Sunday Song Book #1000

2011年12月11日 | Sunday Song Book

12月11日プレイリスト
「1000回記念『1000づくし』で棚からひとつかみ Part 2」
1. 希望という名の光 / 山下達郎 '10
2. THE NIGHT HAS A THOUSAND EYES / BOBBY VEE '62
3. THE NIGHT HAS A THOUSAND EYES / JOHN COLTRANE "COLTRANE'S SOUND" '60
4. YOUTH 1000 SUMMERS / VAN MORRISON "ENLIGHTENMENT" '90
5. 1000 LAUGHS / ELOISE LAWS "ELOISE" '77
6. 1001のバイオリン / ザ・ブルーハーツ '93
7. I LOVE YOU A THOUSAND WAYS / LEFTY FRIZZELL '50
8. ONE PICTURE'S WORTH A THOUSAND WORDS / THE FOUR VANDALS '6?
9. LAND OF 1000 DANCES / THE YOUNG RASCALS "COLLECTIONS" '66
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■内容の一部を抜粋
・近況
今週は番組を前倒しで収録しているそうだ。12月8日(木)、9日(金)の新潟県民会館での公演より前の収録だということ。今週は13日(火)、14日(水)が広島ALSOKホール(旧郵便貯金)。ツアーは12本が終わってちょうど1/5が終わったところ。

・希望という名の光
リスナーから「希望という名の光は震災前に作ったのか、震災後に手直ししたのか、あるいは録音し直したのか知りたいです」というお便り。
達郎「震災前に作ったものでございます。2010年に岡村隆史さん、松雪泰子さん主演の映画『てぃだかんかん』の主題歌として作ったものです。これが震災後にラジオを中心にかなりオンエアされまして、それまでご存知なかった方からお便りをいただくようになりました。当初作った曲の意図とはまた違う、新しい意味づけというものが、震災後にこの曲にリスナーのみなさまの手によって、新しい意味づけされましてですね、その結果、私の今年出したアルバムのタイトル・ソングになりました。しかしながら、もともとは昨年2010年に発売された曲でございます。よしなにひとつ」

・1000回記念『1000づくし』で棚からひとつかみ Part 2
12月11日の放送で「JACCS CARD SUNDAY SONG BOOK」は1992年10月に、当初は土曜日の午後に「SATURDAY SONG BOOK」としてスタートして、二年ちょっとで日曜日の午後に移り、以来放送は1000回を迎えることになった。今週、来週は「1000づくし」で棚からひとつかみ。「1000」にまつわる曲の特集。本来は1000回なのでパァーとやりたいところだったが、現在ツアー中なので、ツアーが一段落した来年にでも、1000回と20周年併せて大きなイベントがやれればなと予定しているそうだ。予定は未定でございますと達郎さん。

・THE NIGHT HAS A THOUSAND EYES
ホビー・ヴィーの1962年全米3位の大ヒット曲「THE NIGHT HAS A THOUSAND EYES」、邦題は「燃ゆる瞳」。夜は千の目を持つという曲。「THE NIGHT HAS A THOUSAND EYES」には同名異曲があり、そちらのほうが先になる。1948年に同名の映画の主題歌として作曲された「THE NIGHT HAS A THOUSAND EYES」。よくメディアでも混同があるが全く別の曲。こちらの「THE NIGHT HAS A THOUSAND EYES」はインストゥルメンタルでもよく知られていて、達郎さんが馴染み深いのは1960年のジョン・コルトレーンのヴァージョン。

・YOUTH 1000 SUMMERS
ヴァン・モリソンのアルバム『ENLIGHTENMENT』の中から「YOUTH 1000 SUMMERS」。千の夏の若さという意味だろうか。
#番組では『ENLIGHTENMENT』が2008年のアルバムという紹介でしたが、僕は発売当初の盤を持ってます。『ENLIGHTENMENT』は1990年作。

