愛は人間が持つもっとも素晴らしい感情であり、愛があれば世界は平和になる、という考えの方は少なくないと思います。
しかし、その愛により、ときに相手の命を奪うような争いが起きているのも事実です。
ですが残念ながら、愛は地球を救いません。愛は自分のものにしたくなるという煩悩に容易に変化するからです。地球を救うものがあるのならば、それは愛ではなく慈悲だと説くのが仏教です。
慈悲は、見返りを求めません。ですので、自分のものにしようなんて考えない。相手が人だろうが地球だろうが、自分のコントロール下におこうとはしません。パチパチ!
慈悲が相手をそっと包み込むものであるのに対し、愛とは大切なものを握りつぶしかねない力をはらみます。
「推す」のは大いに結構ですが、進行方向は相手に決めさせないと。おしているんだかなんだか分からなくなってしまいますから。
今野。そこに慈悲はあるんか?
『恋愛に関する仏教のお話』はこちらの仏教伝道協会の動画をぜひ(^^)
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