宿でぐうたら くつろぐのが目的の旅ではありますが、あまりゴロゴロしすぎても体がなまってしまうので、夜の散歩に出かけてみました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/31/d0d683f4f9eda950643ea4c3412724bd.jpg)
宿を出て、断層上の県道218号線を歩くと、別府・鉄輪のシンボルともいえる湯けむりの風景が広がりました。
温泉の蒸気はいつでも上がるものですが、絶好の湯けむりの景観になるかは、天候次第。街灯に照らされたこの日の湯けむり、なかなか見事でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/ef/d5bd09bfc79dd9d849456bb050c797f7.jpg)
排水溝という排水溝に、温泉が流れ込む鉄輪。蓋の上は、猫にとって絶好の居場所です。
真冬にも関わらず、花が咲いたり、虫の声が聞こえたりするのも、温泉の流れる別府ならでは。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/bf/60289217e25a185858d5e9c2c5d33a0b.jpg)
別府のあちこちで見られる、源泉の「マシン」。人工物が、析出物という自然物で侵食されつつあります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/8a/f692b09b496f436d734863c64a070338.jpg)
月と湯けむり。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/0b/b3e3b2f01534907991b151c30b13eab3.jpg)
川から湯けむり。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/eb/fa4ee7d5d0ebbb6f67b3081129949fbd.jpg)
怪しく光る、緑色の湯けむり。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/5c/fdb8c2f86281502f462cbc168576a7dc.jpg)
場所によっては路上から、あるいは路上の割れ目からも湯気が立ち上がります。
大地のパワーも感じますが、ここに住むということも、なかなかすごいことなのかも。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/11/8e2c68b39c13e15b81747efe7dd3dfc0.jpg)
翌朝も、12時のチェックアウト時刻ギリギリまでゴロゴロしてから出発。あてもなく、路地裏に迷い込んでみました。
ちょうど前日のBSテレビで鉄輪が特集されていて、テレビ画面で見た地獄蒸し釜が、突如目の前に。宿のおかみさんも、もちろんテレビそのままでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/0a/589cbb062fd858cbb36d03e25f2a1692.jpg)
路地裏にある、ここちカフェむすびのへ。空き家のまま放置されていた医院を、再生したカフェです。
9時から朝食の営業もあるので、彩葉に泊まってしっかり朝ごはんを食べたい時にも いいですね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/43/516d6d6cf42d7e66a511f1c8e3ea2840.jpg)
お茶をポットで出してくれるのが嬉しいです。長居を公式に認めて貰った気になれます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/20/cae36f11f80a6a1529f9ed9601866454.jpg)
むすびのランチ(1,080円)。メインは肉と魚から選べます。これ以外に、前菜3品が付いていました。
今日の魚は、鯖の香草焼き。体にやさしいご飯です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/db/b8de971dd853179cb434eb68582c4e02.jpg)
2階はギャラリーコーナー。1階と吹き抜けになっています。
帰り際、マスターさんと、
「NHKのブラタモリって知ってます?」
「あ、今日放送ですよね。楽しみにしてるんです。ひょっとして出られたとか?」
「いやいや、気付かないうちに撮影終わってました」
なんて言葉を交わしたのですが、その日の夜の放送では、まさにカフェの裏の断層が大きくクローズアップされてました。早朝のロケだったんでしょうね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/4e/95c59fdb49fd7d6c99f7ab0786dc6b5b.jpg)
お隣の、冨士屋Gallery一也百(はなやもも)にもお邪魔しました。
明治の旅館建築で、旅館からギャラリーへの再生工事に入る前に、見学させてもらったことがあります。あの頃は大学生、もう15年も経ったんですね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/9f/6208dfdb82a83af61a51c30b8dc79576.jpg)
広い玄関は、いかにも高級旅館といった趣。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/91/f078f74027eb5b6ec897ce56d92d5ffd.jpg)
広く取られた窓から、ソファに座って庭園を眺めていると、何時間でもゆったりしていたくなります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/5d/6d38a3cd7e376856107a1db5d6c3a467.jpg)
珈琲を頼むと、小さなケーキが付いてきました。濃くて、珈琲の味を引き立ててくれます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/90/3e6d626215b8d48189f57fb0cdb7dad7.jpg)
そして飲み物を頼めば、館内の見学もOK。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/2a/702b97160504d33f21ff004b940dab09.jpg)
2階は、大きなホールになっています。定期的にイベントもやっているようで、2月25日にはワインを楽しみながらのジャズの夕べがあるんだとか。
明治の旅館で、ほろ酔いで聞くジャズ。想像しただけでも、いい時間を楽しめそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/1c/89609bee6a1993a4e739642187b6a997.jpg)
旅館だった頃の部屋も、残されていました。
別府の旅館といえば、鉄筋コンクリート造に改築されたものばかりで、建物そのものに歴史がある旅館は多くありません。旅館としての富士屋にも、泊まってみたかったなと思います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/81/ce013a7fa8315d2db11f292c6a77b0fe.jpg)
とはいえ、なかなか古い建物が残らない別府にあって、きちんと再生・活用されているのは喜ばしい限り。別府の観光史の生き証人として、親しまれて行ってほしい存在です。
そう思いませんかニャ?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/fe/155b2f178e071c03b4be63ef78f08cc5.jpg)
14時過ぎの高速バスで、鉄輪を立ちました。温泉でのんびりが目的の旅だったけど、広範囲に動かなかった分、じっくり鉄輪を楽しめたように思います。
