仁川空港へのアクセス鉄道・空港鉄道は2007年の開業以来、批判にさらされてきました。少ない乗客、国による巨額の赤字補てん、華美に過ぎる施設…
当初は金浦空港から仁川空港間の部分開業で、市内へは乗り換えが必要とあっては利用が少ないのも当然。ソウル駅まで全線開業で、初めて本領発揮できる路線でした。
苦節3年半が過ぎ2010年末、ついに空港鉄道は全線開業。ソウル駅から仁川空港まで、最速43分で結ばれました。
今回の旅は船+鉄道だったので仁川空港に用はないのですが、ノンストップ43分を体感したくて、ソウル市内から仁川空港まで往復してみました。
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巨大なソウル駅のコンコース。
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空港鉄道の乗り場は、端の方にあります。ハングルを解さない人は、IBK(企業銀行)の看板を目印にした方が分かりやすいかも。
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コンコースからは長いエスカレーターを乗り継ぎ、下って行きます。同じ駅内とは言っても、列車からの乗り換えには15~20分くらい見ておいた方が良さそうです。
地下鉄1、4号線からの乗り換えだとさらに遠く、直通の地下通路がないため、ソウル駅のコンコースに一度上がらねばなりません。地下鉄駅からソウル駅の通路はいつも混み合ってて、荷物が多いと辛いかも。市内からなら、路上から乗れるリムジンバスがラクかもしれません。
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仁川空港まではノンストップの「直通」と各駅停車の「一般」があり、改札口はフロアで分かれています。早くて快適な直通は、オレンジ色のサインを目印に。
カウンターの奥には都心空港ターミナルがあり、飛行機への手荷物はここで預けることも可能。旅行の最終日はまずここで荷物を預け、身軽になって最後の観光!がツウの利用法…という記事を見たことがあります。なにせ飛行機をあまり使わないので、このあたり少し疎いです(^^;;
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直通列車の切符もICカード式。入場時はタッチ、出場時は改札口に投入します。裏面に座席番号が記載されていますが、何度も使ううちにすり切れるのか、券面はなんとも見にくかったです。
直通電車の空港までの運賃は、13,800ウォン。15,000ウォン前後のリムジンバスより早くて安いのですが、利用が低迷しているのか現在は8,000ウォンの特割運賃になっています。
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リクライニングシートが並ぶ直通電車。乗車率は2割といったところでしょうか…土曜日で、日本はGWであることを考えると、少し寂しい気も。一般列車乗り場へのエスカレーターは混み合っていたので、あちらの乗り具合も気になります。
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ソウル市内を地下で駆け抜け、初めて地上に出るのは漢江を渡る時。
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主に国内線が発着する「ソウルの羽田」こと金浦空港も通過して、仁川空港へと急ぎます。車窓にはライバル、空港座席バスの姿も。「直通」と互角のスピードで走ります。
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広大な干潟を眺めながら。雄大な車窓が広がります。シーズンには空港から先の海岸まで「海列車」も走り、レジャー客の獲得にも頑張る空港鉄道です。
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巨大なガラス張りドームの、仁川空港駅着。KTXを迎える計画もあり、ホームの増設工事が進んでいました。
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直通列車の乗客用ラウンジ。会社の応接室みたい。
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仁川空港でも直通と一般の改札は分かれており、ターミナルからなら右手の、オレンジの改札が目印。直通の運行間隔は30分で、先発する一般に乗ってしまった方が早いシーンも多いのですが、せっかくの旅行なら、くつろげる直通がおすすめです。
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空港見物もそこそこに、空港駅に引き返します。
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帰路は一般列車で。青の改札が目印です。
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ソウル駅行きの一般列車に乗り込みます。
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空港から2駅の雲西駅で降りてみました。
自転車の積み込みは、空港鉄道でもOK。島の海岸サイクリングを楽しめます。
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雲西は永宗島内の街なのですが、さすが鉄道で陸続きになると、「島」らしい風情には乏しくなります。高層ビルが立ち並ぶ、ありふれたソウル郊外の街になっていました。
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雲西からの電車は席が埋まっており、立つことに。ガラガラのイメージがあった空港鉄道ですが、全通効果か!?
