12月1日(土)の施術で大いに自己反省しなければならない事象が発生しました。
午後3時頃、腰痛の改善を希望され来店された50代の男性ケースです。
11月26日頃から腰痛となり、鳥取市内駅南の整形外科医院に行かれたそうですが
体操指導と湿布薬をもらったそうで一向に改善しないことから当店に来店されました。
腰痛はいつもよくあるケースであり安易に考えたのが悪かったのです。
いつもどおり、骨盤と腰椎(腰の骨)を確認し、崩れを正す施術を行ったのですが
痛みが和らいだものの依然として痛みが残っているのです。
そこで、痛みの種類を確認したところ、筋肉痛も発生していたため、お尻の筋肉
腰椎周辺の筋肉と和らげ、これで大丈夫だろうと思って、お客様に確認したところ
痛みは和らいだが続いているとのことでした。
そこで再度、姿勢チェックなどを行い、姿勢矯正を実施したのですが、痛みは相変
わらず継続しているとのこと。
筋肉痛の可能性のあるところを触診しても、「痛くありません」「なんともないです」との
回答です。
そこで、原点に立ち返り、どんな姿勢のとき、どこに痛みが発生するのか確認する
ことにしたのです。
するとようやくわかってきたのです。
・直立姿勢では痛みはない
・前屈しても痛みはない
・後屈しても痛みはない
・左側に側屈しても痛みはない
★ところが、右側に側屈すると、左臀部に痛みが発生したのです。
・そこで、仰向けに寝ていただき、下半身を左右に動かすと
・左に倒すと痛みは発生しない
・右側に倒すと痛みは発生する。 しかも体をひねることが難しい。
★結論は、左側の背中からお尻にかけての筋肉にコリ(疲労蓄積)が発生し
筋肉痛を起こしていたのです。
その部分を押さえてもご本人が、「痛みはない」とのことでしたから
見逃していたのです。
いわゆる、神経が麻痺した感じで、痛みを感じなくなっていたようです。
来店当初、お客様は、突然痛くなった。
何が原因なのか思い当たらないとおっしゃっていたのですが、
体をひねる検査を実施したことで、
・そういえば、PC2台をデスクの上に置き、主に右側に向くような姿勢で
仕事をしている。 それで、左側の背中の筋肉に負担がかかり、その
負担が蓄積され、筋肉痛となったと感じられたようでした。
ここにたどり着くまでに、約2.5時間を要したため、自宅で出来る改善
方法をお教えしお帰りいただくこととしました。
本当に大いに自己反省すべき施術でした。