Sunday Song Book #1180

2015年05月24日 | Sunday Song Book

2015年05月24日プレイリスト
「猫の歌で棚からひとつかみ(邦楽編)」
1. 光と君へのレクイエム / 山下達郎 '13
2. 猫が横切った / THE BIRTHDAY "NIGHT ON FOOL" '08
3. ねこ / 吉田美奈子 "扉の冬" '73
4. 僕と君と猫 / 遠藤賢司 "嘆きのウクレレ" '72
5. 天使の猫 / 斉藤和義 "和義" '13
6. ぼくの目は猫の目 / 忌野清志郎 "メンフィス" '92
7. 猫になる / 空気公団 "くうきこうだん" '99
8. 猫騒動 / コロムビア・アイキー・コルテット(中野忠晴)'33
9. 夏への扉 / 山下達郎 "RIDE ON TIME" '80
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■内容の一部を抜粋
・近況
「私、おかげさまでシュガーベイブの40周年記念アルバム『SONGS -40th Anniversary Edition-』。だいたい目処がつきましたが、この番組で申し上げておりますように大幅に当初の予定と違う出来になりました。最終決定を今やっておりますがですね。6月7日に具体的な内容を申し上げたいと思います。もうしばらくお待ちください。前二回リマスタリングしましたが、それと比べましても、あっと驚く大きな変化でございます。ご期待の上(笑)、お待ちいただきたいと思います」と達郎さん。

『SONGS -40th Anniversary Edition-』が一段落したのでテレビ朝日系でオンエアされてる『京都人情捜査ファイル』の主題歌「マイ・ガーディアン・エンジェル」のフル・ヴァージョンのミックスとダビングを行うそうだ。

・猫の歌で棚からひとつかみ
リスナーからの要望に応えて「猫の歌で棚からひとつかみ」。先週は洋楽編だったが今週は邦楽編。

・光と君へのレクイエム
達郎さんはどちらかというと犬派なので猫をテーマにした歌はひとつもない。2013年の秋にリリースしたシングル「光と君へのレクイエム」は松本潤さん、上野樹里さん主演の映画『陽だまりの彼女』のテーマ・ソング。この映画は猫が大変重要な役割を占める映画なのでこじつけてオンエア。リクエストも集まっているとか。

・猫が横切った
達郎さんの好きなTHE BIRTHDAY。2008年のアルバム『NIGHT ON FOOL』に入ってる「猫が横切った」。

・ねこ
達郎さんの世代で猫の歌というと吉田美奈子さんの1973年のファースト・ソロ・アルバム『扉の冬』に入ってる「ねこ」。キャラメルママの名演とともに歴史に残るアルバム。「ねこ」の細野晴臣さんのベースは今聴いても素晴らしいと達郎さん。

・「黒ネコのタンゴ」を頑なに拒まれる理由は?
リスナーからの質問で「黒ネコのタンゴ」を頑なに拒まれる理由は?
「シャレです、シャレ。最近は何かちょっときついことを言うと、すぐアレですね。世の中がささくれ立っていますね。シャレが通じねぇっていうやつ」と達郎さん。「黒ネコのタンゴ」はどこでもかかるので、どこでもかからない曲をかけるのがサンデー・ソングブック。

・僕と君と猫
達郎さんの世代で猫好きといえば遠藤賢司 さん。あらゆる歌で猫が出てくる。代表作の「カレーライス」にも出てくる。どの曲でもいいれけど今日は1972年のアルバム『嘆きのウクレレ』に入ってる「僕と君と猫」。ドラムスは林立夫さん、ベースは後藤次利さん、ピアノは松任谷正隆さんなのでフォージョーハーフ。この一年後にキャラメルママになる。遠藤賢司さんは昔、渋谷の道玄坂でカレー屋さんをやっていて、達郎さんも何度も伺ったことがあるそうだ。とても気立てのいい、やさしい猫好きらしい人なんだそうだ。こういう曲をかけるとその頃のことを思い出すという。

・天使の猫
2013年の斉藤和義さんのアルバム『和義』から「天使の猫」。達郎さんと斉藤和義さんは知り合いでツアー先なんかで会ったりするとか。「たいへん卓越したギタリスト、シンガー・ソングライターでございます」と達郎さん。ドラムは斉藤和義さん自身の演奏。

・犬の歌で棚からひとつかみ
来週は猫をやったので犬だろうということで「犬の歌で棚からひとつかみ」。来週は細かい仕事があるので前倒しで収録する予定。今からリクエストしても間に合わないかもしれないが6月に入ったらリクエスト特集をする予定。

・SONGS -40th Anniversary Edition-
1975年4月25日にナイアガラ・レーベル第一弾アルバムとして発売されたシュガーベイブの『SONGS』が40周年を迎えるので『SONGS -40th Anniversary Edition-』が発売になる。『SONGS』は1994年にCD化して、その後2005年に30th Anniversary Editionが発売。これまで二度CDになっている。当初は最新リマスター盤の通常盤と、ボーナス・トラックを収録したボーナス・ディスクが付いた二枚組仕様の初回盤で計画していたが、作業をしているうちにいろいろとアイディアが出てきて予定が変わってしまった。今、大幅改編に着手していて最終決定がまだ出てない。詳しい情報は6月7日にこの番組で告知するかたちで全貌を明らかにする。かなり大胆な企画になるという。

・ぼくの目は猫の目
忌野清志郎さんも猫の好きな人。でも犬も好き。清志郎さんの猫の歌といえば1992年にメンフィスに行ってブッカーTとMG'Sとレコーディングしたアルバム『MEMPHIS』に入ってる「ぼくの目は猫の目」。

・猫になる
空気公団は昔、達郎さんの事務所に所属していたのでデビュー時は仲良しだったそうだ。不思議な音楽を作るグループで、はじめは4人だったが今は2人でやってる。歌ってる山崎ゆかりさんはとっても才能のある人。1999年のデビュー・アルバム『くうきこうだん』に入ってる「猫になる」。

・猫騒動
リスナーからゴスペラーズの「猫騒動」にリクエスト。この「猫騒動」は1933年(昭和8年)の中野忠晴さんがオリジナル。この人は日本のヴォーカル・グループの始祖と言われる方。ミルス・ブラザーズにものすごく影響を受けてアカペラのヴォーカル・グループをはじめた人。戦後は歌謡曲の作曲家として「おーい中村君」など有名な曲を書いている。今日は中野忠晴さんのオリジナルでコロムビア・アイキー・コルテット名義の「猫騒動」。「昭和8年でこれだから一種の実験音楽ですね、当時の」と達郎さん。

・夏への扉
達郎さん自身の数少ない猫の歌。ロバート・ハインラインの小説『夏への扉』を歌にしたもので、もともと難波弘之さんのソロ・アルバムに書き下ろした曲。達郎さん自身もセルフ・カバーしていて1980年のアルバム『RIDE ON TIME』に収録している。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

2015年05月31日は、「犬の歌で棚からひとつかみ」
http://www.tatsuro.co.jp
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