四季の彩り

季節の移ろい。その四季折々の彩りを、
写真とエッセーでつづって参ります。
お立ち寄り頂ければ嬉しいです。

映画「PERFECT DAYS」へ

2024年02月23日 12時10分16秒 | お出かけ

 昨日、雨模様で散歩にも出られないこともあり、細君からの誘いもあり最近、静かな評判となっている「PERFECT DAYS」の映画を見に横須賀汐入のHUMAXシネマズに行って参りました。

     「咲き競う 河津桜」

 この映画はご存知の方も多いと思いますが、第76回カンヌ国際映画祭で最優秀男優賞に輝いた、役所広司が主演を務める人間ドラマです。上映時間は二時間五分ほどでした。
 東京・渋⾕でトイレ清掃員として働きながら静かな日々を送っていた男が、姪等との再会をきっかけに、過去に目を向けていく様子がドキュメンタリータッチで淡々と描かれていました。

 同じ時間に⽬覚め、同じように朝⽀度をし、同じように働く。その毎⽇は同じことの繰り返しに⾒えますが、同じ⽇は1⽇としてなく、男は毎⽇を新しい⽇として⽣きていました。男は小さな木の苗を育て、⽊々を愛し、⽊々がつくる⽊漏れ⽇を慈しみつつ眺め、その景観をフイルムカメラに撮り続けていました。

     「白花水仙」

 掃除をするトイレには、建築家、板倉竹之助さん、隈研吾さん、坂茂さんをはじめ、様々な有名建築家の作品が登場しました。暗くて湿ったイメージの、かつての公共トイレとは大違いのスタイリッシュな印象を受けました。
 
 無口で武骨、でも心根が暖かくお人好しで面倒見がよい男。この男を演じた役所広司の素の品格が滲む「演技しない演技」が垣間見える上質な映画であったと、今改めて考えています。

     「咲初める 白梅」

 一つ一つの当たり前が小さな幸せで、その小さな幸せの営々とした積み重ねの日々。その当たり前の日常こそが実は大きな幸せであり「PERFECT DAYS」なんだと改めて感じました。
 ロシアの侵略により、破壊し尽くされたウクライナの惨状、イスラエルハマス紛争の悲惨な状況、さらに、能登半島地震の現状に触れこの想いは、さらに募っています。

 『世界の涯ての鼓動』等のヴィム・ヴェンダース監督と、役所広司が組み、柄本時生のほか、中野有紗、アオイヤマダ、麻生祐未、石川さゆり、田中泯、三浦友和らがキャストに名を連ねています。なお、田中泯の踊りの凄さと、存在感が光っていました。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「三浦海岸桜まつり」に

2024年02月18日 12時44分35秒 | お出かけ

 過日、本格的な春の到来を思わせる温かな日和に誘われ、細君共々
三浦海岸駅前で行われている「三浦海岸桜まつり」に行って参りました。

 この祭りは、2024年で20回目を迎え、すっかり三浦半島の風物詩として
定着しています。河津桜の鮮やかなピンクと菜の花の黄色、さらに
時折通過する紅色の京急電車とが織りなすダイナミックな息をのむ
景観が展開されています。

     「三浦海岸で咲き初める 河津桜」 

 河津桜は三浦海岸駅前から小松ヶ池公園まで約1kmの線路沿いに
約1000本が植えられています。
当日はウイークデーでしたが、外国からの団体旅行の方を始め多くの方が
沿道を埋め、三分咲きの状態ながら春の訪れを祝い祭りを盛り上げていました。
なお、祭りは、2月11日(土)から3月5日(日)まで開催されているとのことです。


      「観光客で賑わう 河津桜並木」

 祭りの見どころは、河津桜は言うまでもなく、小松ヶ池公園の菜の花畑、
夜桜ライトアップ、屋台グルメ、河津桜ウォーキング、河津桜俳句大会、
写真コンテスト等々盛り沢山のイベントが用意されているようです。

     「河津桜、菜の花、京急電車のコラボ風景」

 また、桜並木は毎晩、色とりどりのライトで照らし出され、桜の深いピンク色を
一層引き立てているとのことです。河津桜の柔らかな光の下で春の訪れを感じて
見られてはいかがでしょうか。

