宿でぐうたら くつろぐのが目的の旅ではありますが、あまりゴロゴロしすぎても体がなまってしまうので、夜の散歩に出かけてみました。
宿を出て、断層上の県道218号線を歩くと、別府・鉄輪のシンボルともいえる湯けむりの風景が広がりました。
温泉の蒸気はいつでも上がるものですが、絶好の湯けむりの景観になるかは、天候次第。街灯に照らされたこの日の湯けむり、なかなか見事でした。
排水溝という排水溝に、温泉が流れ込む鉄輪。蓋の上は、猫にとって絶好の居場所です。
真冬にも関わらず、花が咲いたり、虫の声が聞こえたりするのも、温泉の流れる別府ならでは。
別府のあちこちで見られる、源泉の「マシン」。人工物が、析出物という自然物で侵食されつつあります。
月と湯けむり。
川から湯けむり。
怪しく光る、緑色の湯けむり。
場所によっては路上から、あるいは路上の割れ目からも湯気が立ち上がります。
大地のパワーも感じますが、ここに住むということも、なかなかすごいことなのかも。
翌朝も、12時のチェックアウト時刻ギリギリまでゴロゴロしてから出発。あてもなく、路地裏に迷い込んでみました。
ちょうど前日のBSテレビで鉄輪が特集されていて、テレビ画面で見た地獄蒸し釜が、突如目の前に。宿のおかみさんも、もちろんテレビそのままでした。
路地裏にある、ここちカフェむすびのへ。空き家のまま放置されていた医院を、再生したカフェです。
9時から朝食の営業もあるので、彩葉に泊まってしっかり朝ごはんを食べたい時にも いいですね。
お茶をポットで出してくれるのが嬉しいです。長居を公式に認めて貰った気になれます。
むすびのランチ(1,080円)。メインは肉と魚から選べます。これ以外に、前菜3品が付いていました。
今日の魚は、鯖の香草焼き。体にやさしいご飯です。
2階はギャラリーコーナー。1階と吹き抜けになっています。
帰り際、マスターさんと、
「NHKのブラタモリって知ってます?」
「あ、今日放送ですよね。楽しみにしてるんです。ひょっとして出られたとか?」
「いやいや、気付かないうちに撮影終わってました」
なんて言葉を交わしたのですが、その日の夜の放送では、まさにカフェの裏の断層が大きくクローズアップされてました。早朝のロケだったんでしょうね。
お隣の、冨士屋Gallery一也百(はなやもも)にもお邪魔しました。
明治の旅館建築で、旅館からギャラリーへの再生工事に入る前に、見学させてもらったことがあります。あの頃は大学生、もう15年も経ったんですね。
広い玄関は、いかにも高級旅館といった趣。
広く取られた窓から、ソファに座って庭園を眺めていると、何時間でもゆったりしていたくなります。
珈琲を頼むと、小さなケーキが付いてきました。濃くて、珈琲の味を引き立ててくれます。
そして飲み物を頼めば、館内の見学もOK。
2階は、大きなホールになっています。定期的にイベントもやっているようで、2月25日にはワインを楽しみながらのジャズの夕べがあるんだとか。
明治の旅館で、ほろ酔いで聞くジャズ。想像しただけでも、いい時間を楽しめそうです。
旅館だった頃の部屋も、残されていました。
別府の旅館といえば、鉄筋コンクリート造に改築されたものばかりで、建物そのものに歴史がある旅館は多くありません。旅館としての富士屋にも、泊まってみたかったなと思います。
とはいえ、なかなか古い建物が残らない別府にあって、きちんと再生・活用されているのは喜ばしい限り。別府の観光史の生き証人として、親しまれて行ってほしい存在です。
そう思いませんかニャ?
