西鉄電車では4月6日までの毎週末に、「くらの細道きっぷ」を発売中。各駅から甘木線・大堰駅までの往復乗車券(北野、大城では途中下車可)に、「おちょこ購入補助券」が付く企画乗車券です。
この補助券と200円で特製おちょこを購入すると、沿線の酒蔵で2杯ずつ試飲ができるという酒蔵めぐりの特別企画。5つの蔵を廻れば、10杯も試飲ができてしまうという、左党にはたまらないチケットです。
今年で3年目になる切符ですが、発売第1週の日曜日となる3月9日に、初めて参加してみました。

甘木線の電車は、2両編成。午前中の甘木線は、沿線から天神へ向かう流動が強いのですが、逆方向の電車もさらりと座席が埋まっていました。見たところ、うち半分近くは「くらの細道きっぷ」を持っているようです。
乗客は減少傾向にあり、3月22日の新ダイヤでは学校前、大堰、本郷の3駅が無人駅になる甘木線。くらの細道きっぷは、沿線活性化策の一つでもあります。

北野駅で下車。駅前商店街から北野天満宮の参道へと、ぶらぶら歩いて行きます。北野町は仕事でよく行く場所ではありますが、電車に乗って訪ねると、また違った風景を感じられて新鮮でした。
1つめの蔵は、北野駅から歩いて6分の「千年乃松(ちとせのまつ)酒造」です。

千年乃松酒造は、この週末が蔵開き。おちょこで試飲できる2杯だけではなく、その他の銘柄の試飲や、非売品のマッコリの試飲まで楽しめました。
おでんや地鶏焼き、粕汁などの出店も充実。思わず、1日ゆっくりして行きたくなってしまいます。

お隣の、駅からだと徒歩5分の山口酒造場へ。参道沿いにあり、蔵の風情を感じらる外観です。

中も和風モダンな雰囲気。

試飲は席に案内され、軽いおつまみと共に楽しめます。試飲なのに、「おもてなし」を感じられるのが嬉しいところです。
一杯目は、発泡性のある濁り酒。二杯目は4つの銘柄から選べたので、同行者と別々のものを選んで飲み比べてみました。

北野駅から電車で一駅、大城駅へと移動します。と書くと簡単そうですが、甘木線の電車は30分おき。寒い中駅で待たずに済むよう、パンフレットの時刻表を見つつ移動するのが得策です。
ひさしぶりに降りた大城駅は、駅前スーパーがさら地になり、寂しくなっていました。「よう北野・大城に~Welcom Thank You~」と洒落を効かせていた看板も、今は昔です。

駅から徒歩1分という好立地にあるのが、3蔵目の山の壽酒造。

試飲コーナーのお酒は、デキャンタに入れられていました。
山の壽酒造は酒瓶のデザインのセンスが良く、贈答品にも最適なのですが、逆にラベルが先入観を与えないようにという配慮です。

別途、燻製セット(500円)や紅茶の試飲(100円)を追加すると、お座敷に上がってくつろげます。
紅茶試飲は、みやま市のデリバリー紅茶屋さんの出張で、星野村紅茶など珍しい銘柄も楽しむことができました。酒の間の「和み水」の効果もあるようで、ちょっと酔ってきた胃と体を休めるには最適でした。

さらに2駅乗って、大堰駅で下車。無人化予定の駅ですが、現在も昼間の時間帯は無人駅となっています。
しかし「くらの細道」期間中は案内のため、いつものパートのおばちゃん駅員ではなく、男性駅員が出張してきていました。ワンマン電車にも案内係が添乗しており、初めての観光客でも安心です。

大堰駅の酒蔵2つは、徒歩14分と少し距離があるのですが、途中の土手には菜の花が咲き乱れています。
この日は少し肌寒かったのですが、これから先は春を感じられる風景になりそうです。

残念ながら、井上合名会社はお休み。もう一軒の、博多焼酎研醸へお邪魔しました。
この界隈では珍しい焼酎専門の蔵。試飲は2杯のはずですが、気前よく一通りの銘柄数種類を飲ませてくれました。長期熟成の焼酎には、木樽の色と香りが移り、ウイスキーのような味わいでした。

