自分でするのもなんですが、ちょっと宣伝です(笑)。
拙著『鳥取県教育会と教師―学び続ける明治期の教師たち―』(鳥取県史ブックレット16、鳥取県、2015年、500円)
はじめに
1 鳥取県教育会とは何か
(1) 明治期鳥取県教育会の目的と事業
(2) 因伯私立教育会の結成―鳥取県教育会の嚆矢
(3) 明治期鳥取県教育会の会員と幹部
2 鳥取県教育会における小学校教員批判の勃興
(1) 明治30年代における小学校教員
(2) 日清戦争後の小学校教員批判
(3) 教員検定試験と教員の学び
(4) 県内教員の性質に対する批判
3 鳥取県教育会における教育研究態度批判の展開
(1) 県内教育界の混乱・鎮静・安定化
(2) 授業参観・批評の奨励
(3) 実践的・実効的教育研究の推進を目指して
(4) 子ども・地域・国家の事情に応じた教育開発
(5) 明治30年代の鳥取県教育会における小学校教員批判の特徴
4 鳥取県教育会による教育研究の奨励
(1) 鳥取県教育会における事業の多様化
(2) 教員講習事業の展開
(3) 県内における教育研究の発表推進
(4) 日露戦争に関わる教育研究調査
(5) 県内外に拡がる教員社会の形成と教育研究の奨励
(6) 教育成果と教育研究
おわりに
新鳥取県史編さん事業では、通史編を作らない代わりにこういうブックレットを作って頒布しています。誰も書いたことのない新しい研究成果ですので、鳥取県史研究はもちろんですが、日本教育史・教員史・教師論の研究書としてもぜひ。教師が教師としてのあり方を模索する上でも、刺激を与えうる内容だと思っています。
もう少し詳しい説明はこちら(4月12日記事)。
本書の入手方法は、鳥取県外の方の場合、鳥取県立公文書館に問い合わせて購入するしか手がありません。一般の書店やamazonなどでは取り扱っていないので、お手数かけますがよろしくお願いします(鳥取県内の書店は販売しています)。なお、県公文書館HPの「配送による頒布方法」のリンク先がなくなっていますが、HPページ下の連絡先に連絡すれば手に入るはずです。
いくらか白石も持っていますので、知り合いは連絡してくださればお分けしますよ。上の画像は、作っていただいたチラシ。シブい出来です。