山と自然の雑学ノート

山歩き&散歩道で出会った植物などの記録

クロホシタマムシ

2023-06-08 16:04:59 | 昆虫

※マスダクロホシタマムシ(誤)→クロホシタマムシ(正)に訂正します。

体長10~12mm程の小さなタマムシの仲間です。

金属光沢ある緑色が美しい甲虫ですが、スギやヒノキの害虫です。

とは言え、健康な生木を食害するわけではなく、どこかで大発生して

林業に大きなダメージを与えたという話も聞いたことがありません。

どちらかというと希少な種類でしょう。

狙われるのは主に林内に放置される間伐材や、伐倒木を乾燥のため

葉をつけたまま林内に一定期間置かれる「葉枯らし材」などで

成虫は初夏に粗皮の割れ目などに産卵しますが、孵化した幼虫は材の形成層を

食べるので、特に高級な柱材として使われる「杉のしぼり丸太」などでは致命的な

被害になる可能性があります。

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