二葉鍼灸療院 院長のドタバタ活動日記

私が日頃行っている活動や、日々の鍼灸臨床で感じたことなどを綴っていきたいと思います。

清掃で心がほんわか、そして感謝

2014年12月17日 | 言葉のちから 心のちから

本日は爆弾低気圧の影響で風が強く、寒い一日となっております。天気も青空が出たり、曇ったり、雪が降ったりと金沢らしい一日となっています

この時期、一年の埃をキレイに払い、住まわせてもらってる場所へ感謝の気持ちを込めての大掃除が、各家庭や会社等で行われます。

先日、治療院の大清掃を行いました。まだ完成してませんが

やっぱりキレイにすると気持ちがいいですねそして、頑張ろうという気持ちにもなりますし、年末ということも手伝って一年の反省ということも踏まえ気持ちが引き締まる思いです。

そんな清掃の最中、懐かしいものが奥の方から懐かしいものが出てきました

掃除の最中「懐かしいな~」なんて手を止めて見入る経験が皆さんあるんじゃないかな~と思います。私も今回、懐かしい~物が出てきて手を止めて見入ってしまい清掃の時間が長引いてしまいました。

何が出てきたかというと・・・

小学校・中学校・高校でいただいたラブレターでした

これは何だと思って箱をあけたら入っていました。当時は意外にモテたんやな~と思い、文章を読んでいました。

モテたかどうかは分かりませんが、文章読んでいると、すごく心が安らぐというか、懐かしくホンワカとした気持ちになれました。学生当時はどんな気持ちで読んだのかは全く覚えていませんが、今、読み返してみると相手の気持ちや気遣いが伝わってきって、何か温かいものが伝わってきました。

小学校、中学校、高校と少しずつ内容や文章の表現は違いますが、「手紙って、すごくいいな~」と思いましたね

”彼女たちは皆、幸せになってるんかな~”なんて本当に懐かしく思いました。
現在の自分が分析する当時の自分の学生時代を振り返ると、よく好きになってくれたな~と感謝してしまいます どんな学生だったかは皆様のご想像にお任せいたします

現代は、メールや携帯電話、ラインやフェイスブックなどのSNSなど簡単に連絡がとれる方法はたくさんあります。しか~し当時は電話するのも、相手のお家に電話しないといけないので「家族が出たらどうしよう」と緊張したものです。手紙は、相手に気持ちを伝える数少ない大切な手段でもあったわけですよね

今、ラブレターをみることに何か意味があるのかと運命論的に考えてしまうと、思い当たることが・・・ その話は置いておいて

学生の時は性懲りもなく将来の夢プロ野球選手でした。そして野球一筋って言葉が当てはまるくらいに好きな野球をさせていただきました

夢は叶わなかったものの、その時、野球というものを一所懸命取り組んだことにより、また、楽しく、自分の好きなことに打ち込んだことにより、現在は、野球と繋がりもあり、もっとも興味があり、もっとも楽しく、もっとも好きな鍼灸師という職業に就くことができました。やっぱり夢を持つことは大事なんですよね。道は繋がっていくのだと思います

そんな若い時代の私を思いださせてくれた ラブレターの数々 に感謝しながら、心がほんわかと温かくなる自分を感じていると、そこに『本田宗一郎「元気の出る」生き方』 (柚木俊太郎著)が、こちらも本棚の陰から出てきました。
本田技研工業の創業者で戦後の日本の経済発展に貢献された大創業者のお一人でもあります。

ちょっと何か感じるところを開いてみると・・・

            

「自分の得意なものを発見できた人は幸せな人である。『好きこそものの上手なれ』というように、好きなことをやることは大事なことである。『餅は餅屋』というわけで、好きなもの得意なものさえやっていれば、途中で難関に遭遇したとしても、どうにか乗り切っていけるものである。努力次第では相当に伸びることも可能だ」 

本田さんは、仕事が好きで好きで仕方がなかったようです。
私もこの仕事が好きですし、仕事やっていて幸せだと思います

もし何かイヤなことをやらなければならない時でも、その中でも自分の得意なこと、興味あることを発見して、そこを伸ばしていくことが必要なのかなと思います。

 

「何が何でも出る。もたもたしていると、どんどんおいていかれる。それにな、今みたいに、みんなが苦労しているときだろう。そういう時にこそ夢がほしいじゃないか。明日咲かせる花は、今種を蒔いておかなきゃいけないんだ」

昭和29年当時、毎年、イギリスのマン島で開催され、世界中の優秀なオートバイ関係者が集まり、その技術を競いあうTTレースに出場すると本田さんは宣言を出しました。

当時は世界恐慌もあり、また、経営不振や多額な設備投資などが負担になり経営危機状態だったそうです。

そんな中、社員にレーシングエンジンの開発を命じた時に、半信半疑だった社員に対して話した言葉だそうです。

夢は自己を動かす原動力であり、それを行動にうつす勇気と決断が人生には必要なのだということでしょうか なんでもかんでも突き進むのではなく、様々なところに気を遣い、社員のことを常に考えているという信頼ある人間関係のある会社だったから成し得た行動、そして言葉だったとも思います。

           

本当に、心がほんわか温かくなり、自分の人生を少し遡って見つめ直し、感謝するきっかけとなりました。

やっぱり清掃はいいですね

 

    二葉鍼灸療院 田中良和

コメント
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