 なお、ロシア当局は反体制派指導者のナワリヌイ氏が16日、死亡したと
発表しました。

     「白いクリスマスローズ ナワリヌイ氏の祭壇に捧げます」

 かつて、ソ連の「水爆の父」として尊敬された後、反体制派に転じた
アンドレイ・サハロフ博士の追悼の夕べの祭壇を飾った忘れな草の花。
その花を、再びナワリヌイ氏の祭壇に飾ることになったロシアの人々。
これはロシアの人々のみでなく、心ある世界の人々にとっても大きな
悲しみであり、忘れてはならない事実として心に刻んでいきたいと
思います。

     「三浦河津桜祭り会場に咲き初める 河津桜」

コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「観音崎フェスタ」へ

2023年11月11日 13時19分41秒 | お出かけ

 散策で時々訪れる観音崎公園。ここで昨年に続き今年も「観音崎フェスタ」が行われるとのことで先週末細君共々行って参りました。昨年はコロナ禍でもありましたが、3年ぶりに規模を若干縮小して行われましたが、今年は本来の規模で行ったとのこと。この観音崎フェスタは、当初親子で楽しめるイベントとして開催され、今年度で21年目を迎えます。

     「観音崎フェスタの会場 外観」

 観音崎園地をメイン会場として、日本舞踊・民謡、横須賀出身のアーティスト、鴨居小学校ソーラン踊り、アイドルユニットなどの舞台アトラクションをはじめ、スタンプラリー、観音埼灯台特別公開などの催しのほか、地元町内会・自治会を中心とした模擬店も並び、多くの方々が集い楽しんでいました。
 また、メイン会場の裏側に位置する「たたら浜エリア」では、メイン会場と無料バスでつなぎ、観音崎自然博物館の催しと合わせて、たたら浜会場を盛り上げていました。

    「芝生広場に咲く コスモス」

 前回の経験から、駐車場が満杯になる前にとのことで9時過ぎに家を出ましたが、着いたときには既に3分の2は車で埋まっていました。着いてすぐにイベントは開始になりました。
先ずは、模擬店を一回りして昼食となる焼きそばや総菜類を購入し、舞台のセレモニーを少し聞きながら灯台クルーズの乗船場へ回りました。既に乗船する方がかなり集まっていて10時出航とのこと。チケット2枚を購入して少し待っていましたが、ほどなく出航となりました。

     「観音崎クルーズ船」

 いつも散策している、観音崎灯台、たたら浜、東京湾海上交通センターのタワー等を、海から初めて眺めることができました。観音崎の景観と歴史等に触れた詳しい説明もあり20分ほどの乗船でしたが、十分楽しめました。殆どの方は2階のデッキに上がっていましたが私たちは下で座って海を眺めつつ、写真撮影も楽しみました。
クルーズの後、すぐ近くにある横須賀美術館に向かいました。ここは観音崎フェスタに合わせて無料開放とのこと。美術館には最近あまり立ち寄らなかったので、この際にとのことで入館してみました。

     「観音崎たたら浜側から 東京湾を望む」


     「海から見る 観音崎灯台と東京湾海上交通センターのタワー」

 常設の絵画展は幾たびも鑑賞していますが、今回は「ロイヤルコペンハーゲンと北欧デザインの煌めき」と銘打った特別展の開催中でした。ロイヤルコペンハーゲンの陶磁器は他の美術館等でも見てきましたが、今回はそれだけでなく銀器、ガラス器等々と北欧デザインの魅力がたっぷりと詰まった作品に触れることができました。
箱根にある「ガラスの森美術館」とは趣きも、作品数も異なりますが、完成度の高い、意匠を凝らしたガラス器の素晴らしさに感動しきりでした。残念ながら館内は撮影禁止で、写真は撮れませんでした。
その後常設の絵画を見て、地域の先輩でもある島田 章三氏の絵画に対面し、その迫力を改めて感じた後、美術館を後にしました。

