Sunday Song Book #961

2011年03月07日 | Sunday Song Book

<03月06日プレイリスト>
[「ひなまつり GIRL SOUND 特集」]
愛してるって言えなくたって/山下達郎 3月9日発売ニュー・シングル
YOU BABY/THE RONETTES "PRESENTING FABULOUS RONETTES" '64
I DON'T WANT TO BE THE ONE/THE ROYALETTES "THE ELEGANT SOUND OF~" '66
GETTING THROUGH TO ME/ANNABELLE FOX '65
TRY TO SEE IT MY WAY/SUE RANEY '67
WHAT SHALL I DO/FRANKIE & THE CLASSICALS '67
GEE WHAT A GUY/YVONNE CARROLL & THE ROULETTES '64
高気圧ガール('09 LIVE VERSION)/山下達郎 3月9日発売ニュー・シングル
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■内容の一部を抜粋
・近況
新曲のレコーディングに入ったそうだ。

・ひなまつり GIRL SOUND 特集
昔はひなまつりの時期になると二年に一度の割合で「ひなまつり GIRL SOUND 特集」を組んでいたが、ここ数年はライヴ・ツアーなどで仕事が詰まっていたためできなかった。今年は久し振りに特集しようと、ずいぶん前から用意していたとか。ここ数年のあいだに集めた作品から厳選して(ただしレコーディング中なので資料までは作れなかったとか)、今週、来週の二週間、「ガール・シンガー、ガール・グループで棚からひとつかみ」という感じで特集する。

・愛してるって言えなくたって
ニュー・シングル「愛してるって言えなくたって」はいよいよ今週3月9日発売。今回は達郎さん一人でレコーディング。ストリングスは服部克久先生にお願いしたそうだ。

・YOU BABY
まずは順当にフィル・スペクターものでロネッツ。1966年のアルバム『PRESENTING FABULOUS RONETTES』に入ってる「YOU BABY」。バリー・マン/シンシア・ワイルの名作。
「つい最近、フィル・スペクターのカタログ、また今度はですね、EMIブラックウッドがソニーのレガシー・シリーズの、これたぶんライセンス契約でしょうね。それでソニー・ミュージックからCDとして発売されました。ロネッツ、クリスタルズ、それからダーレン・ラブ、それからフィル・スペクターの作品集と。ですが、さすがに2011年になりますとオリジナル・マスターの劣化がですね、隠せなくなってきているという。EQとコンプレッサーでえらい持ち上げているんですけれど、やはり'70年代のアナログの艶やとかですね、'90年代の初めの初めてCD化された頃の、私たちのイーストウエストでCD化した頃の艶やかさには比べべくもない、さすがにアナログの劣化はどうしようもなくなってきたんだなっていうのが正直なところであります。ですので、お買い求めになるんでしたら(笑)、営業妨害になるかもしれませんけれども、昔のカタログのほうがよろしいです。だから'90年代の頭のときに、イーストウエストのボックスを出しとけばよかったのに。ホントにね、アラン・クラインさんしょうがないですよね。そんなことぶつぶつ言ってないで。なので今日は'70年代に出たアナログから板起こしで、リアル・ステレオ・ヴァージョンのロネッツのYOU BABY。家でデジタル・プロセッシングでお届けしました。このあいだ出たCDより、こっちのほうが遥かにいい音しているはずです」と達郎さん。

・I DON'T WANT TO BE THE ONE
ロイヤレッツはフィラデルフィアの黒人女性4人組。「IT'S GONNA TAKE A MIRACLE」のヒットで有名。ロイヤレッツといえばテディ・ランダッツオ、テディ・ランダッツオといえばロイヤレッツ。1966年のセカンド・アルバム『THE ELEGANT SOUND OF THE ROYALETTES』に収められている「I DON'T WANT TO BE THE ONE」はメロディアスな作品でテディ・ランダッツオらしい一作。

