年末年始の旅の目的は、震災に負けずに頑張る鉄路に乗ることでした。これから何回かに分けて、各地の「負けない鉄路」の今を記録していきたいと思います。
12月29日、旅の初日に乗ったのは、茨城県ひたちなか市を走る、ひたちなか海浜鉄道。大震災では津波ではなく、地震の揺れによる甚大な被害を受け、全線運休に追い込まれました。
もともとこの鉄道、純粋な民間の鉄道会社だったのですが、赤字による廃止の方針を受けて、3年前に地元自治体との共同出資による第三セクターの鉄道に生まれ変わったという経緯があります。それだけに、多額の費用をかけて復旧できるのか、このまま廃止になるのでは…と心配していたのですが、地元で「残そう」というコンセサンスをすでに受けている鉄道だけに、立ち上がりは早かった。
3ヶ月後にはわずか1駅間ながら運行再開、意地と再起への意志を見せ付けてくれました。その1ヶ月後の7月23日には全線再開、今はダイヤも震災前と変わらぬ姿に戻っています。
車両そのものは、各地のローカル私鉄で見られるタイプ。
でも近付いてみると、沿線の子どもたちのメッセージで埋め尽くされていました。
いつも走っているわけではないようですが、こんなレトロ車両も大切に使っています。ファンにはうれしい限り。
駅舎も大切に使われていて、古きよき鉄道のイメージを残しています。
駅名版は「デザイン」されていて、なかなか秀逸。
沿線随一の観光地でもある「那珂湊おさかな市場」は、那珂湊駅から徒歩圏内。地震と津波の被害は大きく、今もその痕跡は痛々しく残っています。
しかしこちらも、わずか1ヶ月で営業再開。年末ということで、大勢の買い物客で賑わっていました。
終点、阿字ヶ浦駅周辺も地震の爪痕が色濃く残りますが、かつては東京から直通の急行列車でレジャー客が訪れたという海岸線の美しさは、健在でした。
新しい会社に生まれ変わっても、古いものを大切にしていて、どこか懐かしい雰囲気に包まれた鉄道です。沿線の風景はありふれたローカル線なのですが、また季節を変えて訪れてみたいと思ったのでした。
12月29日、旅の初日に乗ったのは、茨城県ひたちなか市を走る、ひたちなか海浜鉄道。大震災では津波ではなく、地震の揺れによる甚大な被害を受け、全線運休に追い込まれました。
もともとこの鉄道、純粋な民間の鉄道会社だったのですが、赤字による廃止の方針を受けて、3年前に地元自治体との共同出資による第三セクターの鉄道に生まれ変わったという経緯があります。それだけに、多額の費用をかけて復旧できるのか、このまま廃止になるのでは…と心配していたのですが、地元で「残そう」というコンセサンスをすでに受けている鉄道だけに、立ち上がりは早かった。
3ヶ月後にはわずか1駅間ながら運行再開、意地と再起への意志を見せ付けてくれました。その1ヶ月後の7月23日には全線再開、今はダイヤも震災前と変わらぬ姿に戻っています。
車両そのものは、各地のローカル私鉄で見られるタイプ。
でも近付いてみると、沿線の子どもたちのメッセージで埋め尽くされていました。
いつも走っているわけではないようですが、こんなレトロ車両も大切に使っています。ファンにはうれしい限り。
駅舎も大切に使われていて、古きよき鉄道のイメージを残しています。
駅名版は「デザイン」されていて、なかなか秀逸。
沿線随一の観光地でもある「那珂湊おさかな市場」は、那珂湊駅から徒歩圏内。地震と津波の被害は大きく、今もその痕跡は痛々しく残っています。
しかしこちらも、わずか1ヶ月で営業再開。年末ということで、大勢の買い物客で賑わっていました。
終点、阿字ヶ浦駅周辺も地震の爪痕が色濃く残りますが、かつては東京から直通の急行列車でレジャー客が訪れたという海岸線の美しさは、健在でした。
新しい会社に生まれ変わっても、古いものを大切にしていて、どこか懐かしい雰囲気に包まれた鉄道です。沿線の風景はありふれたローカル線なのですが、また季節を変えて訪れてみたいと思ったのでした。
ゴールデンウイークには、海浜公園のネモフィラもきれいになります。
(吉田)
沿線の復旧も順調のようですね!ぜひ初夏から夏にも訪れてみたいものです。
「あじがうら号」が走ってくれるとよいのですが…(笑)