山と自然の雑学ノート

山歩き&散歩道で出会った植物などの記録

ヤブコウジ (藪柑子)

2008-11-26 22:50:42 | 植物(木本)

紅葉の季節、山の中を歩いていて、ふと足元を見ると小さな赤い実が目に付きます。
高さは10~20㎝と低いので野草と思いきや、これでも一応樹木に分類されています。

果実は同じ仲間のマンリョウに似ていますが、個数はせいぜい1~3個と少なめ、
そのため別名をマンリョウ(万両)に対して、ジュウリョウ(十両)とも呼ばれています。
尚、同じ科のカラタチバナは別名ヒャクリョウ(百両)となります。

お正月に売られているセンリョウ(千両)は、形が似ていますが、こちらは一科一属の
センリョウ科でヤブコウジ科には属しません。


ヤブコウジ <ヤブコウジ科 ヤブコウジ属>
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2 コメント

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千両、万両、有り通し (指月山)
2008-11-27 18:15:28
やまぼうしさん、今晩は
天気予報どおり こちら夕方から雨になりました。
ところで一両への言及がありませんね、蟻をも突き通すという鋭い棘をもった アリドウシ、縁起を担いで正月には千両、万両、有り通し を飾るそうですね。
こちらの山野ではセンリョウが一番稀です、白い実を付けるイズセンリョウは見かけますがね。
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有り通し (やまぼうし)
2008-11-27 20:08:27
指月山さん お晩です
そうそう、忘れていました。アリドウシは一両でしたね。「有り通し」に通ずる縁起ものでしたか。
勉強になりました。 この赤い果実を見ると、何となくお正月も近いなぁという気がします。
また一つ、余計な年を重ねるかと思うとやや複雑・・・昔は待ちどおしかったのに
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