教育史研究と邦楽作曲の生活

一人の教育学者(日本教育史専門)が日々の動向と思索をつづる、個人的 な表現の場

今年度の卒業研究発表会について

2016年02月05日 21時44分12秒 | Weblog

 連日何んやかんやで忙しく過ごしております。今日は、成績評価や、来年度のシラバスに関する打ち合わせ、学科のカリキュラムマネジメントに関する打ち合わせ、明日の卒業研究発表会の準備などをしておりました。
 発表会の準備といいましても、設営とかではなくて、学生の発表要旨をひたすら読んで質問を考えるという仕事です。今年度は5会場に分かれてそれぞれ学生が発表するのですが、我々教員はそのうちのどこかにずっといて、学生の発表を聞きます。第一義的には成績評価のためなのですが、発表に対して質疑応答する役割も重要です。

 卒論に対する質疑応答はどういう意味で質問すべきか難しいところです。まあ、そもそも論としては、口頭試問として試すというスタンスだけでいいんでしょうが、それだけではつまらないと思うのが研究者の血のなせる業。とはいえ、大学院進学者はめったにいない本学科ですので、のちの研究に続くわけでもないことも多く、そのことを考えると少し複雑な気分になります。現職時の研究テーマになれば最高ですが、そうでなければ明日聞きに来る下の学年たちにも何らかの影響を残してくれるといいなと、淡い期待をしてます。
 とりあえず明日発表を聞く予定の学生たち20名分の発表要旨に、先ほどすべて目を通し終わって、疑問点をメモしておきました。こうしないと明日、質疑応答時間に沈黙することになるので、集中しきれない頭を回転させました。ここまで頑張って考えていますので、ぜひ学生にはしっかり汗をかいて質問に応えてほしいところです('ω')。

 ちなみに、要旨を熟読していて思ったことがあります。
 今年度のはとても充実している!
 現場に出ても、今後も続けてほしい研究がいくつもありました。しっかり指導をすれば、うちの子たちはここまで伸びるんですね。先生方のご指導、学生たちの努力、頭が下がります。
 おかげでA3二枚の要旨×20を熟読しなければならなかったので、時間がたくさんかかりました…( ˘ω˘ )

 明日の4年生たちの健闘を祈る。白石ゼミ生だけでなく、全員のね。

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