<12月05日プレイリスト>
[「年忘れリクエスト大会」]
クリスマス・イブ/山下達郎 '83
WHERE WERE YOU WHEN I NEEDED YOU/AL KOOPER "NAKED SONGS" '72
WALK AWAY FROM LOVE/DAVID RUFFIN '75
LOVE ME WITH ALL OF YOUR HEART/ENGELBERT HUMPERDINCK "WE MADE IT HAPPEN" '70
LAY DOWN(CANDLES IN THE RAIN)/MELANIE '70
とん平のヘイ・ユウ・ブルース/左とん平 '73
THE KEY TO MY HEART/TONY & THE TWILIGHTERS '60
POCKET MUSIC(LIVE)/山下達郎(86/07/30 中野サンプラザ)
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■内容の一部を抜粋
・近況
11月は忙しくて、二十三四の頃、まだスタジオ・ミュージシャンやコーラス・ボーイとか、アレンジの仕事、人の仕事を含めて、生活のため一所懸命働いていたときくらいの忙しさだったとか。12月3日(金)、4日(土)は日本武道館で「souvenir again 竹内まりや LIVE 2010」だったが、少し前倒しで本番前に番組は収録しているそうだ。「souvenir again 竹内まりや LIVE 2010」はこのあと12月21日(火)、22日(水)に大阪城ホールで二公演が開催される。
・クリスマス・イブ
12月になると「クリスマス・イブ」のシーズン。発売以来27年を数える。「クリスマス・イブ」はこれまで着うた、着うたフルだけで楽曲配信を行ってきたが、今年からPC配信がはじまった。mora、MUSICO、OnGen、ListenJapanにてクリスマス限定PC初配信。11月24日から12月26日まで配信予定だとか。
http://wmg.jp/artist/tatsuro/index.html
・WHERE WERE YOU WHEN I NEEDED YOU
アル・クーパーはアメリカではシングル・ヒットが一曲もないそうだ。「WHERE WERE YOU WHEN I NEEDED YOU」はアル・クーパーの全作品の中でとりわけ日本で人気が高い1972年のアルバム『NAKED SONGS』の中に入ってる曲。アトランタのレコーディングでいわゆるアトランタ・リズムセクションがバックを務めている。
・ライヴに関する質問
リスナーからの質問で「エレアコはマーティンのようでしたがストラップはフェンダーだったのはなぜ?」。
エレアコはギブソンで同じ型番だがヘッドのかたちが違う二本を使ってるという。一本はチューニングが変えてあるそうだ。フェンダーのストラップはシュガーベイブの頃から使ってるので、もうそれじゃなきゃダメなんだとか。身体に馴染んでるのでギブソンだろうがマーティンだろうがギルドだろうがフェンダーだろうがモズライトだろうがフェンダーのストラップを使うのだとタツローさん。
同様の質問で別の超常連のリスナーから「『僕らの夏の夢』と『希望という名の光』は同じギターを使ってるように見えましたが、友人が同じように見えるが別の二本のギターだと教えてくれました。このギターの違いを教えてください」。
ギブソンのチェット・アトキンス・モデルというエレクトリック・アコースティック・ギターで、アコースティック・ギターを電気的に出すエレアコ。ヘッドのかたちが違っていて、一本は半音下げて弾いてる。「僕らの夏の夢」で使っている。もう一本は普通のチューニングでやっている。ときどき半音上げたり、いろいろなやり方をしているが、チューニングを変える場合に二本使うとタツローさん。
・WALK AWAY FROM LOVE
デヴィッド・ラフィンの「WALK AWAY FROM LOVE」は1975年にヴァン・マッコイのプロデュースでニューヨークでレコーディングした曲。
・ライヴに関する質問2
リスナーからの質問で「『MOST OF ALL』のときにテープ出しをされてましたが未だにテープを使用されてるのでしょうか?」。
