最終日、4月26日の朝は、金沢駅前のビジネスホテルで目覚めました。9,000円という値段でしたが、部屋の広さも付帯設備も、昨日の富山の方が格段に上だったように感じました。
駅前という立地ゆえか、金沢という観光地価格か。おそらくその両方でしょう。
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朝9時半の新幹線で東京に向う計画ですが、わずかな時間も有効活用。朝7時半、コミュニティサイクル「まちのり」を借りて、まちなかサイクリングに出かけました。
一定時間借りっ放しの「レンタルサイクル」ではなく、市内各所に設けられたサイクルポートの自転車を「シェア」するシステムです。ポートからポートまで20分以内に返却すれば、1日の利用料金は200円でOKです。
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利用にはクレジットカードの登録が必要。ポートでの貸し出し時には暗証番号を入力するか、登録した手持ちのICカードをかざせばOKです。
毎回端末本体での操作が必要な暗証番号よりも、車輪の固定台の読み取り機にかざすだけのICカードの方が、簡単、便利に感じました。
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さっそく自転車に乗って、目的地にGo! 自転車ならば狭い路地にも入れて、バスやタクシーとはまったく違う風景を楽しめます。いいじゃん。
東山ポートに着くと、げげ、「在庫」0台。つまり自分たちが乗ってきた自転車が誰かに乗られてしまうと、移動手段を失ってしまう状態です。それは不安なので、いったん返却してリセットしてから、再度借りました。これじゃあ普通のレンタルサイクルと変わりません。
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東町の茶屋街を、自転車を押しながらブラブラ。昼間は観光客で溢れるのでしょうけれども、早朝とあって行きかう人は地元の人ばかり。挨拶を交わしつつ、地元人気分を味わいました。
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尾張町ポートには1台だけ停めてあったので、まあ大丈夫かなと駐車してぶらぶら。帰ってきた時に自転車があるのかどうか不安というのは、精神衛生上あまりよろしくありません。
実は昨日も利用を考えていたのですが、ポートというポートに自転車がなくて断念した経緯があります。富山のような日常利用メインならばストックも充分かもしれませんが、「観光特需」に沸く金沢ではやや使いにくいものになってしまっているようでした。
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とはいえ自転車を押さずにブラブラ歩くもの、また気分が違っていいもの。レンタルサイクルと違い、体力しだいではバスや歩きに切り替えてもいいわけで、システムとしてはいいものだと思います。
浅野川沿いの主計町茶屋街、いい雰囲気で歩いているだけでも楽しくなりました。
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1時間半の早朝サイクリングを終え、いよいよ今回の旅のメインともいえる、北陸新幹線に乗る時がやってきました!ピカピカの改札口を抜け、真新しいホームへと上がっていきます。
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予約したのは、速達タイプの「かがやき」ではなく、主要駅停車タイプの「はくたか」。今春開業した金沢~長野間では各駅停車になります。各駅をじっくり眺められるという趣味的な理由よりも、「はくたか」ならネット割で1割引という経済的な理由が大です。
「かがやき」も「はくたか」も、車両は同じE7/W7系。最近のJR東日本の新幹線、一時期に比べてずいぶんかっこよくなった気がします。
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12号車は、デッキの質感まで違う最上級シート「グランクラス」。興味はありましたが、大枚一万数千円を払う勇気はありませんでした。
グランクラスやグリーン車への、見学の立ち入りは遠慮下さい旨の放送が流れており、開業間もない時期ならではです。
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普通車は枕が上下できるようになっており、座高の高い僕でも(!?)頭が落ち着きます。リクライニングを倒すと座面が軽く持ち上がり、体をしっかり支えてくれる機構もあって、2時間半ならば普通車でも充分快適です。
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洗面所は、鏡の両脇に照明を縦に並べるJR西日本スタイルと、洗面台が大きいJR東日本スタイルが共存。JR東海エリアを飛び越え、東西のJRが手をつないだ新幹線らしい内装です。
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北陸新幹線の車窓でも、もっとも見所と言われる立山連峰が見えてきました。
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黒部宇奈月温泉駅は、ホームも「立山あおぐ特等席」。
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さらに糸魚川まで来れば、車窓左手に青空を映す日本海まで。
