Sunday Song Book Playlist

2009年03月01日 | Sunday Song Book

<03月01日プレイリスト>
[棚からひとつかみ]
LOVE SPACE/山下達郎 "SPACY" '77
EARTH ANGEL/THE VOGUES "MEMORIES" '69
YOU BABY/THE RONETTES "PRESENTING THE FABULOUS RONETTES" '64
I DON'T REALLY CARE/L.V. JOHNSON '81
ROCK'N'ROLL TRAIN/AC/DC "BLACK ICE" '08
I FEEL GOOD ALL OVER/STEPHANIE MILLS "IF I WERE YOUR WOMAN" '87
うれしくてさみしい日/竹内まりや "EXPRESSIONS" '08
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■内容の一部を抜粋
・近況
また番組を前倒しで録音している。昨日、今日とNHKホールでライヴ、2回目の東京公演だが全く様子がわからないという。ちゃんとできてるはずだとタツローさん。全国ツアーのスケジュールはタツローさんのホームページに掲載されている。
http://www.smile-co.co.jp/tats/

・棚からひとつかみ
全国ツアー中だが曲書きの仕事が入ってきた。「心ここにあらずという感じでございまして。ここはどこ、私は誰?(笑)」とタツローさん。スケジュールがタイトになってきたので今週は「半分棚つか、半分リクエスト」。

・LOVE SPACE
タツローさんの曲へリクエストが多数寄せられているがバラけているという。今日は1977年のセカンド・アルバム『SPACY』から「LOVE SPACE」。

・EARTH ANGEL
ボーグスは1960年代に大変活躍した白人4人組のヴォーカル・グループ。いわゆるバーバーショップ・スタイルに属するグループ。レターメン、ボーグス、アソシエイションも広義の意味ではそうした声質を持つ。「EARTH ANGEL」はペンギンスのドゥーワップのカヴァー。1969年のアルバム『MEMORIES』からシングル・カットされ全米42位。アーニー・フリーマンのアレンジ。

・YOU BABY
エステル・ヴェネットが亡くなった。ロネッツのリード・ヴォーカルだったロニー・スペクター(ヴェロニカ・ヴェネット)のお姉さん。ロネッツは黒人女性3人組でこの姉妹と従兄弟でヴォーカル・グループを結成していた。「YOU BABY」は1964年のアルバム『PRESENTING THE FABULOUS RONETTES』に収められている。今やロックンロールのスタンダード・ナンバー。バリー・マン/シンシア・ワイルの名作。

・目玉焼きに何をかけるか?
目玉焼きに醤油をかけるのかソースをかけるのかで夫婦でもめたというリスナーの質問。山下家はケチャップだとか。タツローさんはときどき醤油をかけるそうだ。山下家ではすき焼きのつくり方、最初の段取りで未だにもめるのだという。

・I DON'T REALLY CARE
L.V. ジョンソンはシカゴの黒人シンガー、ソングライター、ギタリスト。十代の頃はブルース・ギタリストとして名が通るようになり、タイロン・ディヴィスのバンドでギタリストになった後、レコーディングを手掛けるようになった。1981年にICAというインディ・レーベルから出したシングル「I DON'T REALLY CARE」がいい曲で、タツローさんはずっと探していたという。ようやく最近手に入れたとか。全米ソウル・チャート51位。

・人間ドッグ
リスナーからの質問で「人間ドッグに行ったことはありますか?」。タツローさんはもう10数年前から行ってるそうだ。しかし、数年前に行ってた人間ドッグが辞めてしまったので、しばらく行ってないとか。ツアーが終わったら行ってみようと思っているそうだ。

・ROCK'N'ROLL TRAIN
リスナーからAC/DCの昨年出たニュー・アルバム『BLACK ICE』は「音が腰高に聴こえた」というハガキが届いた。タツローさん自身はアナログでしかAC/DCを聴く気になれないとかでCDは持ってないそうだ。いろんなところでニュー・アルバム『BLACK ICE』のカスタマー・レビューを読むと重低音が不足しているとか書かれているらしい。AC/DCはオール・アナログ・レコーディングを行っているが、マスターはデジタルなのかもしれない、とタツローさん。デジタル・マスターからCDにして、アナログもそれでカッティングしているから若干のデジタルの腰高が否めないと。いっそのこと全部アナログ・マスターからカッティングすればいいのだろうけれど、そうすると今度は配信で音圧が他のに比べかなわないことになる。こういうところでデジタルの弊害が出てきているのだという。デジタルのメディアでプログレッシングしているので本当の意味でのボトム・エンドが不足しているが、演奏のグルーヴはちゃんとしているそうだ。ハード・ロック、ヘヴィメタはデジタルには合わないとタツローさん。番組ではタツローさんが買ったアナログ盤を放送用にボトム・アップして、昔みたいなAC/DCの音にトライしてきた音源をかけた。

・TATSURO FROM NIAGARA
今年のナイアガラ・レーベル30周年アーカイヴ・シリーズのリイシューは『TATSURO FROM NIAGARA』。当時年間契約枚数を消化するため無理矢理出されたアルバムだが、この度めでたく正規盤として出すことになったそうだ。番組は前倒しで録音しているため資料が届いてなく、サンプル盤もタツローさんのところにはまだない。手元に来てから番組で紹介する予定だとか。

・雑誌「BRUTUS」3月1日号
「BRUTUS」3月1日号の特集 “なにしろラジオ好きなもので。” に、タツローさんが「サンデー・ソングブック」について触れたコメントが掲載されている。
http://magazineworld.jp/brutus/657/

・声の調子
ライヴ明けで声が嗄れているというのは、ライヴの打ち上げで飲んで東京に帰ってきて番組を収録しているので嗄れているという意味だとか(笑)。ライヴは大丈夫とタツローさん。

・回文
小学校の授業で回文をやっているのだというリスナーからのハガキを読んで。「肉の多い大乃国」とか「オレと森本レオ」とかそういうのですね、とタツローさん。バンドのメンバーは回文が好きな人が多いのだとか。開演直前の舞台の袖で回文作って笑いながらステージに出て行くとか信じられないことをときどきやっているのだという。

・I FEEL GOOD ALL OVER
ユニヴァーサルでステファニー・ミルズのCDリイシューが盛んに行われているとか。ステファニー・ミルズといえば1980年代後半のアンジェラ・ウィンブッシュの名曲が好きだとタツローさん。「I FEEL GOOD ALL OVER」は1987年の全米ソウル・チャート1位で、ニック・マルティネーニのプロデュースが光っているとか。ステファニー・ミルズはゴスペル出身でほとんどゴスペル・ソングと変わりないそうだ。

・うれしくてさみしい日
リスナーからのリクエスト。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM「山下達郎サンデー・ソングブック」係

■今後の予定
曲書きの仕事があるため来週も「棚つか」。曲書きは3月の中旬に完パケとなるそうだ。そうすると3月の後半からエリー・グリニウィッチのソング・ライター特集、もしくは10年前のモータウン特集のアーカイヴ放送を予定しているそうだ。
03月08日は、レギュラー・プログラム「棚からひとつかみ」

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