山と自然の雑学ノート

山歩き&散歩道で出会った植物などの記録

ジュズダマ(数珠玉)

2010-09-22 21:58:02 | 単子葉類

水辺に生える熱帯アジア原産でイネ科の多年草。

その昔、薬用として渡来したと思われる史前帰化植物です。

ちょうど今、葉腋に多数の花穂を立てていますが、この固くて種のような形をしているのは

苞鞘(ほうしょう)と呼ばれ、葉鞘が変化したものです。

この中に雌性小穂があり、苞鞘の先からは雄性小穂が垂れ下がります。雄性小穂は早く脱落します。

その後、苞鞘は黒褐色、灰色、白色などに変化しますが、和名の「数珠玉」は、子供達がこれに

糸を通して数珠を作って遊んだことに由来するようです。



ジュズダマ <イネ科 ジュズダマ属>






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