憂い

2009-10-28 23:30:00 | Weblog
 

2ストJOGのブレーキパッドを入手してきました。
店で出されたパッドを一目見て・・・
私 :アレ? 『如何にも!』というパッケージですね~!!
店主:ハハハハッ そ~ですね~。

私が『如何にも!』と言ったのには訳が有ります。
それは・・・↓
  50~125までのスクーターの生産諸点を台湾へ
  JOG(2スト) 2003モデル発表
  JOG(4スト前輪ディスク) 発表

ヤマハの小型スクーターは海外生産なのです。
なので、2003以降に販売された2ストJOG/4ストJOGは
外車という事になりますね。
(ヤマハモーター台湾が生産した日本向けバイクをヤマハが輸入販売)

ちなみに ホンダDIOは中国生産だそうです。
スズキは・・・判りませんがタブン国産だと思います。


【記憶】
国産2ストJOGから輸入2ストJOGに買い換えた時、ガタが大きいと
感じました。
海外生産に合わせてパーツのクリアランスを僅かに大きくしているのかと
思いました。
その感覚を店主に話たら、パーツを日本から輸出し台湾で組み立てている
ハズだからクリアランスは変わらないと思うけど・・・と。



何度かブレーキパッドは交換しましたが、今までは箱に入っていて
今回の様に厚紙にパッケージングというのは初めてです。
しかも・・・明らかにヤマハモーター台湾製だし・・・。 

今まで使っていたパッドは国産だったが何時の間にかパッドも
台湾生産に切り替わっていたという事なのでしょう。
っということで、パーツまで台湾製になってしまったか!という思いと、
パッケージの印刷が台湾製をアピールしていたので、『如何にも!』
という言葉になったのです。

もうチョッと付け加えると、香港・中国からの旅行者は何処でも
話し声が大きいですね。
そんな大きな声で話さなくてもと思うのですが、目立ったほうが
勝ちと思ってるんじゃないかみたいなイメージがあります。
コレだけの大きさのパーツに必要以上の大きさのパッケージと
大きい文字が声の大きいイメージと重なりました。

日本の生産・品質管理技術が安易に手に入るので(←表立っては言わない)、
『日本の海外生産諸点進出は大歓迎』という内容の記事を見る事が有ります。
日本ではコストを下げる為・競争力を付ける為として海外に技術を
持ち出し生産諸点を移す会社が多いですね。

しかし 海外ではその技術を吸収しオリジナル品を生産する会社も
多いらしいです。
今 日本の生産現場では、このまま技術流失が続くといずれ海外の
技術に太刀打ち出来なくなると言われてますね。

収入が減っている中 物の値段が安くなるのは歓迎なのですが、
こういう記事等を見るとナントも複雑な気持ちです。
技術力維持の為 国内に生産諸点の一部を残そうという会社も
有る様ですので、そういう会社には頑張って欲しいものです。

ちなみに・・・パッドの値段は以前と変わらなかった様な・・・ 

普段 技術流出なんて内容の話をする事は無いのですが、今回は
チョッとシリアスな記事になり過ぎたかも。
たかがパッケージ されどパッケージです。
物を売り出す方はいろんな思いやメッセージを製品に込めますね。

皆さんが手にする製品にも海外製が多いと思いますが、時々は
こんな事も考えてみてください。
そうは言っても限りある資金なので私が出来る事は殆ど有りませんが。


土産物店で裏を見て何処で作られた物か確認するのは私だけでしょうか?
店員に『この辺で作られた物は?』っと聞いちゃいけないでしょうか?
土産物くらいは地物に拘りたいのです。
コメント
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