ガガイモは農地周辺の藪や道路の法面に生える蔓性の多年草です。
横に這う地下茎で繁殖しますが、刈り取りには耐性がないのか、あまり
刈り取り作業の行われない場所での繁殖が目立ちます。
8月に淡紫色の花を総状花序に咲かせますが、花冠は5裂し裂片に
著しい毛を密生させていることから、全体に柔らかい雰囲気を醸し出しています。
花には両生花と雄花があり、ほとんどは両性花でそれに比べ、雄花は一回り
小さいと言われていますが、形はほぼ同じで見分けるのは困難です。
和名は「鏡芋」と書かれるようですが、根には芋らしきものは見当たらず、葉や
蔓の外見がヤマノイモなどと似ているためなのかも知れません。
「ガガ」はスッポンのことで、葉がスッポンの甲羅に似ていることからとする説も
あるようですが、何れにしても名前の由来は定かではないようです。
ガガイモ<ガガイモ科 ガガイモ属> 蔓性多年草
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