サウンドストリート・アーカイブス(4)

2009年03月09日 | Motoharu Radio Show

■サウンドストリート・アーカイブス
2009年3月6日(金) NHK-FM AM0:00 - AM1:00
ナビゲーター: 萩原健太

元春レイディオ・ショー 再放送
「リスナーが選ぶ1985年度マイ・ベスト・レコード特集」 
DJ: 佐野元春

Playlist
[1986年1月27日(月)放送分]
Sun City / Artists United Against Apartheid
Walls Come Tumbling Down / The Style Council
Everybody Wants To Rule The World / Tears For Fears
Never Surrender / Corey Hart
America /Prince & The Revolution
There Must Be An Angel / Eurythmics
Get Back To Country / Neil Young
Summer Of '69 / Bryan Adams
Road To Nowhere / Talking Heads
Saving All My Love For You / Whitney Houston

99 Blues / 佐野元春
---------------------------------------------------
■内容の一部を抜粋
・サウンドストリート・アーカイブス
NHK-FM40年記念特別番組。1978年から9年に渡り放送された「サウンドストリート」から厳選して4週に渡って放送される全20回シリーズ。
http://www.nhk.or.jp/fm/40th/index2.html

・元春レイディオ・ショー再放送
3月3日(火)から3月7日(土)の1週目は5夜連続で佐野元春がDJを担当した月曜日を再放送。
第四回目は1986年1月27日(月)放送分「リスナーが選ぶ1985年度マイ・ベスト・レコード特集」。

・オープニング・テーマ
オープニング・テーマは「So Young」のインストゥルメンタル・ヴァージョン。放送時間は50分。

・リスナーが選ぶ1985年度マイ・ベスト・レコード特集
「今日の特集、決して多数決で選んでゆくといったような、いわゆる1985年度トップ・レコード・ベスト10といったような特集ではありません。 僕は常々このようなことを思ってました。例えばミュージシャンで若いジェネレーションの人たちがいるんだったらば、 評論家だって必ず若いジェネレーションの人たちの中にいるはずだ。 で、この場合、評論家なんていうとちょっと堅い響きがあるので"街のヤング・ロック・ジャーナリストたち"そんなふうに呼びたいと思います」と佐野元春。

・Sun City
スティーヴ・ヴァンザントが中心となったアパルトヘイトに反対するアーティストたちのプロジェクト「Artists United Against Apartheid」が発表した曲。リミックスはアーサー・ベイカー。 

・Walls Come Tumbling Down
「人々よ今こそ立ち上がるべきだ」という気概が伝わってくるとヤング・ロック・ジャーナリストの声。

・Never Surrender
「ある曲がある日突然とても個人的になってしまう。そのときにその曲にある特別な思いが生まれてくる」と佐野元春。雑誌に掲載された「もしも君が夢を持っていたら、その夢が叶うように一所懸命がんばってほしい。絶対にくじけちゃあだめだ」というコリー・ハートの言葉に触れて「Never Surrender」という曲がもっと好きになったというリスナーからの声を紹介した。

・America
プリンスはインタビューで「僕の肌の色に関係なく音楽、ステージをわかってもらいたい。『America』はただひたすら母国を愛する気持ちだよ」と話していたそうだ。

・There Must Be An Angel
「曲の途中の天使のようなハーモニカはスティービー・ワンダーです」と佐野元春。

・Get Back To Country
「あるアーティストが好きになって、好きになればなるほど、もう批評とかそういったものは超えてしまって、その人自身になってしまいたい、そんな気持ちになることがあるかもしれない」と佐野元春。「けなされ笑われても俺は好きなことをやるぜと根性でロックンロール。そしてカントリーを演奏している。僕はニール・ヤングになりたい」とリスナーの声。

・解説
萩原健太による番組解説。1985年、この頃は佐野元春にとって大きな分岐点だったんじゃないかと萩原健太。佐野元春はニューヨークで制作したアルバム『Visitors』をこの「サウンド・ストリート」で3週間に渡って音楽評論家を迎えて語るという特集を組んでいたが、メディアやジャーナリストよりも、まず最初にダイレクトにファンに聴いてもらいたいという思いが強くなっていた。ファンとダイレクトに繋がれる方法はないのかと、かなり模索していたような気が外から見ていてしたのだという。そのひとつがリスナーのメッセージと共に番組を作るというやり方だったんじゃないだろうかと。ほかにも佐野元春責任編集の雑誌「This」を創刊したり、自分のプライヴェート・レーベル「M's Factory」を立ち上げたり、そのような活動をしていた。佐野元春はファンと直接触れられるコンサートをとても大事にしていたが、それ以上にラジオという場も大切にしていたことが伝わってくる放送だったと萩原健太。

・99 Blues
1986年12月1日リリースのアルバム『Cafe Bohemia』に収録された曲。初期の頃はアメリカ音楽への志向が強いという印象だったが、だんだんイギリスのほうに視点がずれはじめた行った頃に作られたアルバムだと萩原健太。

・NHK青春ラジカセ
サウンドストリートは昨年放送開始30年を迎えた。「NHK青春ラジカセ」というウェブサイトで番組録音テープの一部を公開している。3月6日(金)から復刻第六弾の1983年12月12日放送「NYより、クリスマスソング特集」がストリーミング配信されている。
http://www.nhk.or.jp/my-fm-days/

・サウンドストリート21
最終日曜日をのぞく毎週日曜日午後11時からはミュージシャンが月代わりでパーソナリティを務める「サウンドストリート21」も放送している。
http://www.nhk.or.jp/ss21/


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« Sunday Song Book Playlist | トップ | サウンドストリート・アーカ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Motoharu Radio Show」カテゴリの最新記事