花弁の先が三つに分かれているのがイブキフウロです。楚々と咲くピンクの一輪がかわいいですね。
花の名は大葉擬宝珠と書きます。擬宝珠は橋の欄干の上につける装飾品のことで、蕾がその形に似ているのでこの名がつきました。葉が大きいのでオオバ、山菜としてお浸しやテンプラが人気です。
里山の道端でよく見る花です。厳しい環境の中で咲く姿が健気です。名前を付けた人はまさか靭(ウツボ:弓矢を入れる円筒形の容器)が一般には死語に近い言葉になるとは思っていなかったことでしょう。
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