近年の新幹線はトンネルばかり、高架区間でも防音壁で阻まれ車窓が広がらない・・・という区間が多い印象がありますが、北陸新幹線はいい景色が続き、飽きません。東海道新幹線に次ぐ、風光明媚な新幹線と言えそうです。
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ただし弱点も。多くを占めるトンネル区間では、ケータイがつながりません。山陽新幹線ですら未だ使えない区間が多く、北陸新幹線に通信環境を求めるのは酷な気もしますが、望む乗客は多いことでしょう。
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上越妙高の前後は、高原を走る新幹線といった雰囲気。各駅とも十数人程度の乗り降りがあり、1時間に1本の各駅停車も、なくてはならない新幹線です。
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歓迎メッセージに出迎えられれば、長野です。
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その後は既開業区間の主要駅に停車しながら走り、大宮、上野で乗客を吐き出し東京へ。一昨日は乗り越えた上野東京ラインを、今度はくぐって行きます。
金沢~東京間を多くの駅に停車しながら、それでも3時間弱で走り抜けました。つい数年前まで夜行列車すら走っていたような区間であり、隔世の感があります。
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京浜東北線で浜松町へ抜け、竹芝桟橋へやってきました。東京に戻られた「島旅仲間」と合流、行きかう船を眺めながら昼酒をあおりました。少し風は肌寒かったけど、思いは早くも、いつか旅したい伊豆諸島へ飛んでいました。
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日曜日の夕刻、ぼちぼち九州へ戻るべき時間です。相方はJAL、僕はANAの陸マイラーなので、20分差の飛行機に「分乗」して福岡空港へ飛び立ちました。
陽の長くなってきた5月、東海道・山陽道の「空からの風景」を楽しめたのは思わぬ余得。東京ドームと新宿の高層ビル街を見下ろしながら、ぐんぐん高度を上げ・・・
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爆発しないことを願いつつ、富士の山を見下ろし・・・
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広島市街地の、デルタ状の平地も手に取るよう。
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下関側から北九州市側を望みます。海の真ん中には、秋に訪れた六連島のかわいい姿も。
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玄界灘に出れば大島と、3月に「椿祭り」を見物した地島の姿も望むことができました。
わずか2時間の間に、今までの旅先を一気に復習。景色さえ楽しめれば、空の旅も悪くはありません。
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福岡空港に着くころには、真っ赤な夕焼けの空に。カメラを向ける人も、多く見られました。
駅前という立地ゆえか、金沢という観光地価格か。おそらくその両方でしょう。
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朝9時半の新幹線で東京に向う計画ですが、わずかな時間も有効活用。朝7時半、コミュニティサイクル「まちのり」を借りて、まちなかサイクリングに出かけました。
一定時間借りっ放しの「レンタルサイクル」ではなく、市内各所に設けられたサイクルポートの自転車を「シェア」するシステムです。ポートからポートまで20分以内に返却すれば、1日の利用料金は200円でOKです。
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利用にはクレジットカードの登録が必要。ポートでの貸し出し時には暗証番号を入力するか、登録した手持ちのICカードをかざせばOKです。
毎回端末本体での操作が必要な暗証番号よりも、車輪の固定台の読み取り機にかざすだけのICカードの方が、簡単、便利に感じました。
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さっそく自転車に乗って、目的地にGo! 自転車ならば狭い路地にも入れて、バスやタクシーとはまったく違う風景を楽しめます。いいじゃん。
東山ポートに着くと、げげ、「在庫」0台。つまり自分たちが乗ってきた自転車が誰かに乗られてしまうと、移動手段を失ってしまう状態です。それは不安なので、いったん返却してリセットしてから、再度借りました。これじゃあ普通のレンタルサイクルと変わりません。
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東町の茶屋街を、自転車を押しながらブラブラ。昼間は観光客で溢れるのでしょうけれども、早朝とあって行きかう人は地元の人ばかり。挨拶を交わしつつ、地元人気分を味わいました。
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尾張町ポートには1台だけ停めてあったので、まあ大丈夫かなと駐車してぶらぶら。帰ってきた時に自転車があるのかどうか不安というのは、精神衛生上あまりよろしくありません。