30代後半、たまにゃこんなのも悪くないなと思った週末旅でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/31/d0d683f4f9eda950643ea4c3412724bd.jpg)
宿を出て、断層上の県道218号線を歩くと、別府・鉄輪のシンボルともいえる湯けむりの風景が広がりました。
温泉の蒸気はいつでも上がるものですが、絶好の湯けむりの景観になるかは、天候次第。街灯に照らされたこの日の湯けむり、なかなか見事でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/ef/d5bd09bfc79dd9d849456bb050c797f7.jpg)
排水溝という排水溝に、温泉が流れ込む鉄輪。蓋の上は、猫にとって絶好の居場所です。
真冬にも関わらず、花が咲いたり、虫の声が聞こえたりするのも、温泉の流れる別府ならでは。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/bf/60289217e25a185858d5e9c2c5d33a0b.jpg)
別府のあちこちで見られる、源泉の「マシン」。人工物が、析出物という自然物で侵食されつつあります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/8a/f692b09b496f436d734863c64a070338.jpg)
月と湯けむり。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/0b/b3e3b2f01534907991b151c30b13eab3.jpg)
川から湯けむり。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/eb/fa4ee7d5d0ebbb6f67b3081129949fbd.jpg)
怪しく光る、緑色の湯けむり。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/5c/fdb8c2f86281502f462cbc168576a7dc.jpg)
場所によっては路上から、あるいは路上の割れ目からも湯気が立ち上がります。
大地のパワーも感じますが、ここに住むということも、なかなかすごいことなのかも。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/11/8e2c68b39c13e15b81747efe7dd3dfc0.jpg)
翌朝も、12時のチェックアウト時刻ギリギリまでゴロゴロしてから出発。あてもなく、路地裏に迷い込んでみました。
ちょうど前日のBSテレビで鉄輪が特集されていて、テレビ画面で見た地獄蒸し釜が、突如目の前に。宿のおかみさんも、もちろんテレビそのままでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/0a/589cbb062fd858cbb36d03e25f2a1692.jpg)
路地裏にある、ここちカフェむすびのへ。空き家のまま放置されていた医院を、再生したカフェです。
9時から朝食の営業もあるので、彩葉に泊まってしっかり朝ごはんを食べたい時にも いいですね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/43/516d6d6cf42d7e66a511f1c8e3ea2840.jpg)
お茶をポットで出してくれるのが嬉しいです。長居を公式に認めて貰った気になれます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/20/cae36f11f80a6a1529f9ed9601866454.jpg)
むすびのランチ(1,080円)。メインは肉と魚から選べます。これ以外に、前菜3品が付いていました。
今日の魚は、鯖の香草焼き。体にやさしいご飯です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/db/b8de971dd853179cb434eb68582c4e02.jpg)
2階はギャラリーコーナー。1階と吹き抜けになっています。
帰り際、マスターさんと、
「NHKのブラタモリって知ってます?」
「あ、今日放送ですよね。楽しみにしてるんです。ひょっとして出られたとか?」
「いやいや、気付かないうちに撮影終わってました」
なんて言葉を交わしたのですが、その日の夜の放送では、まさにカフェの裏の断層が大きくクローズアップされてました。早朝のロケだったんでしょうね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/4e/95c59fdb49fd7d6c99f7ab0786dc6b5b.jpg)
お隣の、冨士屋Gallery一也百(はなやもも)にもお邪魔しました。
明治の旅館建築で、旅館からギャラリーへの再生工事に入る前に、見学させてもらったことがあります。あの頃は大学生、もう15年も経ったんですね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/9f/6208dfdb82a83af61a51c30b8dc79576.jpg)
広い玄関は、いかにも高級旅館といった趣。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/91/f078f74027eb5b6ec897ce56d92d5ffd.jpg)
広く取られた窓から、ソファに座って庭園を眺めていると、何時間でもゆったりしていたくなります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/5d/6d38a3cd7e376856107a1db5d6c3a467.jpg)
珈琲を頼むと、小さなケーキが付いてきました。濃くて、珈琲の味を引き立ててくれます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/90/3e6d626215b8d48189f57fb0cdb7dad7.jpg)
そして飲み物を頼めば、館内の見学もOK。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/2a/702b97160504d33f21ff004b940dab09.jpg)
2階は、大きなホールになっています。定期的にイベントもやっているようで、2月25日にはワインを楽しみながらのジャズの夕べがあるんだとか。
明治の旅館で、ほろ酔いで聞くジャズ。想像しただけでも、いい時間を楽しめそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/1c/89609bee6a1993a4e739642187b6a997.jpg)
旅館だった頃の部屋も、残されていました。
別府の旅館といえば、鉄筋コンクリート造に改築されたものばかりで、建物そのものに歴史がある旅館は多くありません。旅館としての富士屋にも、泊まってみたかったなと思います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/81/ce013a7fa8315d2db11f292c6a77b0fe.jpg)
とはいえ、なかなか古い建物が残らない別府にあって、きちんと再生・活用されているのは喜ばしい限り。別府の観光史の生き証人として、親しまれて行ってほしい存在です。
そう思いませんかニャ?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/fe/155b2f178e071c03b4be63ef78f08cc5.jpg)
14時過ぎの高速バスで、鉄輪を立ちました。温泉でのんびりが目的の旅だったけど、広範囲に動かなかった分、じっくり鉄輪を楽しめたように思います。
30代後半、たまにゃこんなのも悪くないなと思った週末旅でした。