何となく歩いた結果

デジカメを持って色々な場所に出没し撮影した写真を公開。最近は東京の夜と里山をメインテーマに撮影中。システム開発の話題も。

小さな旅 幕張・稲毛・検見川 海の名残

2007-09-17 11:38:47 | 小さな旅
午前中に図書館で、埋め立てが行われた頃の幕張・稲毛・検見川の写真集を見ていた。遠浅の海が続き、潮干狩りや漁業で賑わったあの街は今どうなっているのか、面影は残っているのか知りたくなり、デジカメを持って出かけてみた。

幕張駅周辺は、細い路地が入り組み、まだ漁師町として賑わっていた頃の建物も多く残っている。その中に、レトロな中華料理屋を見つけた。昔はこういう店があちこちにあったものだ、まるで30年時計が戻った気がする。


千葉街道(旧道)に出ると重厚な瓦屋根の民家が続いているのが見える。秋祭りがあるのか、各家に提灯が掲げられている。
現在の千葉街道は、海側の埋立地にできた片側3車線の立派な道となっているので、この道の交通量は少ない。旧道と埋立地の間は、若干の下り坂になっており、この辺りから干潟になっていたんだな、と想像できる。


花見川を越えて検見川に入る。以前から検見川神社を参詣してみたかったので、まず神社へ向かう。神社の手前に懐かしい「SL」マークの道路標識を見つける。
この日は32度という真夏日だったが、鬱蒼とした森の中の神社は涼しい風が通り抜けて気持ちが良かった。


神社から再び千葉街道へ出る。この辺りから高台となり、海との間は崖になってくる。右手の黒塀はクリーニング屋。


この辺りの道路の広さ、家々の造りは、海辺の村を思い起こさせ何だか懐かしい雰囲気がした。千葉市街なのに、ここだけ房総の街という感じだ。
そんな風景もつかのま、千葉街道、湾岸道路が合流し、物凄い車の騒音に包まれる事になる。


間もなく稲毛浅間神社につくが、ここは何度も来ているので素通り。しばらく歩くと黒砂浅間神社というのがあったのでここでお参り。小さい神社だ。
みどり台という新興住宅地のような場所を抜け、再び海方面へ向かう。

崖に松が生えいかにも日本的な海沿いの風景になっている場所に出た。
かつてこの下には、未舗装の千葉街道そして干潟が続いていた。図書館で見た写真でもこの付近を撮影したものがあった。
車の騒音を無理やり潮騒に置き換えると、かつての風景が思い起こされるような気になる。

この後、登戸を抜け千葉駅に向かう。千葉-幕張間で4キロ程度だろうか。
あちこち寄り道をしながら休みなしで3時間、10キロ位にはなっているか。30度以上の気温だったので予想以上にバテた。

漁師町の風情、街道沿いの風景、農村風景など思ったよりも見ごたえがある散歩になった。

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