     「横須賀美術館」

 ちなみに、美術館に併設されたレストランは美味しいと評判で、平日でもランチを楽しむ人たちで賑わっているのですが、当日は10時過ぎなのにほぼ満席で、美術館を出る頃はさらに長い行列ができていました。その後はメイン会場のイベントが海辺で開催されているのでそこに足を運びました。

      「美術館併設のレストラン」

 午前中は横須賀出身アーティストや、アイドルユニットの歌と踊りでしたが、それぞれ追っかけのフアンが大勢いるらしくその人たちの応援の声が海辺に木霊し、舞台と一体となり盛り上がりとても楽しそうでした。

     「アイドルユニットの歌と踊り(1)」

午後は地元の子供達や大人の日本舞踊・民謡、ソーラン踊りなどがあるようでしたが買い求めた昼食を、広場の芝生で頂き帰路につきました。

     「アイドルユニットの歌と踊り(2)」

 駐車場に向かって驚いたのは、駐車場の空き待ちで何台も行列し待っていたことです。1台出ると1台は入れるので私たちもスムーズに駐車場を後にしました。イベントは午後3時半迄続くので、これから来る方もかなりの数と思いました。久しぶりのイベントでしたが秋の陽ざしの下、たっぷり3時間ほど十分楽しめました。  了

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「秋のローズフェスタ」へ

2023年10月22日 07時32分35秒 | お出かけ

 昨日、10月21日から22日の二日間にわたって「2023 秋のローズフェスタ」が開催されるとのことで、細君共々横須賀ヴェルニー公園へ散策を兼ねて行って参りました。ここは、私のブログでも度々触れてきましたが、洋風東屋や噴水が配置されたフランス庭園様式を取り入れ、幾何学的に整えられた公園です。

     「薔薇 プリンセスアイコ」

 花壇には130種1400株のバラが彩りを添え、横須賀本港の海を眺めながらのんびりしたひと時を過ごすことができる場所でもあります。また、園内にはさくら広場が2ヶ所あり、「よこすか近代遺産ミュージアム ティボディエ邸」、さらに、正岡子規の文学碑など石碑も多く、見どころが多い公園となっています。

   「ヴェルニー公園の景観 中央の建物がティボディエ邸」

 秋バラの季節に合わせた「ローズフェスタ」でしたが、秋薔薇の大半は最盛期を既に過ぎ、散り際のものが多く少し残念な思いが致しました。それでも、秋日和に誘われ「カレーフェスティバル」等も同時に開催されていることもあり、かなりの賑わいでした。ちなみに、私たちは「ヨコスカ海軍カレー四種盛り」を美味しく頂きました。

     「ヴェルニー公園 入口」

 昨日21日は、バラ苗販売、マルシェ、キッチンカー、てまわしオルガン、音楽イベントなどが開催されていました。特に第7艦隊音楽隊「湘南ブラスクインテッド」、アンサンブルサミットからLA SEÑASの演奏などへの期待の声が多く聞かれました。開催時間との関係で私たちはスルーしたため聞くことは出来ませんでしたが、会場では多くの方が準備に追われている印象でした。

     「薔薇 パパメイアン」

 また、洋風東屋ではピアノ演奏がすでに始まっており、多くの方が聴き入っていました。
ワークショップでは、一般社団法人世界押し花芸術協会の協力により「押し花ワークショップ」も開催され、ここも多くの人だかりがしていました。なお、日本を代表する押し花アーティスト、杉野宣雄氏の作品も見ることができました。

     「薔薇 ブルームーン」

 咲き残る薔薇をデジタル一眼レフカメラで撮影しながら、園内を散策しましたが歩数は7,000歩強でした。撮影した薔薇のうち何枚かを掲載致しましたのでご覧頂ければ嬉しいです。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「海と夕日の湯」へ

2023年07月08日 12時00分14秒 | お出かけ

 去る5月、リニューアルオープンした「ソレイユの丘」公園に、細君共々訪れた旨の
記事を掲載しました。その際時間帯が合わずに断念した
「海と夕日の湯」に、過日
ウイークデーに訪れてみました。

