野草と呼ばれる中には、かつて園芸種として人為的に外国から持ち込まれ、その後人気が落ちるのに従って
野生化したものが多く見られます。このトキワツユクサもそんな経過を辿った草花の一つで原産地は南アメリカ、
輸入されたのは昭和初期で、当時は現在野生化しているものでは見られない斑入りの葉を持った品種もあったそうです。
繁殖は主に日陰で少し湿り気のある場所に限定されますが、条件のそろった場所での繁殖力は相当強いようです。
葉はムラサキツユクサやシロバナツユクサによく似ていますが、花は特長ある3弁花でツユクサとはあまり似ていません。
常盤露草の和名は葉が常緑であることから付けられたものです。別名をノハカタカラクサ(野博多唐草)ともいいますが、
舌を噛みそうなので?あまり使われていないようです。
トキワツユクサ<ツユクサ科 ムラサキツユクサ属>
真ん中に直立した1本が雌蕊、その周りに6本の雄蕊があります。その他の白い糸の様なものは花糸と呼ばれ
ツユクサには見られないものです。
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