二葉鍼灸療院 院長のドタバタ活動日記

私が日頃行っている活動や、日々の鍼灸臨床で感じたことなどを綴っていきたいと思います。

第99回全国高校野球選手権石川県大会 ~準決勝~ 星稜vs日本航空石川

2017年08月04日 | 高校野球

 第99回全国高校野球の組み合わせ抽選も終了し、甲子園では開会を待つばかりとなっています

 甲子園大会が始まる前に石川県大会を振り返っておきたいなと思いました。

 

 第99回全国高校野球選手権石川県大会  ~準決勝~  天気;   

   7月28日(金)    石川県立野球場

   星 稜  日本航空石川

 

    星 稜  0 0 3 0 0 1 1 2 0 0 0   7   

      航 空  0 0 0 0 1 1 0 5 0 0 1x  8 (延長11回)  

 

 勝負は本当に最後の最後まで分かりません。このことはよく選手の皆さんは理解していると思いますが、力の互角な競ったゲームほど、最後は心理戦、心の戦いとなります。

 星稜高校が北信越地区予選から今年のチームカラーとして取り組んできたことは、打撃で常に先攻して得点していくことです。その特徴は、北信越地区大会も入れて全てのゲームで「先攻め」で表の攻撃だったことです。
 ここは一貫していました。延長ともなると確かに後攻が有利となるのですが、その精神が一貫しているので、有利不利を越えて安心してみておりました。

 そう、勝つと翌日が決勝戦であったので、翌日は診療を早く切り上げさせていただき球場へ向かう予定でした。この日は、診療をしながらPCでバーチャル高校野球を観ながらの応援でした。選手と同じ気持ちで立って観てました

 

 ゲームを振り返っていくと、投手の替え時、これは難しいところだと思います。先発の竹谷君は7安打を打たれながらな、7回を投げ抜き、8回、打者2人をヒットで出したところで、2番手の小倉君にスイッチ。竹谷君は金沢市立工業戦より、緩急をつけたいいピッチングで航空石川打線を最少失点に抑えていました。

 小倉君は、画面でみている限り、球が真ん中に集まり、やや高かったかなと感じました。ここで相手バッターの3ランホームランを含め5点を返され同点に追いつかれました。「この投手と心中だ」というタイプのチームは監督も迷わず采配できるのでしょうが、継投で繋いでいく場合は、いろんなケースと、投手のタイプと、その日の調子と、投手の性格と、ゲームの流れと、いろんなことを瞬時に判断しなくてはいけないので難しい作業、判断だと思います。小倉君がやや緊張が強かったのかどうかは分かりませんが、あそこで3ランホームランで同点に追いつく航空石川打線は力があると思います。

 次にサブマリン福田君が出てきて、いいリズムかな・・・と思っていたのですが、ここでもやや緊張があったのか、10回、11回と投手前のバント処理のミスでピンチを広げてしまいました。やはり甲子園のかかった大一番は緊張するのだと思います。

 10回の1アウト1・3塁のピンチは、スクイズが小飛球になったところをキャッチャー川岸君がダイビングキャッチ、すかざす三塁へ投げてダブルプレー このシーン感動しました ほんと画面の前で叫んだし、涙が出そうでした。いけるぞと思わせてくれるプレーでした。本当に彼の野球に対する貪欲さ、誠実さ、真剣さ、そのように野球に取り組む姿勢がプレーに現れたシーンだと思いました

 11回でも四死球と投手のバント処理からピンチを広げ、エース清水君に交代。1塁・3塁でのスクイズをナイスフィールで凌ぎ、なおも1・2塁、4番打者を迎えました。高めに浮いた球をレフト頭上へ運ばれ、中継が乱れる間にホームインとなりサヨナラ負けとなりました。
 清水君にはエースとして、試合の始めから投げさせてあげたかった。昨夏の前には肘を傷め、昨夏出場した甲子園では次のチームのこともあり9回の1回しか投げれませんでした。状態は回復し順調にいっていたように思いましたが、また投球を休まざるを得ない状況となりました。そんな状態が続いたのはトレーナーの責任でもあります。本当に甲子園で彼を投げさせたあげたかったと思う気持ちは強かったです。彼に宿題を残してもらいました。気を引き締めて新チームにトレーナーとして臨みたいと思います。

 守備では、いいプレーもありましたが、後半、延長に入ってからと地に足がついていないような感じで、いつも通りのパフォーマンスを出すことができず、それが結局、相手の攻撃を凌げなかった要因の大きなものだっだかなと思います。ここで守り凌いで、攻撃に繋げる精神力を養っていくこと、ここを3年生たちは新チームへの課題として残していったという思いがあります。

 ここで何と言っても、11回を完投した相手投手の佐渡君、やはり彼のブレない精神力が素晴らしかったのも事実です。星稜は、昨年の夏の決勝では、航空相手に逆転勝ちして甲子園をつかみ取りましたが、佐渡君には5回を抑えられました。新チームになっての決勝戦も5-1と星稜打線が振るわず、抑えられました。
 そういう意味でいくと、木倉君の3ランホームランを含む13安打を放ち、7得点をあげたことは、一つの結果、成果だと思います。が、佐渡君は、ビッグイニングをつくらせてくれなかった。要所で、キレのあるスライダーやチェンジアップを巧みに使い三振や凡打を取られました。佐渡君に喫した三振は13個。彼がやはり試合の流れを星稜にくれませんでした。