      「クチナシの花 八重」

 この公園は、前にもこのブログでも触れましたが、横須賀市西部、長井地区の
小高い丘に位置し、21.3haの広大な敷地の中で食や農業、クラフト、
動物との
ふれあいなどが体験できる公園です。公園のプロデュースも
「日比谷花壇」が担い、
運営主体も変わったとのことで、新設の
アクティビティ等もさることながら、
庭園の植栽のイメージもかなり変った
との印象がありました。

     「ソレイユの丘の入り口」

 今の時期、庭園はシャーレーポピー、ルピナス等がおわり、向日葵等が植え付け
られていましたが、開花には未だ時間がかかりそうで、少し寂しい
様子でした。
絶景とスリルを味わえる新設された高さ約15mのアスレチックタワーから飛び立つ
ジップラインは依然として人気が高く、当日はウイークデーにも
かかわらず何人かの
人たちが行列し、空を飛翔していました。

植物園等、園内をすこし散歩した後で、15:00オープンの今日の目的地「海と夕日の湯」
に向かいました。

     「アスレチックタワー この最上階にジップラインがあります」

     「ジップラインを飛翔する人」

 「海と夕日の湯」は施設的には大幅なリニューアルはなく、かつての施設を
そのまま使い、鏡、サウナの内装、アメニティー等がかなり充実していました。
かつてあったシニア割引はなくなりましたが、施設の内装が充実した分満足度は
上がったと思っています。

     「海と夕日の湯」の外観

内湯の他にも寝湯や腰掛け湯、さらに二つの露天風呂と、ゆったりくつろぐには
十分な施設と感じています。
当日は梅雨特有の、雲が低く垂れこめるあいにくの天候でした。本来なら露天風呂
から富士山が望め、眼下の荒崎海岸の蒼い海原も、鈍色に覆われ絶景
には程遠い
ものでしたが、それなりに楽しめる景観でした。

     「晴れの日の荒崎海岸 雲の一角に富士山がのぞく」

 細君と出る時間をあらかじめ決めていましたが、サウナと露天風呂を往復し
ゆったりとしたひと時を過ごすことがことが出来ました。このところ年度初めの
ボランティアの日程も立て込み、その合間に水泳や地域のスポーツ大会等に
老骨に鞭打ってきた疲れも確実にあり、それが少しほぐれていく感覚もあり、
久し振りの「命の洗濯」の良さを味わいました。

     「ソレイユの丘の体験施設と、観覧車」

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ジャカランダの花

2023年06月11日 07時52分48秒 | お出かけ

 6月8日に関東甲信地方は梅雨入りとなりましたが、活発な梅雨前線の影響による各地での
風雨被害報道に接し心が痛みます。

     「梅雨晴れに咲く アジサイ」

 昨日は雨もなく、ジャカランダの花が見ごろとの情報を頂き、細君共々見に行ってきました。
実は、神奈川歯科大学「ジャカランダフェスティバル」が、本日6月11日に開催を予定されて
いましたが、生憎この日は団地の自治会行事の「草取」が予定されていますので、そちらを
優先しました。
 ご存知の方も多いと思いますが、ジャカランダはノウゼンカズラ科で、火炎木、鳳凰木と
並んで紫雲木と呼ばれ、世界三大花木のひとつとされています。

     「ジャカランダの花」

 コロナ禍前は結構頻繁に見学に訪れていましたが、久しぶりの訪問でしたので歯科大は
病院を新規に建て替え中ですっかり様変わりしていました。入口で名前を記入し構内に
入って久し振りにジャカランダを見ることが出来ました。
 花は正に満開の状態で紫の花群れが霞のように揺れていました。折からの曇り空ですので、
写真はイマイチですが何枚かスケッチさせて頂きました。
構内では「ジャカランダフェスティバル」の準備のため、多くの方が忙しそうに立ち
働いていました。

     「神奈川歯科大とジャカランダ」


     「ジャカランダの花」

 その後、近いので三笠公園に立ち寄り、猿島航路のチェックを行いました。五月連休中に
息子たちが行きたいと言っていましたが、三時間待ち等であきらめましたが、今日も満席
状態との事で、相変わらず人気のようでした。乗船料は往復で大人2000円とのこと。
出航する船を見送りながら、隣にある「ポートマーケット」へ寄ってみました。

