身の内側の内側を見つめ、そこから世界や地球、宇宙に思いを馳せ、考え、祈り、行動することが「今」大切なのかもしれません。「今」だからこそプラスの、温かい思考や行動で世の中を小さなところから変えていくよう一人一人が考えなければ、地球や宇宙の変化に人間の感情がついていけない時期がやってくるかもしれません。
世界は65億人以上の人々が一つの細胞となって、地球という一個体を形づくっています。そこには上も下も、金持ちも貧乏もありません。皆、平等だと思います。体の中には必要のない部分、細胞は一つもありません。世界でも同じでしょう。力あるもの、お金を自由に動かせる人、世界を指導する立場の人たちは、それぞれの利益、国益も大切かもしれませんが、もっと大きな視野で思考し行動してほしいと思います。これは自分にも言えることなのです。
米国は年間500億ドル(5兆円)もの軍事予算を使っているなら、それを世界の貧困を解消するために使うべきです。それは各国の軍事費にも言えます。PTSD(外傷後ストレス症候群)という精神疾患はベトナム戦争を機に言われるようになってきました。米国では退役軍人の方で年間、相当数がこの疾患で自殺しているようです。ホームレスの25%は退役軍人とも言われています。
戦争は人間にとって有益なものは一つもありません。戦争を操作している人たちの自己満足でしかありません。そう考えるとタバコのようなものかもしれません。
年末31日に、こんなことを考えてみました。世界が平和になり、愛で満たされ、すべての人(生き物、植物たちも)が幸福を感じることができる世界、地球に来年は方向転換できますように祈ります。
今年もありがとうございました
二葉鍼灸療院 田中良和