こんなお洒落な梅酒もあります。ストレートの焼酎を飲みながら、蔵のおじさんと語らっているといい気分になり、ついついお土産にと、酒瓶に手が伸びてしまいます。
帰路は車で駅まで送って頂き、恐縮しきり。楽しいふれあいの時間でした。
お祭り的な雰囲気を楽しめる「城島酒蔵びらき」とは、また違った魅力のある「くらの細道」。ふらりと一杯、楽しみに来てはいかがでしょうか。
この補助券と200円で特製おちょこを購入すると、沿線の酒蔵で2杯ずつ試飲ができるという酒蔵めぐりの特別企画。5つの蔵を廻れば、10杯も試飲ができてしまうという、左党にはたまらないチケットです。
今年で3年目になる切符ですが、発売第1週の日曜日となる3月9日に、初めて参加してみました。

甘木線の電車は、2両編成。午前中の甘木線は、沿線から天神へ向かう流動が強いのですが、逆方向の電車もさらりと座席が埋まっていました。見たところ、うち半分近くは「くらの細道きっぷ」を持っているようです。
乗客は減少傾向にあり、3月22日の新ダイヤでは学校前、大堰、本郷の3駅が無人駅になる甘木線。くらの細道きっぷは、沿線活性化策の一つでもあります。

北野駅で下車。駅前商店街から北野天満宮の参道へと、ぶらぶら歩いて行きます。北野町は仕事でよく行く場所ではありますが、電車に乗って訪ねると、また違った風景を感じられて新鮮でした。
1つめの蔵は、北野駅から歩いて6分の「千年乃松(ちとせのまつ)酒造」です。

千年乃松酒造は、この週末が蔵開き。おちょこで試飲できる2杯だけではなく、その他の銘柄の試飲や、非売品のマッコリの試飲まで楽しめました。
おでんや地鶏焼き、粕汁などの出店も充実。思わず、1日ゆっくりして行きたくなってしまいます。

お隣の、駅からだと徒歩5分の山口酒造場へ。参道沿いにあり、蔵の風情を感じらる外観です。

中も和風モダンな雰囲気。

試飲は席に案内され、軽いおつまみと共に楽しめます。試飲なのに、「おもてなし」を感じられるのが嬉しいところです。
一杯目は、発泡性のある濁り酒。二杯目は4つの銘柄から選べたので、同行者と別々のものを選んで飲み比べてみました。

北野駅から電車で一駅、大城駅へと移動します。と書くと簡単そうですが、甘木線の電車は30分おき。寒い中駅で待たずに済むよう、パンフレットの時刻表を見つつ移動するのが得策です。
ひさしぶりに降りた大城駅は、駅前スーパーがさら地になり、寂しくなっていました。「よう北野・大城に~Welcom Thank You~」と洒落を効かせていた看板も、今は昔です。

駅から徒歩1分という好立地にあるのが、3蔵目の山の壽酒造。

試飲コーナーのお酒は、デキャンタに入れられていました。
山の壽酒造は酒瓶のデザインのセンスが良く、贈答品にも最適なのですが、逆にラベルが先入観を与えないようにという配慮です。

別途、燻製セット(500円)や紅茶の試飲(100円)を追加すると、お座敷に上がってくつろげます。
紅茶試飲は、みやま市のデリバリー紅茶屋さんの出張で、星野村紅茶など珍しい銘柄も楽しむことができました。酒の間の「和み水」の効果もあるようで、ちょっと酔ってきた胃と体を休めるには最適でした。

さらに2駅乗って、大堰駅で下車。無人化予定の駅ですが、現在も昼間の時間帯は無人駅となっています。
しかし「くらの細道」期間中は案内のため、いつものパートのおばちゃん駅員ではなく、男性駅員が出張してきていました。ワンマン電車にも案内係が添乗しており、初めての観光客でも安心です。

大堰駅の酒蔵2つは、徒歩14分と少し距離があるのですが、途中の土手には菜の花が咲き乱れています。
この日は少し肌寒かったのですが、これから先は春を感じられる風景になりそうです。

残念ながら、井上合名会社はお休み。もう一軒の、博多焼酎研醸へお邪魔しました。
この界隈では珍しい焼酎専門の蔵。試飲は2杯のはずですが、気前よく一通りの銘柄数種類を飲ませてくれました。長期熟成の焼酎には、木樽の色と香りが移り、ウイスキーのような味わいでした。

こんなお洒落な梅酒もあります。ストレートの焼酎を飲みながら、蔵のおじさんと語らっているといい気分になり、ついついお土産にと、酒瓶に手が伸びてしまいます。
帰路は車で駅まで送って頂き、恐縮しきり。楽しいふれあいの時間でした。
お祭り的な雰囲気を楽しめる「城島酒蔵びらき」とは、また違った魅力のある「くらの細道」。ふらりと一杯、楽しみに来てはいかがでしょうか。