ただ夕方の市内行きの利用者は空港勤務者がメインのようで、身軽な服装の乗客が目立ちます。仁川市内に住む人が多いのか、仁川メトロとの接続駅の桂陽で降りる人が多く、席にもありつけました。
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金浦空港で乗ってくる人も少なく、地下鉄他線に比べて、空席も目立つままソウル市内へ。弘大前駅で下車。土曜日の夕方、繁華街のこの駅で降りる人も多く、普通の電車としての利用も多い様子が見て取れました。
バスが根付いた中、高速の直通列車をもってしても需要の切り崩しは容易ではないようですが、渋滞に左右されない頼れる足として頑張ってほしいものです。
当初は金浦空港から仁川空港間の部分開業で、市内へは乗り換えが必要とあっては利用が少ないのも当然。ソウル駅まで全線開業で、初めて本領発揮できる路線でした。
苦節3年半が過ぎ2010年末、ついに空港鉄道は全線開業。ソウル駅から仁川空港まで、最速43分で結ばれました。
今回の旅は船+鉄道だったので仁川空港に用はないのですが、ノンストップ43分を体感したくて、ソウル市内から仁川空港まで往復してみました。
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巨大なソウル駅のコンコース。
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空港鉄道の乗り場は、端の方にあります。ハングルを解さない人は、IBK(企業銀行)の看板を目印にした方が分かりやすいかも。
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コンコースからは長いエスカレーターを乗り継ぎ、下って行きます。同じ駅内とは言っても、列車からの乗り換えには15~20分くらい見ておいた方が良さそうです。
地下鉄1、4号線からの乗り換えだとさらに遠く、直通の地下通路がないため、ソウル駅のコンコースに一度上がらねばなりません。地下鉄駅からソウル駅の通路はいつも混み合ってて、荷物が多いと辛いかも。市内からなら、路上から乗れるリムジンバスがラクかもしれません。
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仁川空港まではノンストップの「直通」と各駅停車の「一般」があり、改札口はフロアで分かれています。早くて快適な直通は、オレンジ色のサインを目印に。
カウンターの奥には都心空港ターミナルがあり、飛行機への手荷物はここで預けることも可能。旅行の最終日はまずここで荷物を預け、身軽になって最後の観光!がツウの利用法…という記事を見たことがあります。なにせ飛行機をあまり使わないので、このあたり少し疎いです(^^;;
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直通列車の切符もICカード式。入場時はタッチ、出場時は改札口に投入します。裏面に座席番号が記載されていますが、何度も使ううちにすり切れるのか、券面はなんとも見にくかったです。
直通電車の空港までの運賃は、13,800ウォン。15,000ウォン前後のリムジンバスより早くて安いのですが、利用が低迷しているのか現在は8,000ウォンの特割運賃になっています。
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リクライニングシートが並ぶ直通電車。乗車率は2割といったところでしょうか…土曜日で、日本はGWであることを考えると、少し寂しい気も。一般列車乗り場へのエスカレーターは混み合っていたので、あちらの乗り具合も気になります。
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ソウル市内を地下で駆け抜け、初めて地上に出るのは漢江を渡る時。
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主に国内線が発着する「ソウルの羽田」こと金浦空港も通過して、仁川空港へと急ぎます。車窓にはライバル、空港座席バスの姿も。「直通」と互角のスピードで走ります。
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広大な干潟を眺めながら。雄大な車窓が広がります。シーズンには空港から先の海岸まで「海列車」も走り、レジャー客の獲得にも頑張る空港鉄道です。
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巨大なガラス張りドームの、仁川空港駅着。KTXを迎える計画もあり、ホームの増設工事が進んでいました。
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直通列車の乗客用ラウンジ。会社の応接室みたい。
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仁川空港でも直通と一般の改札は分かれており、ターミナルからなら右手の、オレンジの改札が目印。直通の運行間隔は30分で、先発する一般に乗ってしまった方が早いシーンも多いのですが、せっかくの旅行なら、くつろげる直通がおすすめです。
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空港見物もそこそこに、空港駅に引き返します。
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帰路は一般列車で。青の改札が目印です。
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ソウル駅行きの一般列車に乗り込みます。
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空港から2駅の雲西駅で降りてみました。
自転車の積み込みは、空港鉄道でもOK。島の海岸サイクリングを楽しめます。
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雲西は永宗島内の街なのですが、さすが鉄道で陸続きになると、「島」らしい風情には乏しくなります。高層ビルが立ち並ぶ、ありふれたソウル郊外の街になっていました。
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雲西からの電車は席が埋まっており、立つことに。ガラガラのイメージがあった空港鉄道ですが、全通効果か!?
ただ夕方の市内行きの利用者は空港勤務者がメインのようで、身軽な服装の乗客が目立ちます。仁川市内に住む人が多いのか、仁川メトロとの接続駅の桂陽で降りる人が多く、席にもありつけました。
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金浦空港で乗ってくる人も少なく、地下鉄他線に比べて、空席も目立つままソウル市内へ。弘大前駅で下車。土曜日の夕方、繁華街のこの駅で降りる人も多く、普通の電車としての利用も多い様子が見て取れました。
バスが根付いた中、高速の直通列車をもってしても需要の切り崩しは容易ではないようですが、渋滞に左右されない頼れる足として頑張ってほしいものです。