ささやかな幸せを祈ります

高校野球、夏の甲子園が開幕しました。パチパチ！
第一試合、龍谷大平安が破れ、まさかの春日部共栄の勝利。トーナメントはこういうことがあるんですよねー。


明日は御巣鷹山日航ジャンボ機墜落事故から29年目の日です。520名が犠牲になりました。流山おおたかの森駅近くのマンションがたまたまその時に飛行機に乗っていた人と同じ数の524戸でして、あれくらいの人が恐怖と闘いながら最後まで望みを捨てずにがんばり、そして亡くなったんだな、、、とボンヤリ考えます。公開されたボイスレコーダーの声なんかを聞いても、機長も副操縦士も墜落する瞬間、最後の最後まで必死に頑張っているんですよね。
亡くなった方のうち少なくとも4名が遺書を残しています。

中でも有名なのが大阪商船三井船舶の神戸支店長だった河口博次さん（享年52歳）のものでしょう。

遺体の上着の胸ポケットに入っていた手帳に7ページにわたって、219字。
酸素が薄く、しかも、ダッチロール飛行という、ジェットコースターに乗っているような状態、おそらく機内中の恐怖の戦慄き、叫喚の中で、冷静に状況を伝えている、家族に対して呼びかけている、これまでの人生を振り返って感謝の言葉を述べているなど、素晴らしい大人の態度です。たまたま先月、尊敬する大先生でもあるご住職に「この遺書を読んで、あなたも子どもに自分の考えや生き様を伝える文書を書いてみてください」と言われたのですが、、、、、、、書けません（T_T）


マリコ
津慶
知代子
どうか仲良く　がんばって
ママをたすけて下さい
パパは本当に残念だ
きっと助かるまい
原因は分らない
今五分たった
もう飛行機には乗りたくない
どうか神様　たすけて下さい
きのうみんなと　食事をしたのは
最后とは
何か機内で　爆発したような形で
煙が出て　降下しだした
どこえどうなるのか
津慶しっかりた（の）んだぞ
ママ　こんな事になるとは残念だ
さようなら
子供達の事をよろしくたのむ
今六時半だ
飛行機は　まわりながら
急速に降下中だ
本当に今迄は　幸せな人生だった
と感謝している





坂本九は43歳で世を去ったのですね。当時はおじさんだと思っていましたが、気付けば自分はその歳を超えています。元気でいることに感謝せねば。

♪見上げてごらん　夜の星を
小さな星の　小さな光りが
ささやかな幸せを　うたってる

見上げてごらん　夜の星を
ボクらのように　名もない星が
ささやかな幸せを　祈ってる

手をつなごう　ボクと　おいかけよう　夢を
二人なら　苦しくなんかないさ

見上げてごらん　夜の星を
小さな星の　小さな光りが
ささやかな幸せを　うたってる



写真～
建設中の『流山おおたかの森小中学校』。7月31日に撮ったものですが…