2012/07/17 OnAir - 3rd. Week - ブリティッシュロック特集 / 第五回目:’90年代ブリティッシュ・ロック
01.The Charlatans:The Only One I Know
02.The Stone Roses:Fools Gold
03.Oasis:Some Might Say
04.Neil Young & Crazy Horse:This Land Is Your Land
05.blur:End of a Century
06.Manic Street Preachers:A Design for Life
07.Kula Shaker:Grateful When You're Dead / Jerry Was There
08.Ocean Colour Scene:One for the Road
09.Pulp:Disco 2000
10.The Verve:Drugs Don't Work
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■内容の一部を抜粋
・ブリティッシュロック特集 / 第五回目:’90年代ブリティッシュ・ロック
まもなく開催されるロンドン・オリンピックにちなんでブリティッシュロックの特集。シリーズの第五回目「’90年代ブリティッシュ・ロック」。
・The Only One I Know
・Fools Gold
'90年代前半英国。マンチェスターのバンドに人気があった。特にストーン・ローゼスのダンスビートはその後のブリット・ポップに大きな影響を与えた。
・Some Might Say
'90年代、ブリット・ポップを代表するバンド、オアシス。ギタリストのノエルとヴォーカルのリアム。現在は活動をお休み中だが、そのうち復活するだろうというのがファンの定説となっている。
・3PICKS!
「Motoharu Radio Show」では毎月番組推薦盤3枚のCDをピックアップしている。今月7月の「3PICKS!」はビーチボーイズ『That's Why God Made The Radio
・ニール・ヤング
カナダ出身のソングライター。現在66歳。'60年代から活動を続け現在でも活躍している。数少ない本物のアーティストの一人。ニール・ヤングといえばそのソングライティングに定評がある。甘いラヴソングもあれば社会的なシリアスな歌も多くある。毎回アルバムを出すごとにテーマを設けているようだが、今回の新しいアルバムではアメリカの古い民謡を取り上げている。アルバム・タイトルは「アメリカーナ」。古くは1800年代に作られた曲なんかもあって選曲の幅が時代的にとても広くなっている。よくあるアメリカのフォークソングのカヴァー・アルバムというのとは違うユニークなアルバムになっている。今夜はこのアルバムから「This Land Is Your Land」という曲を取り上げる。「This Land Is Your Land」。邦題では「我が祖国」と訳されている。この曲はアメリカの古い民謡ではあるが、本当に多くのシンガーがカヴァーしている。オリジナルはウディ・ガスリー。アメリカの古いフォーク・シンガーの歌。この曲で歌われている内容はとてもシンプル。"この広いアメリカという土地/僕はずっと旅を続けている/そこにある砂漠や森の景色/この輝く土地は私たちのためにあるのだ"そんなふうに歌っている。いわゆるアメリカを称える歌。場合によっては愛国心を高めるためにみんなで歌う歌のひとつでもある。ただ歌というのとても不思議なもので同じ歌でも歌う人によって意味が違って聴こえることがある。「This Land Is Your Land(我が祖国)」という歌。ニール・ヤングが歌うとただ単純にアメリカという国を褒め称えている歌ではないんだと、そんなメッセージが聴こえてくる。ニール・ヤングの新しいアルバム『Americana
’90年代のブリティッシュ・ロックといえばよくいわれるのがブリット・ポップ。ひとつの音楽的流行だった。'90年代初めにロンドンやマンチェスターを中心に広がった。このブリット・ポップの火付け役として注目されていたのがオアシス、ブラーという2組のバンド。中流階級出身のブラー、労働者階級出身のオアシスということでよく比較されていた。イギリスでは彼らの人気がきっかけとなって、その後いいバンドがたくさん出てくる。
・End of a Century
・GreenPeople
環境問題に取り組むユースたちを紹介するレポート「GreenPeople」。毎週このコーナーでは環境を巡る社会活動を通じて様々なアクションを起こしている人たちを紹介。このコーナーの協力はNHKの環境特集番組「エコチャンネル」。
http://www.nhk.or.jp/eco-channel/
今週は一般社団法人「Think the Earth」。エコロジーとエコノミーの共存をテーマに2001年に発足したNPO。コミュニケーションやクリエイティブの力で環境問題や社会問題について考え行動するきっかけを作っている。
・A Design for Life
・Grateful When You're Dead / Jerry Was There
クーラー・シェイカーの「Grateful When You're Dead / Jerry Was There」はアメリカのヒッピー世代のバンド、グレイトフル・デッドに捧げた詩の内容になっている。
’90年代ブリティッシュ・ロックといえばよくいわれるのがブリット・ポップのムーブメント。ストーン・ローゼス、オアシス、ブラー、オーシャン・カラー・シーン、パルプ、ザ・ヴァーブ、レディオヘッド、そしてプライマル・スクリーム。ざっとバンド名を挙げただけでこのムーブメントがいかに充実していたかわかる。このムーブメントは音楽を超えてファッションやアートに影響を与えて「クール・ブリタニア」という社会現象にもなった。'90年代に『トレイン・スポッティング』という映画があった。日本でも公開されて、当時元春も観たという。この中で当時のブリット・ポップがたくさん使われていた。スコットランドを舞台にドラッグでやられてしまう若い世代を描いた映画。暗い雰囲気の中、当時のブリット・ポップがとても効果的に使われていた。
・One for the Road
・Disco 2000
・ロンドンの印象
リスナーから「佐野さんは'80年代にロンドンに滞在してレコーディングしたことがありましたね。どんな印象でしたか?」という質問。
元春は'80年代後半にアルバム『ナポレオンフィッシュと泳ぐ日』のレコーディングでロンドンに約半年間滞在した。当時はパブロック周辺のミュージシャンたちとセッションをした。「ロンドンに滞在して印象を一言でいうと、ニューヨークよりもやりやすかったですね。ニューヨークは人のあたりがとても強いので、ときどき疲れてしまうんですが、ロンドンの人は日常は結構紳士的で、日本人に似た謙遜の精神のようなものがあるように思います。また久しぶりにに行ってみたいですね」と元春。
・Drugs Don't Work
ザ・ヴァーブ。メンバーのリチャード・アシュクラフトはとても優れたソングライター。1997年のアルバム『Urban Hymns』からの曲。
・番組ウェブサイト
「番組ではウェブサイトを用意しています。是非ご覧になって曲のリクエスト、番組へのメッセージを送ってください。待ってます」と元春。
http://www.moto.co.jp/MRS/
・次回放送
次回はエクストラ・ウィークとして来週24日火曜日に放送。