教育史研究と邦楽作曲の生活

一人の教育学者(日本教育史専門)が日々の動向と思索をつづる、個人的 な表現の場

幼小中高の学習指導要領・教育要領の改正・移行時期の見通し

2015年11月07日 16時47分09秒 | 教育研究メモ

 10月23日に中教審教育課程部会幼児教育部会の第一回会議が行われたようです。小中高の学習指導要領だけでなく、幼稚園教育要領も並行して改正するようですね。

 中教審の教育課程企画特別部会の予定通りでいけば、小中高の学習指導要領と幼稚園教育要領は、平成28(2016)年度に改正公示、平成29(2017)年度から移行措置、平成32(2020)年度から全面施行ということになります。なお、幼稚園教育要領が改正されるということであれば、その翌年度のうちには保育所保育指針と認定こども園教育要領も改正されるでしょう。というより、幼保三元化状態をどうにかしてから進めてほしいものです。

 となると、今の大学2年生より下の世代は、採用試験時に現行の要領と新要領をしっかり読み込んでおかなければならない世代になります。そのためにも、現行の要領の学習は今のうちにしっかりしておきましょう。現行との違いがわかれば新要領の理解も進みます。教職課程教員もそのつもりで、教材研究の心の準備をしておかなければ…
 ちなみに新要領に文句を言いたい人は、後で独り言を言うことにならないよう、きちんとパブリックコメントをしましょう。たぶんこちら(e-Gov)でできるようになるはず。受付期間はだいたい短いのでご注意。

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