Chang! Blog

福岡のハングル検定準2級建築士、そして一児の父の[ちゃん]のブログです

神戸・大阪週末旅行【2】大阪周遊パスでお上りさん

2013年05月20日 | ■旅と鉄道
神戸・大阪の旅2日目は、大阪の街を巡りました。


宿泊先の六甲アイランドから六甲ライナーで魚崎まで出て、梅田までは阪神電車の直通特急で。魚崎~梅田間は280円ですが、アイランドセンター駅のチケットショップ自販機で土休日回数券を買ったので、240円で済みました。
関西ではICカードより、チケットショップの方がトクだ!と言っていた、元関西在住者の友人の言葉を思い出します。

梅田の地下鉄定期券売り場で「大阪周遊パス」2千円也を購入。これで大阪市周辺の地下鉄・私鉄・市バス乗り放題。さらに大阪の主要観光施設の入場券が、どっさり付いてきます。
市営の観光施設はもちろん、温泉施設や遊覧船まで多彩なラインナップ。フル活用すればいくらトクできることやら?と思うほどの大盤振る舞いです。

今回は天気もよいので、展望スポットを中心に巡ることにしました。名付けて「大阪お上りさんツアー」!


まずは梅田駅の北側・通称「うめきた」へ。ヨドバシカメラにも賑わっていましたが、今注目なのがココ、グランフロント大阪!先月26日にオープンしたばかりの複合施設です。
巨大なタワービル3棟に、商業施設もぎっしり。オープン間もないということで、来訪者も大挙押し寄せていました。


一方、新梅田シティとの間にあった梅田貨物駅は廃駅となり、ガランとした空間が広がるばかり。こちらもやがて、開発の波に呑まれていくのでしょう。


地下道をくぐり、新梅田シティへ。大阪の代表的展望スポットとして不動の地位を誇る空中庭園も、周遊パスで入ることができます。こちらの見学者も、外国人観光客が半分以上を占めているようでした。


屋上からの展望。大阪駅や阪急電車を見下ろす眺めは、鉄道模型のようで楽しめます。特に、3線同時発車で淀川を渡っていく阪急電車は圧巻。鉄橋で奏でる3重奏は、地上170mにまで響いてきます。


歩いて阪急淡路駅へ。梅田から一駅で、神戸線と宝塚線の普通電車が頻繁に発着する駅なのに、改札の前は時代を超えた空気が漂っていました。


マルーンの電車に1駅揺られ、梅田駅へ。レトロな雰囲気にあふれていた阪急百貨店の通路は、建て替えで過去のものになってしまいましたが、壮大な空間は新しいビルにも受け継がれています。


地下鉄東梅田駅へ。地下鉄の売店は、「橋下改革」の一環でコンビニに変貌。ファミマとともに運営権を手にしたのは、中国・九州ではお馴染みのポプラです。
九州でも勢力が衰えてきている印象のあるポプラ、しかも関西での知名度はいま一つだったとのことですが、地下鉄への出店は認知度向上に貢献したことでしょう。まさに、社運を賭けた出店だったのではと思います。


谷町4丁目で降りて、空堀商店街へ。小説「プリンセストヨトミ」の舞台で、一度訪ねてみたかったのです。
小説の中そのままの、庶民的な雰囲気ただようアーケード街。お好み焼き「太閤」はありませんでしたが、代わりに お洒落でちょっとお高めのお好み焼き屋で昼食にしました。


天満橋で降りて、大阪府庁へ。玄関で「我々は断じて、大阪国を認めない!」と叫んでみたい衝動を抑えつつ、並木道を歩きました。


大阪城の雄姿。ライトアップの照明に赤いセロファンをかぶせたい衝動を抑えつつ、関西弁の外人大道芸人のパフォーマンスに爆笑しました。


皇居周りに負けない、都心の緑。お堀を周回するランナーの姿も、多く見かけました。


森ノ宮から天王寺まで、JRなら1本ですが、パスを有効利用するため地下鉄乗り継ぎで移動。
天王寺では、日本一の高さとなった建設中の超高層ビル「あべのハルカス」を見上げます。こちらも展望台がオープンの暁には、周遊パスに名を連ねてほしいものです。


御堂筋線を1駅乗り、ジャンジャン街に潜入。夕方4時過ぎというのに、立ち飲み屋も囲碁センターも、おっちゃんでいっぱいです。
ディープな大阪に思わずたじろいだ我々は、観光客向けの串カツ屋でおやつにしました。まわりの店に比べればちょっと高めだったけど、それでもお手頃です。


通天閣に行ってみましたが、45分待ちの行列。翌々日の朝日新聞「天声人語」にも、ここ最近入場客が増えているとの記事がありました。船の時間も迫っていたので、1階のお土産屋で買い物をしただけで退散することに。
ただ通天閣は、外から見ても楽しい建物。たとえば足元は公道になっていたり…


通天閣本通は、キン肉マンの街として売出し中だったりします。


堺筋線、中央線、ニュートラムを乗り継いでトレードセンター前へ。


最後の「お上りさん」は、大阪府咲洲(さきしま)庁舎。かつてのワールドトレードセンターです。


巨大な超高層ビルなのに、人が少なくガランとした内部は寂しいの一言。空きテナントも目立ちます。
ただ府庁舎ですから、休日に人が少ないのは、当然といえば当然かも。


細かいことを考えなければ、現時点で西日本最高峰のビル展望台からの眺望は、素晴らしいの一言。夕暮れの大阪湾を背景に、広大な平野に広がる大阪の街並みが一望のもとです。

というわけで、3つの展望スポットに登った今回の大阪周遊。パスで使った運賃、入場料は3,050円となり、都合1.5倍分も活用しました。
遊覧船や温泉施設の入場に使えば、まだまだトクができそう。また使ってみたいチケットでした。

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1 コメント

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ね? (多分紹介した関西出身の後輩w)
2013-05-21 05:32:07
お得だったでしょー?温泉が確か2箇所入れたはずなんでそっちもオススメですな。
実は大阪って645年遷都の平城京とか平安京より古い、難波宮があった場所だったりするのです。今では跡形も無いけどwNHK大阪放送局とか、その隣の大阪城天守閣から見ると、跡地の形がちゃんとわかって、ここも昔は天皇の住まわれた場所なんだ…ってのがわかります。

そこで四天王寺ワッソとかもやってたしね。
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