Chang! Blog

福岡のハングル検定準2級建築士、そして一児の父の[ちゃん]のブログです

t-way佐賀就航記念!週末韓国【1】夕方の佐賀から旅立つ

2014年03月02日 | ■旅と鉄道
 韓国のLCC・t-way航空が、昨年12月に佐賀~仁川線を就航させました。t-wayの前身である韓星航空は韓国LCCのパイオニアで、一時は経営難に陥りもしましたが、現在は新千歳や福岡、台湾松山などへもネットワークを広げています。
 佐賀就航に際しては、就航記念の特別割引運賃が設定され、価格は何と片道1,000円!残念ながら1,000円運賃はあっという間に満席になりましたが、2,000円席はしばらく残っており、2月最終週末の金土日、韓国に旅立つことにしました。

 佐賀便は、昼過ぎに仁川→佐賀を飛び、夕刻に折り返していくダイヤ。運航は水・金・日なので、金曜日の午後に休めれば、手軽に2泊3日の旅を楽しめます。


 僕の住む久留米から佐賀空港へは、車で1時間ほど。福岡空港よりも近く、広大な無料駐車場があるので、車さえあれば福岡空港よりも便利に使えます。
 これまで佐賀空港には何度も行ったことがありますが、実際に飛行機に乗るのは初めて。干拓地帯を縦断する、どこまでも真っ直ぐな道を飛ばしていきました(停車して撮影)。


 4時過ぎにターミナルに入ってみれば、ご覧の通りの大行列。僕が最後の乗客だったようで、列の最後尾になりました。
 搭乗手続きの開始は1時間半前、締め切りは30分前で割とのんびりしており、次回はもうちょっとギリギリに来てもよいかなと思いました。


 出国手続きの窓口は1つしかなく、出航時刻が近付く中、審査官はテキパキと審査。
 ソウル線就航を契機に作られた国際線ターミナルは、事実上のLCC専用ターミナルながら、県産材が使われたぬくもりある空間でした。


 乗客を待つ、ボーイング737-800。189席を有する、中型機です。審査を通過し、最後の乗客が搭乗したのは出航3分前。何とか間に合いました。
 席は団体さんのお陰で8割以上は埋まっており、席が狭いLCCだけに、なかなかのギッシリ感がありました。


 離陸した飛行機は、有明海のノリ養殖場を見降ろしながら旋回して、高度を稼いでいきます。雲の上に頭を出した平成新山が見えてくる頃、一路仁川へと進路を取りました。
 LCCながら、飲み物・菓子のサービスがあるのは立派です。荷物を預けるのも無料で、LCC離れしたLCCと言われるゆえんでもあります。


 LCCにありがちな遅れもなく、定刻前に仁川空港へ着陸。規程の到着時刻の2分後、18時32分には降り立つことができました。
 ただLCCだけにターミナルは遠く、地下を走るシャトル列車で本ターミナルへと移動します。乗ったことがなかったから、これはこれでいいのだ。


 入国手続き場も余裕があり、あっという間に審査が完了。銀行で両替してもなお余裕を持って、19時発のソウル駅行き列車に間に合うことができました。
 ソウル駅までノンストップで結ぶ直通列車は、快速・快適。8,000ウォン(800円)の特別割引運賃も継続中で、乗車率も半分程度とまずまず好調でした。


 ただ空港鉄道のソウル駅は地下深い上に、列車も数分遅れたため、予定していた急行電車(特別快速格の通勤電車の急行)に間に合いませんでした。
 後続の下り急行列車で、ソウル南部の水原を目指します。通勤客に加え、帰省客も多い金曜夜の列車は満席で、立席券を購入しました。


 カフェ車は、立席券の客には格好の「居場所」です。特に夜20時10分発という時間帯から営業休止状態で、遠慮なく床に座り込む人が目立ちました。
 営業していればマッサージチェア席でゆったりしたところですが、カフェ車もいっぱいで場所がなく、デッキに立って水原までの40分を過ごしました。


 水原で、下りの普通電車に乗り換え。結局、目的地の西井里に着いたのは9時半頃で、これならリムジンバスの方が早かったです。
 西井里駅前でタクシーを捕まえて、友人宅へ。いつの間にか初乗り運賃は、3,000ウォン(300円)にまで値上がりしていました。日本よりはまだまだ安いとはいえ、僕が留学していた10年前に比べれば倍以上です。


 10時前、真新しい高層マンション団地のハヌルチェに到着。友人家族の家に、御厄介になりました。
 友人夫婦の結婚式以来、5年ぶりの再会。お互いの環境は激変しつつも気分は青春時代で、話は尽きませんでした。