四季の彩り

季節の移ろい。その四季折々の彩りを、
写真とエッセーでつづって参ります。
お立ち寄り頂ければ嬉しいです。

公立中学の卒業式へ

2019年03月11日 19時28分16秒 | 日々の歩み
今日は、あの東日本大震災から八年目の日。未だ故郷を離れて避難生活を続けざるを得ない
人々が5,200人を越えていると言われています。改めて共にありたいとの思いを込めて
お見舞いを申し上げます。

時期を同じくし本日、学校評議員や、ボランティアの講座講師として関わっている地域の
公立中学校の卒業式に参列してきました。
今まで、勤務との関係で調整が出来ずに出席を控えてきましたが、今回は勤務の調整が
出来たため、久しぶりに参列できました。

約2時間にわたる式でしたが、274名の卒業生を送るため、生徒たちが中心となり式の
企画・運営・実施を行ったとの校長先生の言葉にもあったように、手作りの趣を残しながらも、
物語性にあふれた感動的な卒業式でした。

私もこの中学校に今から30年ほど前にPTA会長として2年間にわたって関わって来ましたが、
当時の卒業式の感動を改めて味わうことが出来ました。
校長先生が卒業証書を渡しながら、思わず涙する慈愛に満ちたシーンも見られた卒業証書授与。
卒業生一人一人を対象に心のこもった証書授与のあと、卒業生と在校生とが掛け合いで、合唱と
群像劇にも似た詩の朗読を行い、贈る言葉の応酬となりました。

その中で、在校生から「夢のかけらを探して」との呼びかけがあり、卒業生からは
「かけ甲斐の無い花となれるように」との応答があり、群像劇はクライマックスへと向かいました。
ブラスバンドの演奏も、ピアノ伴奏も関東大会で入賞するほどの完成度の高さで卒業式を盛り上げ、
詩の言葉選びも適切、かつ素敵で、この卒業式にかけた生徒たちの想いの深さを改めて感じました。

 卒業式の後、来賓として出席した方が一堂に会しての茶話会がありました。市教育委員会、
市議会議員、近隣の小、中、高校の先生のスピーチ後、地域の一員としていきなりスピーチを
振られドギマギしましたが、「中学生一人一人を主人公とし、手作り感にあふれた感動的な
卒業式」であった旨を語らせて頂きました。

 卒業生の晴れやかな表情に寄せて短歌を一首詠んでみました。
  ☆ 旅立ちに心に刻む想いあり 晴れやかな笑み凛々しさも秘め
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