実は昨日も利用を考えていたのですが、ポートというポートに自転車がなくて断念した経緯があります。富山のような日常利用メインならばストックも充分かもしれませんが、「観光特需」に沸く金沢ではやや使いにくいものになってしまっているようでした。
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とはいえ自転車を押さずにブラブラ歩くもの、また気分が違っていいもの。レンタルサイクルと違い、体力しだいではバスや歩きに切り替えてもいいわけで、システムとしてはいいものだと思います。
浅野川沿いの主計町茶屋街、いい雰囲気で歩いているだけでも楽しくなりました。
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1時間半の早朝サイクリングを終え、いよいよ今回の旅のメインともいえる、北陸新幹線に乗る時がやってきました!ピカピカの改札口を抜け、真新しいホームへと上がっていきます。
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予約したのは、速達タイプの「かがやき」ではなく、主要駅停車タイプの「はくたか」。今春開業した金沢~長野間では各駅停車になります。各駅をじっくり眺められるという趣味的な理由よりも、「はくたか」ならネット割で1割引という経済的な理由が大です。
「かがやき」も「はくたか」も、車両は同じE7/W7系。最近のJR東日本の新幹線、一時期に比べてずいぶんかっこよくなった気がします。
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12号車は、デッキの質感まで違う最上級シート「グランクラス」。興味はありましたが、大枚一万数千円を払う勇気はありませんでした。
グランクラスやグリーン車への、見学の立ち入りは遠慮下さい旨の放送が流れており、開業間もない時期ならではです。
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普通車は枕が上下できるようになっており、座高の高い僕でも(!?)頭が落ち着きます。リクライニングを倒すと座面が軽く持ち上がり、体をしっかり支えてくれる機構もあって、2時間半ならば普通車でも充分快適です。
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洗面所は、鏡の両脇に照明を縦に並べるJR西日本スタイルと、洗面台が大きいJR東日本スタイルが共存。JR東海エリアを飛び越え、東西のJRが手をつないだ新幹線らしい内装です。
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北陸新幹線の車窓でも、もっとも見所と言われる立山連峰が見えてきました。
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黒部宇奈月温泉駅は、ホームも「立山あおぐ特等席」。
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さらに糸魚川まで来れば、車窓左手に青空を映す日本海まで。
近年の新幹線はトンネルばかり、高架区間でも防音壁で阻まれ車窓が広がらない・・・という区間が多い印象がありますが、北陸新幹線はいい景色が続き、飽きません。東海道新幹線に次ぐ、風光明媚な新幹線と言えそうです。
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上越妙高の前後は、高原を走る新幹線といった雰囲気。各駅とも十数人程度の乗り降りがあり、1時間に1本の各駅停車も、なくてはならない新幹線です。
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歓迎メッセージに出迎えられれば、長野です。
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金沢~東京間を多くの駅に停車しながら、それでも3時間弱で走り抜けました。つい数年前まで夜行列車すら走っていたような区間であり、隔世の感があります。
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日曜日の夕刻、ぼちぼち九州へ戻るべき時間です。相方はJAL、僕はANAの陸マイラーなので、20分差の飛行機に「分乗」して福岡空港へ飛び立ちました。
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広島市街地の、デルタ状の平地も手に取るよう。
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下関側から北九州市側を望みます。海の真ん中には、秋に訪れた六連島のかわいい姿も。
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玄界灘に出れば大島と、3月に「椿祭り」を見物した地島の姿も望むことができました。
わずか2時間の間に、今までの旅先を一気に復習。景色さえ楽しめれば、空の旅も悪くはありません。
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福岡空港に着くころには、真っ赤な夕焼けの空に。カメラを向ける人も、多く見られました。