セイヨウヒキヨモギはヨロッパ地中海沿岸原産のゴマノハグサ科の植物で、1973年に千葉県で
最初に生息が確認された比較的、新しい帰化植物です。
その後、全国の大きな河川堤防の法面などを中心に爆発的な広がりを見せていますが、
楽観的な見方をすれば、一部の侵略的外来種を除いて、こういった新参の帰化植物は、
最初に大きな広がりを見せても、その後、在来の植物と数の上での折り合いをつけて
ある程度の数で落ち着くことが多いようです。
何れにしても、今後の成り行きが注目される帰化植物のひとつです。
このヒキヨモギの仲間は、セイヨウヒキヨモギを含め、半寄生植物で、葉緑素を持ち、自ら
光合成によって、養分を作り出す一方、根を他の植物の根に吸着させ、そこからも栄養を吸収
する性質があります。
セイヨウヒキヨモギ <ゴマノハグサ科 ヒキヨモギ属>
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