発掘調査で、貝塚周辺に20件を超える平地建物の跡が発見されました。以前はこんなに立派なものではなく、崩れそうな藁ぶき屋根のもので、子供たちがかくれんぼしたりして遊べました。今は家は立派に復元修復され、自由には立ち入れなくなっていました。
遡ること4千年から約千年くらいの長い間に貝塚と墳墓として利用されていたことが、昭和30年ころから行われた発掘調査で分かっています。墳墓としての遺跡から、首飾りや貝で作った腕輪をつけた人骨などが出土していて、公園内の博物館に展示されています。
この広場で子供を補助輪付きの自転車に乗せて遊ばせました。私も、自転車の練習をしました。なかなか乗れない私に、見かねた夫が「倒れる方向にハンドルを切れ!」と叫び、その通りにしたら倒れずに自力でペダルがこげ、初めて乗れるようになった思い出の広場です。
浜松には数々の名所、旧跡がありますが、短時間では多くは望めません。それで縄文時代後期に人が生息した形跡のある蜆塚遺跡へバスで行きました。実は、半世紀前この交差点の角の白いビルのあたりに建つていた小さな借家に生息していたのが私たち家族だったのです。