生姜ちくわのぶらぶら山日記

趣味の登山を中心としたブログです。2014年11月より日本百名山登山開始、2018年9月23日全座登頂。

2010年12月26日 高輪・白金・恵比寿散歩イベント主催(その2)

2010年12月28日 | 都内散歩イベント主催
(その1はこちら


■明治学院
「ヘボン式ローマ字」などで有名なアメリカ人宣教医J.C.ヘボンが江戸時代・文久3年(1863)に設立した英学塾「ヘボン塾」が元となり、明治19年(1886)に設立。翌年に現在地に校舎が竣工。校内には国重要文化財の木造建築インブリー館を初めとする3棟歴史的建造物が残る。


チャペル。大正5年(1916)竣工。W.M.ヴォーリズ設計の英国ゴシック様式。




記念館。明治23年(1890)竣工。神学部の校舎と図書館として使用されたネオ・ゴシック様式の建築。第一回卒業生・島崎藤村の小説「桜の実の熟する時」に登場。




インブリー館。国重要文化財。明治22年(1889)竣工。教員用宿舎として使用されたアーリー・アメリカン様式の木造建築。


創立者のJ.C.ヘボンの像。


■近代医科学記念館
東京大学医科学研究所構内にある記念館。前身の明治25年(1892)設立の伝染病研究所から現在に至るまでの歴史と難病との闘いに関する資料の展示や、現在の医科学研究や先端医療開発をパネルやデジタル映像等で紹介。建物は旧伝染病研究所時代に免疫を作るための馬を飼っていた厩舎を模したもの。








■国立科学博物館附属自然教育園
国の天然記念物および史跡。「都会の中のオアシス」とも言える緑地で、今なお武蔵野の面影を偲ぶことができる。約20万平米の園内はコナラ・ケヤキなどの落葉樹やシイ・マツなどの常緑樹に広く覆われ、湿地や池、小川などが保たれ、都内では少なくなったホタル、トンボ、メダカ等が生息する。
室町時代には豪族の館として、江戸時代には高松藩主松平讃岐守の下屋敷として、明治時代には海軍、陸軍の火薬庫として使用され、大正6年(1917)に白金御料地となり、昭和24年(1949)に自然教育園として一般公開された。


路傍植物園。フクジュソウやニリンソウ、ヤマブキソウ等日なたや日陰に生える野草類を観察できる。


シイの巨木。


物語の松。江戸時代の松平讃岐守の下屋敷の名残と考えられている松。


ひょうたん池。ひょうたんの形をした池で、江戸時代の下屋敷内にあった庭園の池と考えられている。


水生植物園。ハンノキ、カキツバタ、ヨシなど池や湿地に生育する植物を観察できる。


水生植物園。


小川と湿地。




武蔵野植物園。武蔵野の雑木林に生育するカタクリ、ユキワリイチゲ、ヤマユリ等の野草が観察できる。


おろちの松。物語の松と同様、江戸時代の下屋敷の名残と考えられている松。樹齢は約300年。


館跡。室町時代にこの地方にいた豪族の館の一部である土塁が残る。館の主は不明だが、この地の地名の由来となった「白金長者」と呼ばれた豪族とも考えられている。土塁は外敵や野火を防ぐために築かれた。