・1000 LAUGHS
フルート奏者ヒューバート・ロウズの娘さん、エロイーズ・ロウズの1977年のアルバム『ELOISE』から「1000 LAUGHS」。

・1001のバイオリン
ブルーハーツの1993年のシングル「1000のバイオリン」のカップリング。作詞作曲は真島昌利さん。ストリングス・アレンジは金子飛鳥さん。

・1000回
達郎「まさか1000回までこの番組が続くとは夢にも思ってもおりませんでした(笑)。だいたいオタクな番組なので。この番組をはじめたのが39歳のときでしたかね。以来19年。58歳になってしまいました。二十代、三十代にやっていたレギュラー番組は、短くて一年、長くて三年でございましたので。僕にかぎらず大体レギュラーなんて三年続けば長いほうでございます。それがなんと19年を超えまして、ついに1000回になってしまいました。本当にありがたいことでございます。リスナーのみなさまはじめ、スタッフのみなさま、スポンサーのジャックスカードさん、いろいろなかたのご支援があっての賜物でございます。今後とも何卒宜しくお願い申し上げます」

・竹内まりやさんのニュー・シングル
まりやさんのニュー・シングルのスケジュールが決定した。今回のシングルは「いのちの歌」。もともとは2009年のNHK朝ドラ「だんだん」の劇中歌。のちに主演の茉奈佳奈さんがシングルとして発表した曲。作詞のMIYABIが実はまりやさんだとのちに発表。NHKのドキュメンタリー・ドラマ「開拓者たち」(2012年の元旦から4週にわたってBSプレミアムで放映)の主題歌。2012年1月25日にリリース。カップリングは9月17日よりスタートしたコーセイのスキンケア化粧品「グランデーヌ ルクサージュ」のCMソングとしてまりやさんが書き下ろした「輝く女性(ひと)よ!」。初回限定は2大特典。「いのちの歌」のピアノ&ヴォーカル・ヴァージョンがボーナス・トラックとして収録される。さらに「いのちの歌」のピアノ譜が封入される。
そして「いのちの歌」のプロモーション・ビデオを作るにあたり投稿写真を募集することになった。「みんなの写真」で「いのちの歌」のプロモーションビデオを作ろう!という企画。詳しくはワーナーミュージックのまりやさんのサイトかまりやさんのオフィシャル・サイトで。
http://wmg.jp/mariya/
http://www.mariyat.co.jp//index.html

・年忘れ夫婦放談
12月18日・25日は毎年恒例「年忘れ夫婦放談(ゲスト:竹内まりや)」。まりやさんはこのところ人に曲を書く仕事で、松田聖子さん、芦田愛菜さん、松浦亜弥さんはもうすぐアルバムが出る。夫婦放談では楽曲提供や来年発売される新曲などのことを訊く。まりやさんの曲のリクエスト、お便りを募集しているとのこと。
http://www.tatsuro.co.jp

・I LOVE YOU A THOUSAND WAYS
レフティ・フリッツェルはカントリー界では後世に影響を残した人。ウィリー・ネルソン、ジョージ・ジョンソンに大きな影響を与えた。哀しい声をした人。1950年の「I LOVE YOU A THOUSAND WAYS」。僕は君を千通りに愛するという歌。

・ONE PICTURE'S WORTH A THOUSAND WORDS
いわゆるノーザン・ソウルのコンピレーションに入ってて知った曲と達郎さん。歌っているのはザ・フォア・ヴァンダルス。どこの何者か全然わからないという。資料にもそれらしいことは書いてないそうだ。'60年代のシングルといわれている。いわゆるイギリスのDJが発掘してきた「DIGもの」。「ONE PICTURE'S WORTH A THOUSAND WORDS」だから「ひとつの絵の価値は千の言葉だ」。要するに百聞は一見にしかずという意味らしい。

・LAND OF 1000 DANCES
先週1曲目にかけたウィルソン・ピケットの「ダンス天国」はいろいろな人のカヴァーがある。中でも達郎さんの一番好きな「ダンス天国」はヤング・ラスカルズのヴァージョン。ヤング・ラスカルズは達郎さんの中学、高校時代のアイドルだそうだ。1966年のアルバム『COLLECTIONS』の最後に入ってる「LAND OF 1000 DANCES」を聴いて熱狂的なファンになったという。このワン・コードのグルーヴはクラブバンドならではの突進力で素晴らしいものがあると達郎さん。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

■今後の予定
12月18日・25日は毎年恒例「年忘れ夫婦放談(ゲスト:竹内まりや)」
http://www.tatsuro.co.jp
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