今はCD-Rなんだそうだ。ハードディスクでもいいがときどき事故があるから、いちばん事故がないCD-Rを使ってるとか。昔はオープンリールのテープだったという。メディアが変わるのはしょうがないので音が一番いいやつを使う。非圧縮でしかやらないのでMP3ではやらないとタツローさん。
・LOVE ME WITH ALL OF YOUR HEART
エンゲルベルト・フンパーディンクはインド系イギリス人。「LOVE ME WITH ALL OF YOUR HEART」(邦題「太陽は燃えている」)は日本では大ヒットしたが調べたら英米ともにチャートインしていない。1970年のアルバム『WE MADE IT HAPPEN』に収録されている。もともとはスペインの曲で英語詩を付けて1964年にレイ・チャールズ・シンガーズが全米トップ10に入れた曲。
・LAY DOWN(CANDLES IN THE RAIN)
「LAY DOWN(CANDLES IN THE RAIN)」はニューヨーク出身のシンガー・ソングライターのメラニーの出世作。1970年、全米6位。エドウィン・ホーキンス・シンガーズをバックに歌っていて、いわゆるゴスペル・ロックの範疇に入る曲。
・すてきなホリデイ
まりやさんの定番としてお馴染みの「すてきなホリデイ」が今年もケンタッキーフライドチキンのクリスマス・キャンペーン・ソングとして11月19日から流れている。11年連続のタイアップ。この曲もクリスマス限定でPC配信。詳しい情報はワーナーミュージック・ジャパンのサイトで。
http://wmg.jp/artist/mariya/index.html
・とん平のヘイ・ユウ・ブルース
1973年に左とん平さんが出した曲。プロデュースはミッキー・カーチス。アレンジは先日お亡くなりになった深町純さん。
・ライヴのMCの落語ネタ
リスナーからの質問で「ライヴのMCの落語ネタについて教えてください」。
「桂米朝師匠の本に書いてあった、道頓堀は昔は汚くてあまりの汚さに大腸菌が死んだという。東京にも同じようなアレがあって、古今亭志ん生師匠の落語の中で、昔は隅田川は白魚が泳いでいたんですけれども、今じゃ白魚が呆れけえってどっか行っちゃった、というネタがあります」とタツローさん。桂米朝師匠のは「祝いの壷」で、古今亭志ん生師匠のほうは「お初徳兵衛」に出てくるそうだ。
・THE KEY TO MY HEART
トニー&ザ・トワイライターズは白人ドゥーワップ・グループ。「THE KEY TO MY HEART」は1960年の曲。
・POCKET MUSIC(LIVE)
「POCKET MUSIC」はアルバムが出たときのツアーでしかやらなかったそうだ。1986年7月30日に中野サンプラザで行われたライヴから。
■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM「山下達郎サンデー・ソングブック」係
■今後の予定
12月12日は、引き続き年末恒例「年忘れリクエスト大会」
12月19日・26日は、おなじみ「年忘れ夫婦放談(ゲスト:竹内まりや)」
http://www.smile-co.co.jp/tats/
[「年忘れリクエスト大会」]
クリスマス・イブ/山下達郎 '83
WHERE WERE YOU WHEN I NEEDED YOU/
AL KOOPER "NAKED SONGS" '72
WALK AWAY FROM LOVE/DAVID RUFFIN '75
LOVE ME WITH ALL OF YOUR HEART/
ENGELBERT HUMPERDINCK "WE MADE IT HAPPEN" '70
LAY DOWN(CANDLES IN THE RAIN)/MELANIE '70
とん平のヘイ・ユウ・ブルース/左とん平 '73
THE KEY TO MY HEART/TONY & THE TWILIGHTERS '60
POCKET MUSIC(LIVE)/山下達郎
(86/07/30 中野サンプラザ)
*番組中で「ポケット・ミュージック」のライブを「郡山文化センター」と述べていますが、中野サンプラザでのライブでした。お詫びして訂正いたします。
訂正しておきました。