     「三笠公園」


     「さる島航路 シーフレンド」


     「ヨコスカポートマーケット」

 ここも、土曜日とのことで相変わらず混雑していました。人気も一過性でなく確実に
リピータも増えているようで、かつて関りを持った一人として少し安心しました。

     ヨコスカポートマーケット内 市場
細君も、お腹が空いてきたとの事で、今回はお弁当を買って海を見ながらテラス席で
昼食をとり少し休んでから家に戻ることにしました。外の駐車場には「はとバス」等が
4台ほど並んでいました。他県からの観光客もあり嬉しい限りです。
 この日は散歩も兼ねて少し歩きましたので、歩数は…10000歩を越えていました。

コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「鎌倉散策食事会」へ

2023年06月05日 12時15分18秒 | お出かけ

 六月第一週に日本列島をかすめた台風二号。その影響で6月2日から3日にかけ、列島各地を殺人豪雨が襲いました。6月4日現在の情報では、愛知県と栃木県で2人が死亡し、5人が行方不明となりケガ人は10都県で35人にのぼるとの報道があります。気象庁によると、24時間の降水量が過去最高を記録したのは静岡、愛知、三重など8県23地点になったとのことです。
 命を落とされた皆様のご冥福をお祈りするとともに、被災された皆様に心からのお見舞いを申し上げます。

 このような状況下、以前から企画されていた同窓会有志による「鎌倉散策と食事会」が2日(土)の11:00に開催されました。事前の報道では、大雨の中との状況もあり中止も検討されましたが、幹事判断で強行されることになりました。11:00にJR鎌倉駅に、総勢10名が集合しました。食事の時間まで、2時間ほどの間があり、折から天候も回復し小雨になってきた中、段かずらを経由し、先ず鎌倉八幡宮へ向かいました。ここでは、このような天気にも関わらず、観光客も含めてかなりの人数が参拝に列をなしていました。

     「鎌倉 八幡宮」


     「鎌倉 小町通り」

 今回は、混雑が予想される小町通りは避けて、今日の目的の一つ鎌倉路地散策と穴場寺院探訪です。川喜多映画記念館を横目に鎌倉で唯一の尼寺、英勝寺へ向かいました。ここは徳川家ゆかりの寺で山門、鐘楼、祠堂、祠堂門、仏殿と重要文化財が目白押しとのこと。更に奥には見事な竹林や山の岩盤を削った見所が沢山あり、季節柄アジサイもそこかしこに咲いておりました。

     「英勝寺 山門」

 続いてお隣の寿福寺に向かいました。ここは鎌倉五山のうち第三位の禅寺です。寺内は拝観できませんが総門から中門までの参道は、桂敷きと言う石畳と、苔むした参道、緑の木立とで落ち着いた鎌倉らしい雰囲気に満ちていました。

     「寿福寺 参道」

 予定の散策路地はさらにあったようですが、昼食予約時間となり、もう一つの目的の食事会場「あら珠」へ向かいました。お店は鶴岡八幡宮前の和食処でおしゃれな素敵なお店です。早速入店、先ずは生ビールでカンパーイ!!。テーブルいっぱいに並んだ懐石料理に舌鼓を打ちながら、先輩後輩も忘れ会話が弾みました。

 気が付けばお店の中庭に、台風一過の日が差し込みとても素敵な雰囲気です。時間はかなりオーバーしたようですがあっという間の一時でした。今回は「新緑鎌倉散策食事会」と銘打った同窓会の任意参加交流会でしたが、参加者大満足のうちに終わりました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ソレイユの丘」公園へ

2023年05月27日 13時27分08秒 | お出かけ

 今年4月に、「遊び愉しみ尽くせるエンターテイメントパーク」をコンセプトに、
リニューアルオープンした「ソレイユの丘」公園。

     「薔薇 ラブミーテンダー」

この公園は、前にも少しこのブログでも触れましたが、横須賀市西部、長井地区の
小高い丘に位置し、21.3haの広大な敷地の中で食や農業、クラフト、動物とのふれあい
などが体験できる公園です。
公園の運営会社も変わったとのことで、新設の施設もさることながら植栽のイメージも
かなり変ったとの印象がありました。

