生姜ちくわのぶらぶら山日記

趣味の登山を中心としたブログです。2014年11月より日本百名山登山開始、2018年9月23日全座登頂。

2015年6月28日 旧正丸峠~伊豆ヶ岳~子の権現~竹寺

2015年07月02日 | 日本百名山以外の登山
この日は久々百名山でない山に行った。
場所は秩父で、正丸駅から旧正丸峠に到り伊豆ヶ岳を越え、子の権現や竹寺に寄って小殿バス停に下るコースだった。
歩いたコースは、関東ふれあいの道のコースとかぶっているため、登山道はきちんと整備され、指導標がまめに立てられており歩くのに問題なかった。
あずまややベンチもところどころにあるので休憩には困らなかった(トイレは子の権現方面に行かないとなかったが)。

■コースタイム
8:10正丸駅→9:20~9:40旧正丸峠→10:20正丸峠→(5分休憩)→11:25伊豆ヶ岳→11:50~12:00古御岳→12:30高畑山→13:10~13:40天目指峠→14:30~14:50子の権現→15:35~15:50豆口峠→16:10~16:25竹寺→17:15鍛冶屋橋バス停 ★行動時間:7時間10分(子の権現、竹寺の見学時間除く)

正丸駅では登山者が数人降りた。
全員正丸峠方面に向かい、旧正丸峠方面は自分だけだった。
旧正丸峠は秩父往還が通っていたので、元街道ウォーカーとしてはこちらを選んだ。
峠に至る道でも峠でも誰一人とも会わず非常に静かだった。
正丸峠までこの状態が続く。

正丸峠では自転車やバイクでやってきた人たちが休憩していた。
正丸峠から小高山、五輪山を越え、伊豆ヶ岳の男坂に到着。
坂の手前には「落石注意」「落石が発生しやすく非常に危険。女坂を利用するように」「事故があった場合自己責任」といった標示が立てられていた。
そばのベンチで休憩しながら、男坂にやってきた登山者を行動を観察。
標示を見て女坂へ迂回する人が3人、男坂を登る人が1人。
ネット情報のみで判断すると登って問題ないかどうか判断がつかなかったが、登る様子を見ていると難しくなさそうだったので男坂にチャレンジした。

男坂では数十メートルの巨大な岩を鎖をつかって登った。
岩には手がかりや足がかりとなる場所が無理のない場所にあったので見た目の割には楽に登れた。
途中安定した場所で後ろを振り返った。
見晴らしがよかった。
登ってきた場所を見下ろした。
高度感満点。
ここから滑落したらただじゃすまない・・・。

鎖場を通過し、岩を巻いた後、また岩が登場。
岩の左側に道があったので巻けるかと思い行ってみると途中から道幅が非常に細くなった。
恐る恐る道を歩いた。
鎖場と異なりここから滑落しても数メートル落ちる程度で死なないとは思うが、鎖場よりかえってこちらの道の方が怖かった。
先に進むと男坂の手前にあった女坂通過を促す標示が立てられ、通行を禁止するためのロープが張られていた。

伊豆ヶ岳に登頂。
標高851メートルの低山だが、鎖場の存在のために低山には感じられなかった。

伊豆ヶ岳を下り、古御岳、高畑山を越え、天目指峠へ。
途中子の権現からと思われる梵鐘の音が耳に入った。
峠のあずまやで昼食後、子の権現方面に登り返す。
子の権現まで何度かアップダウンがあった。

子の権現は足腰守護の神仏として信仰を集めているお寺。
境内には巨大な鉄のわらじや夫婦下駄、そしてなぜか関係のなさそうな巨大な手まであった。
リュックサックを模した「登山守」なるものがあったので購入した。
安全な登山を願いさっそくザックに取り付けた。

子の権現を過ぎるとランナー1人とすれ違ったきり、誰にも会わなかった。

竹寺は珍しい神仏習合のお寺だった。
本尊の牛頭天王が祭られる本殿は神社を思わせる外観で、手前の鳥居には茅の輪が設けられていた。
また、武蔵野三十三観音霊場の三十三番の結願寺でもあった。

下山後、鍛冶屋橋バス停でバスを待った。
空いていて座って帰れると読んでいたが、予想に反して混雑しており東飯能駅まで座れなかった。
バスは地元飯能が舞台となった「ヤマノススメ」というアニメのラッピングバスだった。
バス内部は、背もたれや広告スペース、つり革や天井まで「ヤマノススメ」一色で、キャラクターの声で車内放送も行われた。
ファンは泣いて喜びそうだが、一般人は正直ちょっと引いてしまうレベル。
国際●業バスはなんて大胆な・・・。


1000メートルに満たない山の縦走コースだったが、アップダウンが多く歩き甲斐があり楽しかった。
ネットの情報によると今回歩いたコースと重複する関東ふれあいのみちの「伊豆ヶ岳を越えるみち」は「埼玉県内のコースでは一番きついコース」と評判になっているようだ。
山に慣れてきたのできつさは感じなかったが、そうでない人がこのコースに挑んだら山が嫌いになりそうに思えた。

来週末より日本百名山登山に復帰する。
7~9月は「日本百名山登山強化期間」と自分の中で称してほぼ毎週百名山に登る予定。


■写真一覧
http://blog.goo.ne.jp/photo/341703/tn

■スライドショー
http://blog.goo.ne.jp/photo/341703/sl








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2 コメント

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ひろさんへ (生姜ちくわ)
2015-07-04 20:04:47
男坂はちょうどよい岩登りの練習になりました。
こういう場所で少しでも間違うと大事故になるので注意します。

手のオブジェは謎ですね。
何らかの意味があるのでしょうが。

秩父の霊場めぐりでは「あの花」が多かったんですね。

強化期間の一環としてこの後夜行ツアーバスに乗って尾瀬の至仏山に行ってきます。
現地の予報では明日はくもりのようです。
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Unknown (ひろ)
2015-07-04 17:11:04
男坂にチャレンジされるとはさすがですね。
軟弱な私は迷わず女坂を選びそうです(笑)

写真を見てると本当に一歩間違えたら…
というような難所ですね。
でも、天気に恵まれたようで良かったです。

途中にある手のオブジェは何でしょうか。

リュック型のお守り、可愛いですね。
私も登山をやっていたらきっと買ってしまうと思います。

それにしてもアニメ一色のバスはすごいですね~。
秩父の観音巡りに行った際、「あの花」関係が多かったのを思い出しました。
正丸も秩父に行く途中で見かけた駅だったので、読んでいて懐かしかったです。
確かに正丸駅で登山客が沢山降りてました。

今週末は残念ながら雨の予報ですが、
強化期間に向けて体調整えて下さい。

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