現在、マスコミは自民党総裁選挙の結果についての報道に埋め尽くされています。
この件が、マスコミにとっては喫緊の課題であり、それだけニュースバリューが
高いのは分かりますが・・・、元をただせば自民党の裏金問題が解明しつくされない
事に端を発しています。
この件の追及は、マスコミにおいても残された大きな課題と思っています。
「未だ咲く 夾竹桃 白色」
このニュースで陰に追いやられている問題に、兵庫県知事の失職に伴う出直し
選挙があります。
このブログでは、政治問題へのコメントは出来る限り触れないで参りましたが、
今回の前兵庫県知事・斎藤氏の在り方について、政治についての素人であり市井の
民の一人として率直な疑問を申し上げたいと思います。
先ず、知事を告発し、公益通報した職員を「死をもって抗議」しなければならない
事態に追い込んだ、前兵庫県知事、並びにその側近らによる「懲戒」に対するあり方への
疑問であります。この点につき前知事は、私の知る限り何ら明確な説明と反省、当事者
への哀悼の意すら表明していません。
さらに、これらについて「知事の職を辞するほどの事か」とさえ述べています。
この点一つをとっても、県のリーダとしてより、人としてその資質すら持ち合わせて
いないと言わざるを得ません。さらに、彼は組織のリーダに成ってはいけないし、
その立場に立たせてはいけない人と考えます。
「キバナコスモスと 揚羽蝶」
県知事にとって県の職員は、自ら掲げた政策を実現するためのエンジンであり、
大切なメンバーであり、先ず守らねばならない仲間でもあります。
その仲間が、自らの在り方へ諫言してくれたことに感謝しこそすれ、公益通報者
保護法に違反し、無視し懲戒に、さらに死へ追い込むことは、決してあっては
ならない事と考えます。
「未だ咲く 酔芙蓉 八重」
現在、前知事は、失職し新たに県知事選に打って出るとのことですが、自ら違反した
公益通報者保護法への見解、責任と、自ら主導し死に追い込んだ職員への謝罪をまず、
明確にすべきと考えますがいかがでしょうか。
県政の改革も大切ですが、県のリーダーは人を人と見る基本的な姿勢と、想いこそ
大切と考えます。しかるべき時に、兵庫県民の良識あるご判断を仰ぎたいと思います。