     「ソレイユの丘公園 入口とポピー園」

 ゴールデンウイーク中は、駐車場への待ち時間が3時間との報道もあり、敬遠して
いましたが少し落ち着いてきたとの情報もあり、先日細君共々行ってきました。
自宅を出る時は久しぶりの快晴で富士山もくっきり見えていましたが「ソレイユの丘」に
つくと富士山はすっかり雲に覆われていました。ポピー園からの富士山の撮影を期待して
いましたが、あきらめざるを得ませんでした。

     「アスレチックタワーとポピー園」

 今の時期シャーレーポピー、ルピナス、ヤグルマソウ等が盛りは過ぎたものの未だ咲き
残っていました。
また、絶景とスリルを味わえると言われる高さ約15mのアスレチックタワーと、そこから
飛び立つジップラインが新たに設けられており、すでに何人かの人たちが挑戦し、空を
飛翔していました。

     アスレチックタワーから飛び立つジップライン

人気のキャンプ場にはグランピングや新サイトが追加された「CLIF広場」が設けられ、
宿泊スタイルの幅が広がり、さらにオートキャンプサイトもあり、こちらへも回って
みました。ウイークデーにも関わらず、かなりの方がキャンプやバーベキューを楽し
まれていました。

     「グランピングサイト」


     「CLIF広場」

 楽しみにしていた温浴施設「海と夕日の湯」は15:00からオープンとのことで、待ち
時間が半端でなく今回はパスしました。
園内を一周したことで6,000歩を越えての散歩となりましたので、休憩を兼ねて
カフェレストランで軽く昼食をとりました。
今度は子どもたち家族と来ようと、細君と話しつつ帰路につきました。

コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

溢れる命の象徴

2023年05月14日 13時51分13秒 | お出かけ

 横須賀駅の脇に広がるヴェルニー公園では、5月3日(水)~5月28日(日)を
ローズフェスタと銘打ち、園内芝生広場が開放され咲き誇る薔薇を愛でつつ様々な
イベントが行われています。そんな中、過日細君と共にヴェルニー公園を訪ねてみました。

     「青薔薇 わたらせ」

 前にもブログで紹介させて頂きましたが・・・、この公園は、幾何学的なフランス式
庭園の形式に沿ってつくられており、フランス式花壇を中心として美しく管理された
約1,300株の薔薇が楽しめます。
 薔薇苑と、米軍、自衛隊の艦船が海を挟んで同居する不思議な空間でもありますが、
ピースと命名された薔薇も咲き誇り「日本の縮図」的な場所との印象があります。
訪ねた日は散り際の薔薇も多数見られましたが、それでも咲き盛る花も多数見られ
デジイチスケッチをして参りました。

     「薔薇と艦船」

 「五月の薔薇」と言えば、ウイリアム・シェークスピアの四大悲劇のひとつとされる
戯曲「ハムレット」のあの有名なせりふが浮かびます。
  「ああ五月の薔薇よ!かわいい乙女、やさしい妹、うるわしいオフィーリア!
   神様、うら若い乙女の心が・・・、こうもはかなくても良いのだろうか」
これは妹オフィーリアの自死を悼む、兄レイアティーズの言葉ですが、ここでの
薔薇は、はかない命の象徴として登場しています。
 シェークスピアがバラに特別な思いを寄せていたのは確かなようです。ある
英文学者の研究では、詩を含めたシェークスピアの全作品に登場する植物
約百五十種のうち、バラは約百回で最多。二位のユリの二十六回、それに続く
スミレなどを大きく引き離しているとのことです。

     「薔薇 プリンセスアイコ」

 そんな想いを抱きながら、咲き誇る薔薇を見つめていると「はかない命の象徴」と
言うよりは、五月の陽光の下で、溢れる命の象徴としての薔薇を感じてしまいました。
散り際の美を示す桜とは異なり、咲き満ちる美しさをことさらに示す薔薇の力強さを
改めて感じました。

     「薔薇 つるゴールドバニー」

 細君と共に薔薇園を散策しながら、薔薇のデジイチスケッチを重ねましたが、この
公園には、先に紹介した施設や、オブジェの外に、多くの施設があり、そのうちの
幾つかを
紹介したいと思います。