14時過ぎの高速バスで、鉄輪を立ちました。温泉でのんびりが目的の旅だったけど、広範囲に動かなかった分、じっくり鉄輪を楽しめたように思います。
30代後半、たまにゃこんなのも悪くないなと思った週末旅でした。
宿を出て、断層上の県道218号線を歩くと、別府・鉄輪のシンボルともいえる湯けむりの風景が広がりました。
温泉の蒸気はいつでも上がるものですが、絶好の湯けむりの景観になるかは、天候次第。街灯に照らされたこの日の湯けむり、なかなか見事でした。
排水溝という排水溝に、温泉が流れ込む鉄輪。蓋の上は、猫にとって絶好の居場所です。
真冬にも関わらず、花が咲いたり、虫の声が聞こえたりするのも、温泉の流れる別府ならでは。
別府のあちこちで見られる、源泉の「マシン」。人工物が、析出物という自然物で侵食されつつあります。
月と湯けむり。
川から湯けむり。
怪しく光る、緑色の湯けむり。
場所によっては路上から、あるいは路上の割れ目からも湯気が立ち上がります。
大地のパワーも感じますが、ここに住むということも、なかなかすごいことなのかも。
翌朝も、12時のチェックアウト時刻ギリギリまでゴロゴロしてから出発。あてもなく、路地裏に迷い込んでみました。
ちょうど前日のBSテレビで鉄輪が特集されていて、テレビ画面で見た地獄蒸し釜が、突如目の前に。宿のおかみさんも、もちろんテレビそのままでした。
路地裏にある、ここちカフェむすびのへ。空き家のまま放置されていた医院を、再生したカフェです。
9時から朝食の営業もあるので、彩葉に泊まってしっかり朝ごはんを食べたい時にも いいですね。
お茶をポットで出してくれるのが嬉しいです。長居を公式に認めて貰った気になれます。
むすびのランチ(1,080円)。メインは肉と魚から選べます。これ以外に、前菜3品が付いていました。
今日の魚は、鯖の香草焼き。体にやさしいご飯です。
2階はギャラリーコーナー。1階と吹き抜けになっています。
帰り際、マスターさんと、
「NHKのブラタモリって知ってます?」
「あ、今日放送ですよね。楽しみにしてるんです。ひょっとして出られたとか?」
「いやいや、気付かないうちに撮影終わってました」
なんて言葉を交わしたのですが、その日の夜の放送では、まさにカフェの裏の断層が大きくクローズアップされてました。早朝のロケだったんでしょうね。
お隣の、冨士屋Gallery一也百(はなやもも)にもお邪魔しました。
明治の旅館建築で、旅館からギャラリーへの再生工事に入る前に、見学させてもらったことがあります。あの頃は大学生、もう15年も経ったんですね。
広い玄関は、いかにも高級旅館といった趣。
広く取られた窓から、ソファに座って庭園を眺めていると、何時間でもゆったりしていたくなります。
珈琲を頼むと、小さなケーキが付いてきました。濃くて、珈琲の味を引き立ててくれます。
そして飲み物を頼めば、館内の見学もOK。
2階は、大きなホールになっています。定期的にイベントもやっているようで、2月25日にはワインを楽しみながらのジャズの夕べがあるんだとか。
明治の旅館で、ほろ酔いで聞くジャズ。想像しただけでも、いい時間を楽しめそうです。
旅館だった頃の部屋も、残されていました。
別府の旅館といえば、鉄筋コンクリート造に改築されたものばかりで、建物そのものに歴史がある旅館は多くありません。旅館としての富士屋にも、泊まってみたかったなと思います。
とはいえ、なかなか古い建物が残らない別府にあって、きちんと再生・活用されているのは喜ばしい限り。別府の観光史の生き証人として、親しまれて行ってほしい存在です。
そう思いませんかニャ?
14時過ぎの高速バスで、鉄輪を立ちました。温泉でのんびりが目的の旅だったけど、広範囲に動かなかった分、じっくり鉄輪を楽しめたように思います。
30代後半、たまにゃこんなのも悪くないなと思った週末旅でした。