渓流沿いをヒラヒラと翔び回る、金緑色の胴体が美しく繊細なトンボです。
日本に棲息するカワトンボ科のトンボは5種7属で、その内カワトンボ属は
東日本型のオオカワトンボと、西日本型のアサヒナカワトンボに分類されます。
体長は東日本型で48~64mm、西日本型は42~57mmということですが
一応、58mm以上なら東日本型、47mm以下なら西日本型という判断はできない
こともないのですが、48~57mmのサイズの個体では判定基準にはなりません。
翅の支脈の網目では東日本型が繊細で、西日本型は粗いと言われています。
2種が混棲するところで比較できる条件が揃えば判定ができるかも知れません。
何れにせよ、違いは僅かで一般の昆虫愛好者に同定の深入りは困難かと思われます。
ここは地域的な変異があるという知識だけで充分ではないでしょうか。
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