 先ず、正岡子規の文学碑が公園の入り口近くにあります。文学碑には
 「横須賀や 只帆檣の 冬木立」
と書かれています。
明治21年(1888年)8月、正岡子規は夏季休暇を利用して、友人と汽船で浦賀に着き、
横須賀・鎌倉で過ごしたようです。碑の句は横須賀港内に連なる帆檣(帆柱のこと)の
印象を詠んだもので、句集「寒山落木」に収録されています。

     「正岡子規の文学碑

 次に、よこすか近代遺産ミュージアム ティボディエ邸、横須賀製鉄所副首長ジュール・
セザール・クロード・ティボディエの官舎で、1869(明治2)年頃に建築され、2003
(平成15)年の解体時まで本州最古級の西洋館でした。
このミュージアムでは、その小屋組みを移設した実物展示のほか、日本近代化の礎と
なった横須賀製鉄所の歩みなどを展示しています。

    あずまや横の中央の建物が「よこすか近代遺産ミュージアム ティボディエ邸」

さらに、今年、2023年1月15日に公園内にオープンした本格イタリアンレストラン
「AMALFI Marina Blu」があります。隣に立つティボディエ邸の景観と調和した
木造瓦葺2階建てで、横須賀本港を一望する絶好のロケーションを楽しめるレストランで、
休日は等は混雑を極めています。

     イタリアンレストラン「AMALFI Marina Blu」


     「薔薇 ピース」

薔薇「ピース」は終戦の1945年に作出され、世界平和を願って名付けられた、平和の
シンボルともされる品種です。また世界バラ会議において、初代の「殿堂入り」を果たした
名作としても有名で、この薔薇苑でもかなりのエリアを占めて植栽されています。

このほかにも多くの薔薇が咲き満ちていますので、折をみてお訪ね頂ければ嬉しいです。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

誕生祝いの旅

2023年04月29日 16時34分12秒 | お出かけ

 四月は細君の誕生月で、しかも節目の年となりました。その祝いをメインに郷里の
墓参をセットし二泊三日の旅行を次男夫婦が計画してくれました。
次男の仕事の関係から週末ではなく、ウイークデーの旅となりましたので、道路も
宿もそれほどの混雑はなく比較的スムーズに過ごすことが出来ました。

     「咲き競う ヤマボウシ」

 細君の故郷である埼玉県熊谷市に我が家の車で向かい、高速道路も比較的順調で
正午近くに熊谷に到着しました。最近開設された「ふかや花園アウトレット」に、
細君の誕生祝いの品を求めて向かってみました。
ここは、アルマーニ、ポロラルフローレン等のブランドを中心に133店舗が出店し、
さらに飲食・食物販店舗が40店舗と、個性豊かな地元グルメが品揃えされていました。
細君の誕生祝として衣料品やバック関連の店を回ってみましたが…、あるブランドの
ワンピースで気に入ったものがあったのですが、予算との兼ね合いで今回はパスし、
別途購入としました。

     「ふかや花園プレミアム・アウトレット」の景観

 今回の旅は、細君の姉夫婦にお会いすることも目的の一つでしたが、義姉のご主人は
手術後の体調も回復され元気な様子にホッとしたところです。その後義姉と共に
熊谷市にある霊園へ墓参に向かいました。

     「霊園の景観」
墓参の後、いつも定宿としているキングアンバサダーホテルのスイートへチェックイン
しました。

   「キングアンバサダーホテル」の部屋(部分)

軽く休憩した後、最近開店され評判の良いとされるレストランに誕生祝いの席を設けました。
ここも次男夫婦がセットしてくれて、店の雰囲気も女性客が七割を占めているとの評判通り、
おしゃれな中にもくつろげる素敵な空間でした。お料理も創作料理を中心に和洋折衷ながら、
地元の野菜をふんだんに使ったもので、味も、内容も口コミ以上のものでした。
ビールとワインで祝いの乾杯の後息子夫婦から細君への誕生日プレゼントがありました。
昨年からその種の祝いは一切要らない旨、息子たちには伝えていましたが、「うちの嫁さん
から是非に・・・」との息子のコメントもあり、細君は恐縮しつつ嬉しそうに受け取りました。
そんな一幕も含めて、お酒は控えめにしながら、ゆったりとした語らいのひと時を持つことが
出来ました。

