教育史研究と邦楽作曲の生活

一人の教育学者(日本教育史専門)が日々の動向と思索をつづる、個人的 な表現の場

目次詳細(第1~3章)『教育の理論①教育の思想と歴史―教育とは何かを求めて』Kindle版

2022年04月25日 23時59分00秒 | 目 次
 大学で使用してきた自作テキストについて、Kindleの電子書籍化を始めました。3月31日、ぶじ第1巻を刊行しました。分類上は私家版になるようなので、研究業績としては「その他」にとどめるしかないようなのですが、今年で14年目の大学教育経験の集大成としていったん発表してしまおうと思い、公刊しました。全4巻で、2022年4月25日現在、第1巻・2巻が既刊です。
 第1巻は『教育の思想と歴史―教育とは何かを求めて』と題し、教育について1から学びたい(学びなおしたい)人向けの本に仕上がりました。価格は新書版程度に抑えました。手に入れやすい金額になったかと思います。Amazonの購入ページ(こちら)でサンプルが見られますので、一度見てみていただければ嬉しいです。また、Kindle Unlimited会員だと追加料金なしで読み放題です(ひと月に単行本や雑誌を2~3冊買う人はこちらのほうがお得かも)。
 目次は、サンプルやAmazonの購入ページで見られますが、興味を持つ人が増えればいいなと思うので、もう少し詳細な章節構成を本ブログで何回かにわけて紹介させてください。目次を見ると、いくつかの章が、社会評論社発行の拙著『幼児教育とは何か』『保育者の専門性とは何か』と似ていることに気づかれる方もいるかと思います。しかし、それらの章も、社会評論社発行の2著の原稿を基礎にしつつ、かなり加筆修正していますので、まったく同じ原稿ではありません。前2著をお持ちの方は、見比べるなどして遊んでみてください。

 なお、表紙の作者は妻です。私のアイディアをさらにアレンジしてくれて、素晴らしい表紙を作ってくれました。本当に多才な人で、尊敬しています!


白石崇人『教育の理論①教育の思想と歴史―教育とは何かを求めて』Kindle、2022年。

序 章 教育の思想と歴史を学ぶこととは?
 第1部 教育の思想
第1章 「教育」とは何か?―語源から考える
 1.「教育」の語源
 (1)「教(おしえる)」の語源―交流の文字に着目する
 (2)「育(そだつ)」の語源
 (3)教育が成り立つには―「教育する者」と「教育される者」との関係
 2.「学習」の語源
 (1)「學(まなぶ)」の語源
 (2)「習(ならう)」の語源
 (3)学習と教育との不即不離・表裏一体な関係
第2章 「わかる」とはどういうことか?―学習の思想
 1.「わかる」とは?
 (1)意図的な行為としての「見ればわかる」
 (2)新しく「わかる」こと、すでに「わかっている」こと
 (3)「わかる」と「おぼえる」
 2.「わからない」とは?
 (1)何が問われているか、がわからない―自分で必然性を補う必要
 (2)なぜわからなければならないか、がわからない―価値を味わう必要
 (3)わかる気がない―やる気を出すには?
第3章 学校教育とは?―生涯学習における教育
 1.生涯学習の中の学校教育
 (1)生涯学習と学校教育の関係
 (2)生涯学習の基盤としての「生きる力」
 2.学校教育を考える枠組み―学校の内と外
 (1)学校教育/非学校教育
 (2)学校教育を詳細に考えるための枠組み
 (3)教育学の諸分野
 ……
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