 打撃では4番 木倉君の先制ホームランが素晴らしかたった 8回に2点を挙げた若宮君のツーベースも素晴らしかった、そして、3番で、今日の初打席から打撃の好調さをみせつけチャンスメイクした2年生の竹谷君は6打数4安打で二塁打1本。素晴らしい打撃でした そして走塁も常に次の塁を狙っていく積極的なものでした。

 しかし後半を尻上がりに調子を上げてくる相手投手と、守備の乱れで打線もうまく機能しなくなっていきました。こんなところも新しいチームへの課題なのかもしれません。

 2014年、小松大谷高校との決勝戦、9回裏に0-8から9点を挙げ逆転勝利で甲子園出場、2015年、再び小松大谷高校と準々決勝で対戦。3-1でリードしていましたが、9回裏に3点を挙げられ、サヨナラ負け。2016年、日本航空高校との決勝戦。7回表まで4-1とリードされていましたが、7回裏に逆転して、5-4、8回に同点に追いつかれましたが、8回に2点を奪い、7-5の逆転で甲子園出場を決めました。そして今年2017年・・・何か因縁めいたものも感じますし、野球の神様のいたずらかもと思ったりもします。

 今年のチームは一冬越えて大きく成長しました。甲子園で強豪校と戦えるまでの実力もついていただけに、本当に甲子園でのプレーを見たかったです。

 そして2017チーム星稜の夏、私の夏が終わりました。

 準決勝、たくさんのファンの皆様、星稜高校の生徒さんを含め学校関係者の皆様、保護者やOBの皆様、本当にたくさんの応援をいただきました

 感謝です 

 ※ちなみに私は応援に行けなかったので、ここに掲載している写真はフェイスブックのお友達よりいただきました。こちらも感謝です。ありがとうございます。 

 

 3年生のすべての選手の皆さん、お疲れ様でした

 君たちは最高でした、素晴らしかった(毎年言ってるかもしれませんが

 まずはゆっくり夏休みを過ごしてください。

 本当に2年と数カ月、ありがとうございました

 

 

 川岸キャプテン、約3年間お疲れさんでした。

 君の延長10回裏、1アウト1・3塁でのスクイズ→キャッチャーフライのダイビングキャッチ→ダブルプレー、一生忘れないプレーとなってます

 最高のキャプテンでしたよ  ありがとう

 

 3年生の悔しさと意志を受け継いで、1,2年生も成長していってくれると思います。そして春、夏と連続で甲子園に出場するため、心を切り替え前へ、前へと進んでいってくれると思います

 

 ここで蛇足というか、バーチャル高校野球を観ていても・・・正しく言うと聞いていて、日本航空高校の応援の迫力が伝わってきました。これは選手には大きな力となったことと思います

 素晴らしいスタンド応援団の団結と、変な表現かもしれませんが、声が突き出るような感じのする応援でした。こちらも星稜は一本とられたかもしれませんね。

 

夏なれど 我が心中は 秋の朝

 今の心境で一句詠んでみました

 また、負けた翌日から1,2年生は次の目標へ向けて練習を開始しました。これからも応援よろしくお願いいたします。

 最後までお読みいただき、ありがとうございました

 

   二葉鍼灸療院 田中良和

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サービスする心

2017年08月04日 | 経営って何?!

 梅雨が明け、夏らしい天気が続いています

 毎日生活しているといろんなことが起こりますし、経験できます。

 人生にも波があるように、一日においても、一瞬、刹那においても自分の心は揺らいでいます。

 悩むこともあり、気持ちが下降していく時もあります。

 そんな時に先人の残したことばをきっかけに、光が見えたり、気付きがあったり、何かを思い出して、それをきっかけに下降から上昇へ転じることもあります。

 

 今朝、サラッと目を通した本の中に、私の今の心に「ハッ」とくるものがありましたので、記しておきたいと思います。

 

 サービスする心 

 与え与えられるのがこの世の理法である。

 すなわち、自分の持てるものを他に与えることによって、それにふさわしいものを他から受けるのである。

 これで世の中は成り立っている。

 だから、多く受けたいと思えば多く与えればいいのであって、充分に与えもしないで、多くを受けたいと思うのが、虫がいい考えというもので、こんな人ばかりだと、世の中は繁栄しない。

 与えるというのは、わかりやすく言えば、サービスするということである。

 自分の持っているもので、世の中の人びとに精いっぱいのサービスをすることである。

 頭のいい人は頭で、力のある人は力で、腕のいい人は腕で、優しい人は優しさで、そして学者は学問で、商人は商売で・・・。

 どんな人にでも、探し出してくれば、その人だけに与えられている尊い天分というものがある。

 サービスのいい社会は、みんなが多くを与え合っている社会で、だからみんなが身も心も豊かになる。

 お互いに繁栄の社会を生み出すために、自分の持てるもので、精いっぱいのサービスをしあいたいものである

道をひらく  松下幸之助 著  PHP出版より  

 松下幸之助さんの言葉には実践で培った重みがあります。

 尊敬する人物の一人であり、何かにつけ気づきを与えていただきます。死してなお、その精神や修身の仕方を世に示す・・・素晴らしいと思います。

 

 鍼灸師として、あん摩マッサージ指圧師として、自分の持っているもので、世の中に貢献していこう

 感謝と恩を忘れず、足るを知りながら、貪欲に自分の持っているものの精度を上げて、さらに世の中に貢献できるものを築いていこう

 そんなことを思った2017年8月4日 朝 でした

 最後までお読みいただき、ありがとうございます

 

   二葉鍼灸療院 田中良和

コメント (2)
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