Sunday Song Book #1109

2014年01月12日 | Sunday Song Book

2014年01月12日プレイリスト
「新春リクエスト大会」
1. RIDE ON TIME / 山下達郎 '80
2. I GO TO PIECES / PETER & GORDON '65
3. DO YOU LOVE ME / THE DAVE CLARK FIVE '65
4. YOU GOT TO KNOW BETTER / TOUCH OF CLASS "I'M IN HEAVEN" '75
5. HERE COME THOSE TEARS AGAIN / JACKSON BROWNE "PRITENDER" '76
6. A CHANGE IS GONNA COME / SAM COOKE '65
7. PEOPLE MAKE THE WORLD GO ROUND /THE STYLISTICS "THE STYLISTICS" '71
8. LIFE IS BUT A DREAM / THE HARPTONES '55
9. FOREVER MINE / 山下達郎 "オーパス" '05
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■内容の一部を抜粋
山下達郎 : 山下達郎です。みなさま、ニュース等でご承知と思いますが、大滝詠一さんがお亡くなりになりました。本日のサンデー・ソングブックはそれ以前に収録されたもののため、大滝さんの話題には一切触れられてないことをご了承ください。特集等はまた改めて企画を致します。よろしくお願い申し上げます。

・近況
まりやさんの新曲のレコーディングに入ってるそうだ。スタジオ生活に戻ると太ってくるのでウォーキングを再開したとのこと。

・新春リクエスト大会
毎年年末は「年忘れリクエスト大会」からまりやさんをゲストに迎えての「年忘れ夫婦放談」というながれが恒例となっていたが、昨年の末はライヴで追いまくられていたのでそれができなかった。今年最初のプログラムは「新春リクエスト大会」。先週、今週の2週間。前倒しで年末に収録している。

・RIDE ON TIME
友人が12月に起業したというリスナーから「RIDE ON TIMEを聴く度、心の中に新しい風が吹き、背中を押してくれるようです」というお便りとリクエスト。

・I GO TO PIECES
ピーター&ゴードンの1965年全米9位の「I GO TO PIECES」。デル・シャノンのペンになる作品。

・ツアーのときの愛聴盤
リスナーからの質問で「今回のツアーで愛聴したのは何ですか?」。
本番のときは自分のことで精一杯で音楽を聴く暇がないという。音楽を聴くのは夜寝る前のナイトキャップ代わりとして、最近はiPodで聴いてるとか。ジャームズ・ブラウンのシングル集がCD化されてるのでその7集、8集あたりを持って行って、延々ワンコードなのでよく眠れるそうだ。「変わってると言われますが、じゃなきゃフランク・シナトラとか、そういうやつです」と達郎さん。

・DO YOU LOVE ME
ザ・タイガースが今回のツアーの中で、コンサートの前半にカヴァー曲を披露していて、一曲目に「DO YOU LOVE ME」を歌っていたそうで、オリジナルのコントゥアーズにリクエスト。モータウンのヴォーカル・グループ、コントゥアーズ。しかし当時の日本ではモータウンのレコードがろくすっぽリリースされなかったので、ザ・タイガースがカヴァーしたのはイギリスのグループ、デイヴ・クラーク・ファイブのヴァージョンだと達郎さん。1964年全米11位、イギリスでは20位でこれがデイヴ・クラーク・ファイブのデビュー・ヒットになった。

・YOU GOT TO KNOW BETTER
タッチ・オブ・クラスはフィラデルフィアの黒人4人組のヴォーカル・グループ。1976年のアルバム『I'M IN HEAVEN』はいわゆるフィリーもので、マニアのあいだでは人気がある。ディスコとうまく折り合いをつけて作られたアルバムで、最近ではCD化されてるが音が今イチよくないのでオリジナルのLPからデジタル・プロセッシング。この中から「YOU GOT TO KNOW BETTER」。いわゆるフィリー・ダンサーの典型。レコーディングはシグマ・サウンドだか、シグマにしてはちょっとエコーが足りないのが特徴。ディスコに向けたものかもしれないと達郎さん。

・HERE COME THOSE TEARS AGAIN
ジャクソン・ブラウンの1976年の4枚目のアルバム『PRITENDER』は全米アルバム・チャート5位。そのアルバムの中からシングル・カットされた「HERE COME THOSE TEARS AGAIN」は1977年に全米34位。ジャクソン・ブラウンはここから作風が暗くなる。暗鬱な陰のある作品。ギターはジョン・ホールで、コーラスにボニー・レイットが参加している。達郎さんが今まで観た中で最も誠実なライヴ・パフォーマンスをするひとりがジャクソン・ブラウンだとか。

・極私的・青山純追悼
来週19日、再来週26日の二週間使って、先日12月3日に亡くなったドラマーの青山純さん、達郎さんとずっと一緒にパートナーとしてやっていたドラマーの特集をする予定。「ちょうど来週が四十九日にかかりますのでですね。いろいろ言葉で言うのもアレなんですけれども。ミュージシャンですので一緒にやった音楽をですね、佐藤博さんのときと同じようなかたちで。青山くんはそれよりも、もっとずっと深いので、自分の作品だけではなくて、僕がプロデュースした作品とかアレンジした作品、そうしたものの中で、僕がこれはと思う名演がたくさんありますので、そういうものを選りすぐってお届けしたいと思います」と達郎さん。

・プレゼント
先週の放送で告知したように鈴木啓司さんの『ゴースト・ミュージシャン-ソウル黄金時代、アメリカ南部の真実』をご本人の署名入りで3名にプレゼント。そしてシンコー・ミュージックからバート・バカラックの自伝『バート・バカラック自伝 - ザ・ルック・オブ・ラヴ』を5名にプレゼント。

〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」プレゼント係
http://www.tatsuro.co.jp

・A CHANGE IS GONNA COME
サム・クックの曲にリクエスト。達郎さんが選んだのは1965年の「A CHANGE IS GONNA COME」。達郎さんは「A CHANGE IS GONNA COME」がボブ・ディランの「BLOWIN' IN THE WIND」にインスパイアされたと伝え聞いてるとか。

・PEOPLE MAKE THE WORLD GO ROUND
スタイリスティックスの1971年のアルバム『THE STYLISTICS』からシングル・カットされた「PEOPLE MAKE THE WORLD GO ROUND」はR&Bチャート6位。トム・ベルの作品。

・LIFE IS BUT A DREAM
ニューヨークを代表するドゥーワップ・グループのハープトーンズ。達郎さんも『ON THE STREET CORNER』で彼らの曲を取り上げている。彼らの1955年の代表作「LIFE IS BUT A DREAM」。

・「砂の女」の歌詞
リスナーから『RAY OF HOPE』初回盤のボーナスCD『JOY1.5』収録の「砂の女」(LIVE VERSION)と、昨年の10月27日放送の「砂の女」(LIVE VERSION)では歌詞が違うのはなぜですか、という質問。
『JOY1.5』収録の「砂の女」(LIVE VERSION)は1994年の「山下達郎 SINGS SUGARBABE」からで、シュガーベイブ時代から「砂の女」はシャレでやっていたので歌詞をうろ覚えで歌ったそうだ。10月27日放送の「砂の女」(LIVE VERSION)は2010年の「RISING SUN ROCK FESTIVAL」に出演したときのもので、ツアーの一環として出たから歌詞を覚えて、鈴木茂さんの『バンドワゴン』通りに歌ったのだとか。

・FOREVER MINE
達郎さんのファン歴30年で昨年大宮公演においてはじめてライヴを観たという方からのリクエスト。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2014年01月19日は、「極私的・青山純追悼」
http://www.tatsuro.co.jp
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