カエデの種類は平地ではイロハカエデやオオモミジが多く、低山ではヤマモミジ、標高が
高くなるにつれてハウチワカエデやコハウチカエデが見られるようになります。
ミネカエデは標高800~1,000㍍級の亜高山帯に多く見られるカエデの仲間です。
掌形に5裂した裂片の縁に見られる深い重鋸歯 がこのミネカエデ系の葉の特徴で
狭い意味でのミネカエデはこの1種を指します。
この仲間には近似種に、ナンゴクミネカエデやチョウセンミネカエデなどといった多くの種類
があるそうですが、各品種間の違いはかなり微妙で、広い意味ではそれらを含めたものを
「ミネカエデ」と言っても間違いではないと思います。
下段の画像のコミネカエデのように、形の違いが明確で、我々のような素人でも判別可能な
ものだけを別種として扱えばいいと思います。
ミネカエデ<カエデ科 カエデ属> 落葉高木
コミネカエデ <カエデ科 カエデ属> 落葉高木
上のミネカエデと比べて見て下さい、やや縦長の形であることが特徴です。
違い分かりますかね~
WEB翻訳を使って、「カエデ」を入力した結果はメープルと出ました。カナダ国旗のイメージですね、世界中に広がっているのでしょうか
カエデとモミジは植物学上、区別はありませんが、科名や属名で其々、カエデ科、カエデ属
となっています。モミジ科やモミジ属という呼び方はないので、やはりカエデが正式なんでしょうね。
一般的に赤い色が特に鮮やかな種類をモミジと呼んでいるようです。
代表的なものにイロハモミジがありますが、図鑑などではイロハカエデの名前を併記しています。
英訳ではモミジもメープルです。