 翌朝は早めにホテルで朝食を済ませ、一路長野を目指しました。この日は天候も良く新緑に
萌える森と山脈の景観を楽しみつつ、関越高速道路等を疾走しました。運転は次男が比較的
安全運転を心がけてくれました。
佐久平インターで降りた後、イオンモールに寄り墓参に必要なお花等を購入し、アウトレット
で購入できなかった細君の誕生祝いを探しました。たまたま立ち寄ったお店にデイスプレー
されていたワンピースが、一目で気に入ったとのことで即決めました。そのブランドは息子
たちも比較的気に入っているとのことで購入しラッピングして頂きました。

 その後、ブログ友が時々行かれているという「ココラデ 御代田店」へ向かい昼食をとりました。
幾つかのパンを購入し、浅間山の雄大な景色を楽しみつつ、イートインのテラス席で頂きましたが、
細君は「フルーツサンド」が美味しかったと言い、息子のお嫁さんは「いちごデニッシュ」が
美味しかったと言っていました。サービスのコーヒーも中々美味しく、ブログ友の選択眼の
高さに感謝した次第です。

     「ココラデ 御代田店」の全景

 その後、実家に寄り兄夫婦と会話し墓参に向かいました。兄夫婦も昨年から大きな手術を
行いようやく体調が回復してきたとの事でした。顔色も良く、庭の草木も十分に整えられて
いた様子から、日常的な生活は出来ているようで、元気そうにしていることも確認でき
安心しました。

 当日の宿泊は、『シャトレーゼ ガトーキングダム小海』を予約していましたので、
そのチェックインと、「ウェルカムスイーツビュッフェ」に間に合うようにと、墓参の後
即向かいました。

     シャトレーゼ ガトーキングダム小海」全景 ネットより借用しました。

このホテルは 標高1,450mの高原に位置する「天空のリゾート」と言われている所です。
「ウェルカムスイーツビュッフェ」は各種のスイーツとコーヒー、紅茶、ソフトドリンク
等が豊富に用意され、ゆったりとしたレストランで、芽吹き始めた白樺林を眺め、
くつろぎながら楽しく美味しいひと時を過ごすことが出来ました。

 夕食前のひと時を、天然温泉の露天風呂で過ごすこともできました。生憎このころから
雨模様となり露天風呂も雨降りでしたが、それはそれで楽しむことが出来ました。
夕食は生ビールで乾杯の後、バイキング方式の料理と、シャトレーゼ直営のスイーツも
豊富で女性陣には嬉しいメニューと感じました。料理は和食も、洋食も素材を十分吟味した
後が感じられ「信州サーモン」等をはじめ、地元の上質な食材が豊富に用いられていました。
ホテルの料理長の技と、意気の感じられる美味しい料理を十分堪能することが出来ました。

     シャトレーゼ ガトーキングダム小海 レストラン

 翌朝は、朝一で露天プロに向かいましたが、雨がかなり降ってきて、文字通り雨に叩かれ
ながらの土砂降りの風呂浴びでした。
予報ではかなりの降雨との事でしたので、山梨県の観光は予定を変更し「清里」のみと
しました。そこは、かつて訪れた時の高揚感に満ちた「高原のリゾート地」とのイメージは
なく閉鎖されたお店も多く、かなりの「ゴースト化」が進んでいるとの印象でした。
「清泉寮ファームショップ」で、寒いながらも名物のソフトクリームを頂きながら、
いくつかのお土産を求めて、帰路につきました。

     濃霧に包まれる「清泉寮ファームショップ前の景観」

誕生祝を兼ねた今回の旅は格別なものと改めて感ずるとともに、企画し実行してくれた
息子夫婦に感謝した次第です。また、久しぶりに会う家族の元気な様子も確認でき、
故郷の良さと、高原の景観と温泉ホテルの良さを改めて感じる良い旅になったと、
しみじみと思っています。

コメント (14)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする