この日は東京都江東区の深川界隈を歩いた。参加者は管理人も含め9名で、内訳は男性5名、女性4名(参加者の皆様、ありがとうございました)。初参加の方は3名。
天気は割りとよかった。ここのところ天気に問題なく開催できているので主催者としては助かっている。
今回個人的に印象に残った場所は清澄庭園だ。泉水を眺めながら庭園をのんびり歩くのは心が安らぐ。園内の石の種類と数の多さにはあらためて驚かされた。石の価値については正直よく分からないが、石に対する情熱に並々ならぬものが感じられた。
木場公園の陶器市は面白かった。いろいろな陶器があってイベントでなければじっくり見て買い物をしていたと思う。
■コース
清澄白河駅→臨川寺→清洲橋→平賀源内電気実験の地→セメント工業発祥の碑→深川図書館→清澄庭園→霊巖寺→深川江戸資料館→紀伊国屋文左衛門の墓→滝沢馬琴誕生の地→間宮林蔵の墓→東京都現代美術館→木場公園→三十三間堂跡→八幡橋→富岡八幡宮→深川不動堂→法乗院(深川えんま堂)→採荼庵跡→小津安二郎誕生の地→伊能忠敬住居跡→深川東京モダン館→門前仲町駅解散
(写真の大部分は下見時に撮影。写真をクリックすると拡大画像を別ウインドウに表示)
■臨川寺
臨済宗。江戸時代・正徳3年(1713)創建。延宝8年(1680)に江戸市中から深川の草庵に移った芭蕉が当寺の仏頂禅師と親交を深め、たびたび参禅したと言われる。
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芭蕉墨直しの碑と由緒塚の碑。前者は芭蕉門下の各務支季が京都の双林寺に建立した芭蕉の仮名碑を神谷玄武坊が写して建立。後者は芭蕉墨直しの碑の由来を記したもの。
■清洲橋
国の重要文化財。昭和3年(1928)、関東大震災の復興事業としてドイツのケルンの吊橋をモデルに建てられた、女性的で優雅なシルエットが印象的な吊橋。長さ186.2メートル、幅25.9メートル。橋名は、深川の清澄町と日本橋中洲町を結ぶ橋であることからそれぞれの町名の一字を取ってつけられた。
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■平賀源内電気実験の地
江戸中期の本草学者・戯作者の平賀源内が安永5年(1776)にわが国最初のエレキテル(摩擦起電機)を完成し、しばしば深川清住町(清澄1丁目)の自宅で電気実験を行い人々に見せた。
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■セメント工業発祥の地
日本初のセメント工場があった場所。明治8年(1875)、工部省が本格的なセメント製造に成功、明治16年(1883)に現在の太平洋セメント株式会社の創業者の一人、浅野総一郎が払い下げを受け、民間のセメント工場として発展した。現在、記念碑や浅野総一郎の像、明治27年(1894)に製造されたコンクリートブロックが残る。
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セメント工業発祥の地の碑。
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浅野総一郎の像。
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明治27年(1894)のコンクリートブロック。
■深川図書館
明治42年(1909)に日比谷図書館に次ぐ2番目の東京市立図書館として誕生した都内でも古い図書館。建物は、平成5年(1993)に改築されたもので、昭和初期の趣が感じられる外観。
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■清澄庭園
東京都指定名勝。明治時代の代表的な回遊式林泉庭園。
江戸時代には豪商の紀伊国屋文左衛門の屋敷跡と伝えられ、大名の下屋敷があったが、明治11年(1878)、三菱財閥創始者の岩崎弥太郎が邸地を買い取り、社員の慰安や貴賓を招待する場所として庭園造成を計画、明治13年(1880)に「深川親睦園」を開園。弥太郎の死後、明治24年(1891)に隅田川の水を引いた泉水や全国から取り寄せた名石を配した回遊式林泉庭園が完成。
大正12年(1923)の関東大震災や昭和20年(1945)の大空襲では避難所となり多くの人命を救った。
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泉水。昔は隅田川から水を引き、潮の干満によって池の景観が微妙に変化したといわれているが、現在は雨水でまかなっている。
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園内からスカイツリーがうっすらと見える。
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名石。岩崎家が自社の汽船を用いて全国の石の産地から集め園内に配置。伊予青石、紀州青石、生駒石等が見られる。この他に敷石や橋、磯渡りの石を含め無数の石が園内に配置されている。写真は紀州青石。
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根府川石。右側の石がネッシー?のように見えてしかたがない。
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仙台石の橋。
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磯渡り。
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涼亭。明治42年(1909)に国賓として来日した英国のキッチナー元帥を迎えるために岩崎家が建てた。震災と戦火の被害からまぬがれ、昭和60年(1985)に全面改築。平成17年に「東京都選定歴史的建造物」に選定。
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芭蕉句碑。芭蕉の最も有名な句「古池や かはづ飛び込む 水の音」が刻まれる。もとは隅田川の岸辺にあったが、護岸工事により当地に移す。
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富士山。庭園で最も高く大きな築山。山全体がつつじやさつきに覆われている。
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石仏群。江戸時代の庚申塔や阿弥陀仏等4基が置かれる。
大正記念館。最初の建物は大正天皇の葬儀に用いられた葬場殿を移築したものだったが、戦災で焼失、昭和28年(1953)に貞明皇后の葬場殿の材料を使って再建、平成元年(1989)全面的に改築。写真撮影を忘れてしまった・・・。
