シロバナホトケノザは2年ほど前に木津川の堤防下で一度見たことがあります。
今回、この花に出会ったのも木津川堤防の下にある茶畑の傍で、前回の発見場所から50㍍ほどの所でした。
これはホトケノザの白花変種(albiflorum)で、花に赤い色素が欠落しているだけでなく、葉や茎の色も
薄い緑色をしています。
全国各地に見られ、「シロバナホトケノザ」という正式な和名や学名もありますが、除草剤などの影響による
変異とも言われています。
しかし、木津川堤防は植生保護のため、除草剤は使われておらず、改修が行われた際にも表土を保存し
工事が終わった後には再び保存した表土を張り付けているほどです。
除草剤原因説が証明されるには、実際に除草剤を使って、使わなかったグループとの発生率の違いを
見る必要がありそうですが、今までそういった実験が行われたという話は聞いたことがありません。
シロバナホトケノザ<シソ科 オドリコソウ属>
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植物にもアルビノってあるのでしょうか。
そう言えば、ユキワリソウとかは突然変異が多いですネ。
植物の場合はアルビノとは言わず、アルビフローラムと呼ばれているようです。
動物のアルビノのように、突然変異で特定の色素を作る遺伝子が欠落しているのだそうです。
シロバナホトケノザに関して除草剤が原因とする人もいますが、
その場合は一時的な白化で、これほど完全な白花にはならないと思います。