Chang! Blog

福岡のハングル検定準2級建築士、そして一児の父の[ちゃん]のブログです

東脊振トンネル初通行・片思いの快適道路

2006年05月28日 | ■にっき
 今住んでいる博多区諸岡から、地元佐賀のみやき町に帰る時は、いつも国道3号線から筑紫野バイパスを経由して帰っています。有料道路150円の投資で1時間程度で帰れる快適ルートですが、この4月に新ルートが開通しました。福岡県那珂川町と佐賀県吉野ヶ里町(旧東脊振村)を結ぶ「東脊振トンネル」がそれ。これまで難路として有名だった坂本トンネルをショートカット。福岡都心と、佐賀東部や筑後地域を結ぶ最短ルートと佐賀県は謳ってますが、実際活用できるルートなのか?試してみました。

 大橋駅前から那賀川町中心部方面は2車線が確保されているものの、ラッシュ時は渋滞が激しそう。1車線になってからはのどかな田舎道ですが、道幅は狭く急カーブの連続。制限速度も30~40km程度で、なかなかの難路です。結局諸岡からトンネル入口まで、40分程かかりました。
 三瀬トンネルに慣れた身には思いのほか短かったトンネルを抜ければ、そこは佐賀県。晴れていれば佐賀平野を一望できる絶景が広がりますが、停まってゆっくり眺める場所がないのは惜しい所。なにやら広い駐車場のある木造の建物を建設中で、観光施設でもできるのでしょうか。
 佐賀県側はトンネル開通に合わせ、制限50kmの高規格道路を整備。カーブはゆるく、エンジンブレーキを利かせながら一気に下ります。その平地に降りるまでが、短いこと短いこと。ものの10分で降りてきてしまいました。みやき町までも目と鼻の先。料金所での休憩を除けば、実家まで1時間で到着しました。

 僕個人の利用区間では、所要時間では筑紫野バイパスと大差なく、料金は筑紫野の150円に対し300円と高いため、毎回使うルートにはならないようです。でも混雑時には混雑区間が短く重宝しそう。なにより、山の緑と佐賀平野の絶景はバイパスにない良さで、2ルートを気分によって使い分けることになりそうです。
 贅沢を言えば、福岡県側の道路が整備されればもっと早くなるのにとは思います。佐賀県側の整備状況と比較すれば差は大きく、このトンネルに掛ける両県の思いの差を示しているようです。

西鉄3000系初乗車・人口減少時代の快適通勤電車

2006年05月28日 | ■旅と鉄道
 このところライブ三昧♪先週のビアンコネロ&ケイタク2マンに続き、今週はデパペペのソロライブへ行く機会が降って湧いてきました!
 ギター2本が奏でる爽やかな初夏の世界。関西テイストのMCもノリノリ。思いっきり2時間半、楽しんできました。

 そんな熱気覚めやらぬ状態での帰り道。福岡天神駅に止っていた普通電車に乗り込み発車を待っていると、向かい側ホームに後続の普通電車として、新型の3000系電車が入ってきました。まだ乗ったことがなかったこの新車のために、迷わず帰宅を10分遅らせることを決定^^;;

 ステンレスの車体は西鉄では初、しかもまだまだ編成は少ないので、ホームで電車を待つ人の注目を集めてました。丸みを帯びた先頭形状も既存の電車にはないスタイルで、新時代の西鉄を感じさせます。
 車内はオール転換クロスシート。特急型8000系と同様、厚みのある座席です。座り心地は私の体型にはちょっと合わない感じですが、それは人それぞれでしょう。
 全席転換可能で、他人と向かい合わせにならないのは良いのですが、ドアと前向き座席の間にデットスペースが生じるのは悩み所。JR九州でも811系・813系の初期型では転換可能だったのが、後期車ではデッキのスペースを増やすために端部は固定式になりました。3000系のデッキはちょっと狭く、今後の増備車では仕様の変更があるかもしれません。
 ただ人口減少時代に突入した昨今。西鉄電車の利用者も年々減り続けており、激しい混雑まで考慮しなくて良くなっているのも事実。快適性を取り、今の仕様で増備されるかもしれません。その意味では、新時代へ向けた試金石の西鉄電車といえるのかも。