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水仙。
天気は割りとよかった。ここのところ天気に問題なく開催できているので主催者としては助かっている。
今回個人的に印象に残った場所は清澄庭園だ。泉水を眺めながら庭園をのんびり歩くのは心が安らぐ。園内の石の種類と数の多さにはあらためて驚かされた。石の価値については正直よく分からないが、石に対する情熱に並々ならぬものが感じられた。
木場公園の陶器市は面白かった。いろいろな陶器があってイベントでなければじっくり見て買い物をしていたと思う。
■コース
清澄白河駅→臨川寺→清洲橋→平賀源内電気実験の地→セメント工業発祥の碑→深川図書館→清澄庭園→霊巖寺→深川江戸資料館→紀伊国屋文左衛門の墓→滝沢馬琴誕生の地→間宮林蔵の墓→東京都現代美術館→木場公園→三十三間堂跡→八幡橋→富岡八幡宮→深川不動堂→法乗院(深川えんま堂)→採荼庵跡→小津安二郎誕生の地→伊能忠敬住居跡→深川東京モダン館→門前仲町駅解散
(写真の大部分は下見時に撮影。写真をクリックすると拡大画像を別ウインドウに表示)
■臨川寺
臨済宗。江戸時代・正徳3年(1713)創建。延宝8年(1680)に江戸市中から深川の草庵に移った芭蕉が当寺の仏頂禅師と親交を深め、たびたび参禅したと言われる。
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芭蕉墨直しの碑と由緒塚の碑。前者は芭蕉門下の各務支季が京都の双林寺に建立した芭蕉の仮名碑を神谷玄武坊が写して建立。後者は芭蕉墨直しの碑の由来を記したもの。
■清洲橋
国の重要文化財。昭和3年(1928)、関東大震災の復興事業としてドイツのケルンの吊橋をモデルに建てられた、女性的で優雅なシルエットが印象的な吊橋。長さ186.2メートル、幅25.9メートル。橋名は、深川の清澄町と日本橋中洲町を結ぶ橋であることからそれぞれの町名の一字を取ってつけられた。
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■平賀源内電気実験の地
江戸中期の本草学者・戯作者の平賀源内が安永5年(1776)にわが国最初のエレキテル(摩擦起電機)を完成し、しばしば深川清住町(清澄1丁目)の自宅で電気実験を行い人々に見せた。
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■セメント工業発祥の地
日本初のセメント工場があった場所。明治8年(1875)、工部省が本格的なセメント製造に成功、明治16年(1883)に現在の太平洋セメント株式会社の創業者の一人、浅野総一郎が払い下げを受け、民間のセメント工場として発展した。現在、記念碑や浅野総一郎の像、明治27年(1894)に製造されたコンクリートブロックが残る。
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セメント工業発祥の地の碑。
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浅野総一郎の像。
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明治27年(1894)のコンクリートブロック。
■深川図書館
明治42年(1909)に日比谷図書館に次ぐ2番目の東京市立図書館として誕生した都内でも古い図書館。建物は、平成5年(1993)に改築されたもので、昭和初期の趣が感じられる外観。
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■清澄庭園
東京都指定名勝。明治時代の代表的な回遊式林泉庭園。
江戸時代には豪商の紀伊国屋文左衛門の屋敷跡と伝えられ、大名の下屋敷があったが、明治11年(1878)、三菱財閥創始者の岩崎弥太郎が邸地を買い取り、社員の慰安や貴賓を招待する場所として庭園造成を計画、明治13年(1880)に「深川親睦園」を開園。弥太郎の死後、明治24年(1891)に隅田川の水を引いた泉水や全国から取り寄せた名石を配した回遊式林泉庭園が完成。
大正12年(1923)の関東大震災や昭和20年(1945)の大空襲では避難所となり多くの人命を救った。
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泉水。昔は隅田川から水を引き、潮の干満によって池の景観が微妙に変化したといわれているが、現在は雨水でまかなっている。
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園内からスカイツリーがうっすらと見える。
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名石。岩崎家が自社の汽船を用いて全国の石の産地から集め園内に配置。伊予青石、紀州青石、生駒石等が見られる。この他に敷石や橋、磯渡りの石を含め無数の石が園内に配置されている。写真は紀州青石。
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根府川石。右側の石がネッシー?のように見えてしかたがない。
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仙台石の橋。
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磯渡り。
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涼亭。明治42年(1909)に国賓として来日した英国のキッチナー元帥を迎えるために岩崎家が建てた。震災と戦火の被害からまぬがれ、昭和60年(1985)に全面改築。平成17年に「東京都選定歴史的建造物」に選定。
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芭蕉句碑。芭蕉の最も有名な句「古池や かはづ飛び込む 水の音」が刻まれる。もとは隅田川の岸辺にあったが、護岸工事により当地に移す。
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富士山。庭園で最も高く大きな築山。山全体がつつじやさつきに覆われている。
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石仏群。江戸時代の庚申塔や阿弥陀仏等4基が置かれる。
大正記念館。最初の建物は大正天皇の葬儀に用いられた葬場殿を移築したものだったが、戦災で焼失、昭和28年(1953)に貞明皇后の葬場殿の材料を使って再建、平成元年(1989)全面的に改築。写真撮影を忘れてしまった・・・。
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水仙。