山と自然の雑学ノート

山歩き&散歩道で出会った植物などの記録

ヨメナ(嫁菜)の仲間

2010-11-10 21:52:18 | 双子葉離弁花

ヨメナはキク科の多年草で、平地でごく普通に見られる野菊の1種です。
西日本に広く分布していますが、関東には同属の近似種カントウヨメナがあります。

和名の「嫁菜」は昔から代表的な若菜として食用に供されてきたことによります。

一般的にヨメナは、コヨメナとオオユウガギクの交雑種とされていますが、それだけに変異も多く
また、私達の周りにも、これに似た野菊は結構色々あるようで、市販の植物図鑑などを見ても
2~3種類は別種として扱われているものの、それ以外については、一定の範囲内のものを
まとめて「ヨメナ」と総称しているように思います。

最近発行された本に、山渓ハンディ図鑑「日本の野菊」(いがりまさし著、山と渓谷社刊)
がありますが、野菊ばかり凡そ95種類が載っているそうです。

私としてはかなり興味がありますが、\2940という価格に見合う内容なのかどうかが
思案のしどころです。
もし既に購入なさった方がいらっしゃいましたら、ぜひ感想をお聞かせください。


ヨメナ <キク科 ヨメナ属>  多年草






これは近くの里山の川筋に生えているもの、花はノコンギクに似ていますが、
葉には鋸歯がなく全縁、いろんな図鑑で探しましたが未だヒットしていません。
キク科の中でも、ヨメナ属は特に難しいといわれます。同定の深入りはできません。






これは谷筋の水辺に群生するノコンギク亜種のホソバコンギクです
上の画像のものは、似ていますがこれとも違うようです

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