・GETTING THROUGH TO ME
テディ・ランダッツオの作品からもう一曲。ロイヤレッツの1966年のアルバムには「GETTING THROUGH TO ME」が入ってるが、その1年前に、黒人女性シンガー、アンナベル・フォックスが先にレコーディングしている。作曲、アレンジ、プロデュースはテディ・ランダッツオ。

・レコード棚
リスナーから「達郎さんのレコード棚は壁四面がレコード棚ですか? 引き出し式ですか? どうやって整理しているんでしょう?」という質問。
横に何列もあるブック・シェルフを使ってるという。CD、アナログとも全部A TO Z、コンピレーションも全部A TO Z。コンピレーションCDは全部データベース化して、今はアナログのほうをデータベース化してるという。例えばアーティスト名で検索して探し出すのだとか。CDをA TO Zに並べ替えるのに三年かかったそうだ。こうした特集でシングル盤やCDを棚から出してしまうと、帰ってからすぐに戻さないと、一週間くらい経ってしまうとものぐさになり、山積みになってどこにいったかわからないようになるとか。

・TRY TO SEE IT MY WAY
テディ・ランダッツオはバート・バカラックを意識したところがある。そんなわけでバカラック作品から。
「TRY TO SEE IT MY WAY」はバカラックが音楽を担当したテレビドラマ「ON THE FLIP SIDE」(リック・ネルソン、ジョニー・ソマーズ主演)でジョニー・ソマーズが歌っていた曲。今回はジャズ畑出身のスー・レイニーが歌うヴァージョン。
曲をかけ終えて。
「スー・レイニー。でもガール・シンガーじゃないです、全然(笑)。昔はガール・シンガーだった。固いことはいわない」と達郎さん。

・新曲インフォメーション
1月16日からスタートしたTBS系日曜劇場「冬のサクラ」の主題歌。主演は草なぎ剛さん、今井美樹さん。ニュー・シングル「愛してるって言えなくたって」は3月9日発売。
初回盤には山下達郎オリジナル特典が当たる応募ハガキが封入されている。A賞は「愛してるって言えなくたって」特製アナログ盤で50名。B賞は山下達郎特製音波振動式の携帯歯ブラシを30名(別に達郎さんが作ったわけじゃなくて、なんだかよくわからないが、今、音波振動式の携帯歯ブラシが流行ってるからだとか)。
詳しくはワーナーミュージック・ジャパンのホームページで。
http://wmg.jp/artist/tatsuro/index.html

・プレゼント
番組から「愛してるって言えなくたって」山下達郎特製音波振動式の携帯歯ブラシと「愛してるって言えなくたって」店頭用のサイン入りポスターをそれぞれ10名にプレゼント。

・WHAT SHALL I DO
最近、クラブ関係で多用されている「ノーザン・ソウル」はアップテンポでダンサブルな曲の総称のことだそうだ。いろいろなコンピレーションが出ていて、その中に拾い物がたくさん入ってるという。フランキー&ザ・クラシカルズは女性が歌っている。1967年の「WHAT SHALL I DO」の作曲とプロデュースはテディ・ヴァン。彼の作品でいちばん有名なのは1991年のルーサー・ヴァンドロスの「LOVE POWER」。その共作者。

・GEE WHAT A GUY
ドゥーワップでかけそこなった曲。イヴォンヌ・キャロルは全く素性のわからないシンガー。たぶん黒人じゃないかと思う、と達郎さん。1964年のシングル。

・高気圧ガール('09 LIVE VERSION)
2009年4月25日に札幌のニトリ文化ホール(旧札幌厚生年金会館)で行われた「PERFORMANCE 2008 - 2009 なんちゃって千秋楽」のライヴ・ヴァージョン。ドラムの小笠原くんの生まれ故郷なのではりきってやっている、と達郎さん。

■リクエスト・お便り・プレゼントの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係
■今後の予定
03月13日は、引き続き「ひなまつり GIRL SOUND 特集」
http://www.smile-co.co.jp/tats/

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