珍しい形のきのこですが、モミやツガなどの針葉樹林下に生えるラッパ形をした毒キノコで、
針葉樹とは共生関係にある菌根菌の一種です。
ラッパの内側が普通のきのこの傘の表に相当し、胞子が造られるのは傘の裏と柄の境界が
はっきりしない外側の皺襞のある部分です。
地方によっては食用きのことされ、熱湯で湯がいて煮こぼすと無毒化できると言い伝えられ
ていますが、毒キノコの毒が煮こぼして無毒化されることはありません。
下痢や嘔吐などの中毒症状が比較的軽く、多食しなければ症状も出ないとのことですが
「君子、危うきに近寄らず」・・・ですね
ウスタケ <ラッパタケ科 ラッパタケ属> 菌根菌 有毒